【ポケモンSVシーズン1ダブル】毒撒き

初シーズンで情報も何もないから好きなことをやろう!
……っということで、パワーインフレが進む昨今では少々動きづらいだろうと思いつつキラフロル先発の毒撒きパで組むことに決めました。
最終順位は13,808位。勝率はざっくり5割程度といった感じでした。

【構築】


【運用】

<基本選出>
先発:キラフロル、カバルドン
控え:カエンジシ、誰か

基本はキラフロルのキラースピンで毒を撒き、続きでステロを撒いたりして砂嵐と併せてダメージを蓄積させつつ後続のアタッカーに殴ってもらう形。
控えのカエンジシは毒が効かず数が多い鋼を上から叩くために選出することが多く、残り一枠は相手次第といった感じ。
タルップルはロトム(ウォッシュ、ヒート)や水、炎、ドラゴンタイプあたりを意識。
ヘイラッシャは積み型や物理型の相手をすること、鋼技を受けることを意識。
ミミッキュはドラゴン、悪、ゴーストタイプあたりを意識。

【個別解説】

(1)キラフロル
特性:どくげしょう
性格:ずぶとい
努力値:HP252 B252 D6
テラスタイプ:岩
技:キラースピン、ステルスロック、ニードルガード、だいちのちから
持ち物:きあいのタスキ

先発でいろいろ仕掛けるこの構築の要。キラースピンで相手2体を殴りつつ毒にして、その後ステロを撒く。
だいちのちからは毒が通らない鋼対策。C無振りでも実数値150あるので、それなりの威力になる。元々はおきみやげを採用してたけど、一番打ちたいサーフゴーに効かないし、鋼相手に放置されて最後に残されたりしたのでだいちのちからを採用。ベノムショックなら威力は出るけど鋼に無力なのは変わらないし、この構築的に削ることが重要だと感じたので攻撃範囲を広げるために今の形に。
どくげしょうによる毒菱撒きはオマケくらいの印象。毒、鋼、浮いてるやつに無効だから結構通りづらかった。能動的に撒く場合はカバルドンのじならしがあるけど、これはキラフロルが放置されたり瀕死寸前だったりした場合の措置で、常用はしない感じ。どくげしょうに頼るより、どちらかと言うとキラースピンで3体目まで毒にする展開の方が多かった。
持ち物はふうせんも試してみたけど、サーフゴーのゴールドラッシュやらグレンアルマのワイドフォースやらで倒されちゃうのでタスキ安定。

(2)カバルドン
特性:すなおこし
性格:ゆうかん
努力値:HP252 A252 B6(S最遅)
テラスタイプ:じめん
技:じだんだ、いわなだれ、こおりのキバ、じならし
持ち物:とつげきチョッキ

キラフロルの特殊耐久サポート兼蓄積ダメージ増。砂嵐にできただけで十分な仕事になる。最遅なので同時出しならコータス以外には天候を上書きされない。そのコータスはこいつを意識した後出しが多かった印象。
すなおこしと高めの耐久で相手を削れるので先発としての仕事は良くこなせた。ただ、火力はかなり控えめなので本当に“削り”くらいの感覚だった。10まんばりきがあれば……(じだんだじゃサーフゴー倒せない)
最初はじならしの枠をまもるにしていかく対策にクリアチャーム持たせてたんだけど、特殊耐久不足で行動前にやられたり、いかくが思ったより少なかったり、いかくがなくても火力不足だったりしたので今の形に。
前述の通り、じならしはキラフロルのどくげしょう発動可能なので状況次第で実行してた。

(3)カエンジシ
特性:きんちょうかん
性格:おくびょう
努力値:C252 S252 HP6
テラスタイプ:ほのお
技:だいもんじ、ハイパーボイス、あくのはどう、まもる
持ち物:いのちのたま

