デカい!四代目イモリウム水槽が起ち上がった、という話
約1ヶ月前に購入した四代目水槽ことアクアテラリウム600x450の起ち上げが完了しました。
かつてないサイズの水槽だっただけに先が見えなかったのですが、暇を見つけては少しずつ作業を行いようやく完成しました。
オキナワシリケンイモリたちの引っ越しも済ませた後、新居の居心地を見守っているのですが、最初はあっちに行ったりこっちに行ったり新たな棲家を確かめるべく歩き回っていました。
そこから一週間ほどしての現在ですが、これまでの水槽に比べてイモリたちが外に出ている(=姿を目視できる)機会が多くなったような気がします。
新居が気に入ってくれたのかそれ以外に理由があるのかは分かりませんが、これまで日中は隠れていることが本当に多かったので、単純に観察ができてとても楽しいです。
”レイヤー(層)”なレイアウトにチャレンジ
毎回イモリウム水槽の起ち上げにあたってはコンセプトやテーマを設けているのですが、今回のコンセプトは「レイヤー(層)」です。
過去三代のレイアウトは基本に則って手前が低く奥が高いという形でやっていたのですがそこに大きな起伏はなく、高低差はついていてものっぺりした感じの印象のレイアウトでした。
ただ、それはやはり水槽のサイズの限界というのもあり、イモリたちも最初に比べたらだいぶ大きくなったのでこれまでのサイズの水槽で込み入ったレイアウトをしてもイモリたちの身体に合わなくなってきていたのも事実でした。
そこで今回導入した600x450の水槽です。「脱のっぺり」「大きな起伏」を実現するべく、今回は高低と前後がレイヤー(層)構造になったレイアウトを目指すことにしました。
今回は大きな◯◯が主役
それを実現するためにまず導入したのが「流木」です。これまでのレイアウトは石がメインで流木は飾り程度にしか使えていなかったのですが、今回はどデカい流木を左右の壁面からドンドンと生やしました。
流木の上のスペースへもイモリたちが移動できるようにして上下二層構造にしています。
前後のレイヤーに関してやったのは左手前にある巨大な石です(写真ではあまり大きさがわかりませんが10kgぐらいあります)。その裏に重なるようにもう一段高いエリアを設けることで遠近感を出そうとしましたが、トキワシノブを植栽してしまったので遠近感が出ているかはちょっと微妙です。
見えないのが最大の欠点
石と流木だけで組んだ段階ではだいぶ殺風景な感じに見えたのですが、コケや植物を植えたことでかなり雰囲気は出た気がします。ただ、今回のレイヤー構造のレイアウト最大の欠点。それは奥に引っ込んだイモリたちが一切見えないことです。
構造の段階からこうなる予想できてはいたのですが中央奥のエリアに隠れているイモリたちを目視することはほぼほぼ叶いません。これの最大のリスクはイモリたちの健康状態が分からないことです。一匹拒食から脱しきれてない個体もいますし、最悪なケースは事故(挟まって抜けられないなど)があっても気づけません。
生体を管理する上ではかなりいただけない状態ですが、万が一目の届かないところで何かが起きたとしても基本”しょうがない”で諦めることにしました。
見えづらいのは確かですが、飼育者の目が届かないところがあってこそ初めてイモリが落ち着ける場所というのが作れるような気がするのでとりあえず今回は見えないのもあり!ということでレイアウトを完成させました。
今回は基本立ち上げ編。次回は植栽編をお届けします。