【ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022予選】誓い湿原パ(伝説不使用)

「伝説可ルールで伝説使わずにがんばってやる!」
っという気持ちで組んだ構築です。
伝説を使わない理由は『逆張り精神』以外のなにものでもないです。

これまでマジルパでいろいろがんばってましたが、対伝説だとマジルのような受動的な戦術では押し負けるだろうと思い能動的な戦術はないかといろいろ考えました。
で、ランクバトルの使用率から追い風が多そうだし、トリルはみんなやってそうで面白くないので誓い湿原で行こう!と思い立ちました。

【結果】
27戦中 12勝15敗

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【構築】

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【基本選出、運用】
先発:インテレオン、シルヴァディ
控え:シャンデラ、誰か

『誰か』の部分は高確率でホルード、次点でカプ・ブルル。シャンデラで倒せない相手を倒すのが目的。

1ターン目はみず+くさのちかい。ダメージよりも誓い成功が重要なので守られない方を狙うよう心がける。相手がねこだましをしそうなら両者守るで2ターン目に誓い。
2ターン目はシルヴァディ爆発退場。インテレオンが残っていればハイドロカノン。インテレオン不在ならシャンデラ。
3ターン目以降はとにかく誓い有効ターン中に相手を殴る!

この構築で誓いの失敗パターンは以下の通り。多いな……。
●相手が両方こちらより速くて先発どちらかがやられる。
 ザシアン、スカーフカイオーガ、レジエレキ、特性すいすい+カイオーガ……等
 レジエレキのエレキネットで素早さを下げられて隣に殴られると目も当てられない
●シルヴァディが一撃でやられる
 上記のやつらに急所に当てられたり、追い風後に高火力で殴られたり。
●誓い技が守られる
 誓い技警戒っぽい守るをされたことあるので、ダメージを意識せずに技を通すことを考えるのが大事。
●相手がいない
 誓い技を打つ相手がいないと不発になる。相手が追い風+自爆でこちらより先に両者退場しちゃうと誓い不発になるし相手の場が整ってしまう。
●いたずらごころ電磁波で痺れる
 泣く。

【個別解説】
(1)インテレオン(臆病、CS残りH)
とにかく速く!でもやられちゃダメ!ってことで御三家最速のインテレオン。持ち物は拘りスカーフにしちゃうと悪戯心追い風+隣の攻撃で倒されちゃうのでタスキ。
激流ハイドロカノンを打つ機会は結構あったので、大爆発前に相手1体倒せちゃうこともしばしば。激流+雨ハイドロカノンはHP振りカイオーガを1/2持って行けちゃうぞ!外れたら悲しい。
悪の波動は黒バド相手に。

(2)シルヴァディ(のんき、H252B148残りA110)
努力値はいじっぱりザシアン(A1段上昇)の聖なる剣確定耐え調整。S↓性格にしたのは大爆発も誓い技もダメージ少しでも上げたかったし、防御面も下げられなかったので。
持ち物の万能傘は雨時の水技、晴れ時の炎技の“ ダメージ”を1.5倍にする効果を消せるので、これを持つことで控えめ命の珠カイオーガのしおふきも確定で耐えられる(メガネ持ち相手だと46%でやられる)。
グラスメモリで草タイプになると上記のザシアンの攻撃もカイオーガのしおふきも耐えるけど、カイオーガの冷凍ビームが乱数になったり、いろんなポケモンのダイジェットでやられちゃったりするのでこうなりました。
サイコファングは壁破壊用に入れてはみたけど、爆発せずにこれやっちゃうと湿原ターン数不足になるので結局爆発後に後続アタッカーで普通に殴るのがスタンダードになりました。
カイオーガやザシアンの使用率が高いのでそればかり意識してますが、他の特殊伝説に殴られて一撃でやられることもあり(追い風珠ディアルガのダイドラグーンとか)、調整不足を感じました。

(3)シャンデラ(控えめ、C252S150残りH108)
ダイマアタッカー。特性すりぬけでオーロンゲやらに壁張られても関係ないのがめちゃくちゃ有能。
素早さは追い風時の最速スカーフカイオーガを湿原状態で抜け(実数値118)、且つその調整したアタッカーよりも速く動ける実数値119に調整。アタッカーより速くした理由は、ダイホロウで相手のBを下げた後に殴れるから。
グラスフィールド下ダイソウゲンでHP振りチョッキグラードンやHP振りカイオーガが確定1発。グラードンに関しては晴れダイバーンでも高乱数で倒せる。チョッキカイオーガは無理。

(4)ホルード(いじっぱり、A252S158残りH100)
『誰か』枠で一番採用率が高かったポケモン。素早さは上記の通り実数値118に調整。
守るの部分は最初壁破壊目的で瓦割りにしてたんですが、ランクバトルでの調整中に相手の後続からねこだましを受けて負けることが頻発したので守るを入れました。相手の威嚇でA1段下がろうが圧倒的火力で殴ってくれるので非常に頼もしい存在でした。
ただ、防御面はダメダメなので殴られたらおしまい。

(5)カプ・ブルル(いじっぱり、A252S180残りH78)
素早さは実数値118(上記)。グラスフィールドウッドハンマーでカイオーガもグラードンも確定1発!
カイオーガ、グラードンはシャンデラで対処可能ではあるんだけど、シャンデラでこいつら以外を殴る必要がありそうな場合は選出する。
ただ、グラスフィールドウドハン以外は火力不足。持ち物は火力上げるものにして守る入れた方が動きやすかったかも。チョッキはカイオーガの冷凍ビーム耐えるために持たせたけど、そもそも誓い効果中に先に動く調整にしてるんだからチョッキは良くなかったなぁ。

(6)ガラルヒヒダルマ(いじっぱり、AS残りH)
上記5匹でキツイと感じていたイベルタルへの対策として入れました……が、実際はその役割を担えてなかった。S調整してないのは特に理由はないです。ちょっとヤケクソ気味でこうなりました。
元々この枠はストリンダー入れて範囲攻撃してたんですが、この構築の戦法的に範囲攻撃より高火力で1匹確実に倒す方が重要だったのでヒヒダルマに変更しました。

【所感】
負け筋が多すぎる。
・誓い技失敗
・2ターン目終了時点で1匹も倒せていないと誓いターン数不足
 (威嚇やダイドラグーンで大爆発を弱体化されるとかなりキツイ)
・守る等によるターン稼ぎで誓いターン終了
・交替読み外すと耐えられて誓いターン終了
・技が外れると反撃に耐えられず形勢を持ち直せない

他にも、集中攻撃しないと倒せないダイマポケモン(ディアルガ等)がいると隣の攻撃でこちらのアタッカーが1匹倒され押しきれない……というのも散々味わいました。
誓いは確かに強力だけど、準備に2匹必要で4ターン(アタッカーへの繋ぎを考えると実質2ターン)と効果が短いため、今回のような誓いの効果のみに頼った構築では穴が大きすぎると感じました。後続アタッカーを誓い切れ後も十分動けるポケモンにしたり、先発でもっと火力が出せればいいけどそう都合よくいかないかな。

現実的な改善案としては、誓いをメインに据えるのではなくスタンパに誓い始動要員を入れる形に変更することかと思います。
今回は誓いの始動や誓い有効ターン中に相手を倒すことを重視したため柔軟性がなく、相手によっては成す術がない状態に陥りました。基本はスタンパとして動き、誓いがやりやすそうな相手ならそちらで対応する方が初手から詰むこともなくなりそうだなと思います。

誓いの効果は面白いので、もう少しいろいろ試したいな。

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