2人の幼なじみは選べない話
こんにちは、俺の名前は○○と申します
至って普通の高校生
だが俺には普通じゃない幼なじみが2人いる
一般的に見れば2人とも美人ではある
まあ見れば分かりますよ
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AM7:30
母が作っておいてくれた朝ごはんを食べていると
ピーンポーン、ドンドンドンドン
○○)は~い
ガチャ
??)おっはー!
○○)ドア叩くなって言ったろ?夏菜実
夏菜実)ごめんごめん
こいつは小西夏菜実、1人目の幼なじみ
○○)あれ?美羽は?
美羽というのはもう1人の幼なじみ
夏菜実)しら~ん、寝てんじゃん?
○○)起こしてきてやればいいのに
夏菜実)だって~
夏菜実)○○と2人がいいんだもん(ボソッ
○○)なんか言った?
夏菜実)いや、なんも~
夏菜実、美羽と俺は同じマンションに住んでいる
俺だけ1つ上の階、美羽と夏菜実は隣の部屋
○○)とにかく美羽起こして学校行くぞ
夏菜実)なんや、そんなに美羽が好きなんか?
○○)そういう訳じゃないけどさ
○○)勝手に行ったらさ美羽がうるさいだろ
美羽はクールな見た目に反して寂しがり屋なので
そういうことに人一倍うるさい
夏菜実)大丈夫やって、私が何とかしたるから!
○○)ほんとかよ
夏菜実)ほら、行くで!
○○)ちょっ、引っ張るな
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結局2人で登校した
○○)絶対美羽怒ってるよ
夏菜実)だ~いじょぶやって
ガラガラガラ
○○)あ、来た
美羽は目が合うなりこっちに迫ってきた
美羽)置いてったでしょ
○○)だって夏菜実が・・・
美羽)夏菜実がなに?
夏菜実)○○がど~しても"2人"がええって言うから
夏菜実)しょうがなくな~
○○)ちょっ、夏菜実?
美羽)○○、どういうこと?
○○)違っ、夏菜実がどうしてもって
美羽)何となく分かるよ、どうせ夏菜実が言ったんでしょ
夏菜実)あちゃ~、バレたか
美羽)まあいいや、放課後楽しみにしててね?
そういうと1人だけ違うクラスの美羽は去っていった
○○)おい、夏菜実どうすんだよ
夏菜実)まあ、何とかなるやろ
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放課後
美羽)○○、帰るよ
○○)はいはい
美羽)あ、夏菜実は着いて来ないでね
夏菜実)わかってるし~
美羽)じゃ行こっか
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美羽に連れられて来たのは駅前のパンケーキ屋だった
美羽)ん~、美味しい
○○)うん、確かに美味しいな
美羽)○○のも少しちょうだい
○○)いいよ
美羽)え?分かるよね?
美羽は口を開けて待っている
○○)はい、あ~ん
パクっ
美羽)んふふ、美味しい
美羽)ねえ、今日○○の家で夜ご飯食べていい?
○○)まあ、いいけど
○○)母さんいないから
美羽)じゃあ決まりね
美羽)今日こそ私のものに(ボソッ
○○)ん?
美羽)ほら、早く食べよ
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食べ終えた2人は○○の家に到着した
ガチャ
夏菜実)お、帰ってきた
○○)なんで夏菜実がいるんだよ
夏菜実)○○のママが入れてくれた
○○)母さん帰ってたのか
夏菜実)またすぐどっか行っちゃったけどね
そうして結局3人でご飯を食べることになった
ちなみに2人は料理ができないため○○が作ることに
夏菜実)おー、美味しかった!
美羽)うん、美味しかった
○○)そう言ってもらえて嬉しいよ
美羽)お手洗い行ってくる
○○)じゃあそろそろ片ずけるか
そう言って台所に立つと
ギュッ
○○)な、夏菜実!?
夏菜実)な、なぁ私があんたの事好きって言ったらどうする?
○○)え?そんな急に
夏菜実)あのね私、○○のことがす・・・
美羽)あ
最悪のタイミングで美羽が帰ってきた
美羽)なにしてんの・・・
夏菜実)○○にこ、告白してんねん!
美羽)な!抜け駆けするな
美羽)わ、私だって○○のことが好きだもん!
○○)そんな、美羽まで・・・
夏菜実)まあ、○○は私のことが好きなんやけどな
美羽)は?私に決まってるでしょ
夏菜実)おー!そういうことなら○○に決めてもらおうや
美羽)そうだね
2人が迫ってきた
○○)ふ、二人とも💦
夏菜実)○○?
美羽)私と夏菜実
美羽、夏菜実)どっちが好きなの!?
2人の幼なじみは選べません
end.
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