主な役割は鋼対策。S操作がなければ現環境にいる鋼タイプより早く動けてだいもんじで焼ける。鋼や草へのテラスタルもおおいので、それらの相手もできる。ただし耐久はめっちゃ低いので、おいかぜやスカーフなんかで上から叩かれると等倍でもキツイ。おいかぜならまもるでターン終わりを狙えはするけど……。
先発で毒やステロによる蓄積ダメージが溜まってるとハイパーボイスで相手2体を倒せたりするので非常に頼もしい(ただし感覚を誤ると倒しそこねて返り討ちに)。この点を強化するためにテラスタイプをノーマルにすることも考えたけど、鋼を確実に倒すことを優先したかったので断念。
あくのはどうはキラフロルやカバルドンが倒しそこねたサーフゴーを命中100で確実に仕留めるために(というか他に技がない)。素早いのでひるみも狙えたりする。この構築的にカエンジシはなるべく広範囲を高威力で叩きたいのでバークアウトみたいなサポートは不要と判断した。

(4)タルップル
特性:あついしぼう
性格:れいせい
努力値:HP252 C252 D6(S最遅)
テラスタイプ:ドラゴン
技:りんごさん、りゅうのはどう、ふいうち、まもる
持ち物:ハバンのみ(ドラゴン半減)

ロトムを意識して採用したんだけど、思った以上に広範囲の相手に対応できた。炎、水、草は元々の耐性で受けながら攻撃。ドラゴンはハバンで受けてりゅうのはどうで返り討ち。ふいうちで倒しそこねた相手にトドメを刺したりやられる前に削ったり。
あついしぼうのおかげで等倍狙いの炎タイプを受けながら返り討ちにする場面がとても多かった。グレンアルマはアーマーキャノン打ってきたりするので、特防下がったところにりゅうのはどう。ドラゴンテラスタルすれば炎1/4なのでコータスの炎テラスタル晴れふんかも受けて返り討ちにできる。
ただ、草とドラゴン半減の鋼や弱点のフェアリーの相手は厳しいので隣のカエンジシに頑張ってもらうしかなかった。

(5)ヘイラッシャ
特性:てんねん
性格:ゆうかん
努力値:A252 B252 D6(S最遅)
テラスタイプ:みず
技:ウェーブタックル、ゆきなだれ、ボディプレス、しねんのずつき
持ち物:オボンのみ

せいぎのこころ叩きやいかりのつぼ急所がたくさんいるかと思って採用したてんねん枠。フタを開けてみるとそいつらはほぼいなくて、積んでくるのはシャリタツヘイラッシャコンビくらいだった。努力値配分をHPではなくBに252振ったのは前述のコンボを想定していたので物理側に固くする目的で。元々HPが高いので、オボン込みで特殊の相手もできなくはなかった印象。
しねんのずつきはケンタロス意識で入れたけど、そもそもいなかった。ただ、まもるを入れると攻撃範囲が狭くなっちゃうのでフルアタ構成となった。
持ち物は最初とつげきチョッキにしてたけど、チョッキをカバルドンに持たせたくなったので耐久補完でオボンに。結果的にオボンで確定数変わることも多かったので良かった。
ウェーブタックル以外の技は弱点つかないと火力不足なのでスリップダメージ込みで戦えてる感じだったかな。

(6)ミミッキュ
特性:ばけのかわ
性格:ようき
努力値:A252 S252 HP6
テラスタイプ:ゴースト
技:じゃれつく、ゴーストダイブ、つるぎのまい、かげうち
持ち物:ひかりのこな

ドラゴン、悪、格闘の一貫性を切りたくて採用した枠。ゴーストダイブがスリップダメージ蓄積に貢献できるのも偉かった。
ただ、積むか弱点つくかしないと火力は控えめなのでこの子もスリップダメージ込みで戦う感じだった。
持ち物は半ばヤケクソ気味にひかりのこな。火力上げようかとも思ったけど、いのちのたまはカエンジシに持たせたかったし、拘るわけにもいかないし、たつじんのおびも広範囲に弱点つけなさそうだったし、生存確率上げる意味で……。今思えばテラスタルゴーストダイブすることが多かったし、火力底上げでのろいのおふだでも良かったかも。
あとゴーストいないとイッカネズミのねずみざんでわからされてしまうので、そういう意味でも重要なポジションだった。

【所感】

今回のような持久戦は火力インフレの進む最近のポケモンシリーズだと難しいかと思ったけど、案外そうでもなく戦いやすかった。今シーズンの使用可能ポケモンは比較的火力が控えめである点と、テラスタルというシステムが高火力を出しづらいものであったのがその原因と思われる。
テラスタルはダイマックスやZワザと違ってまもるで確実に防げるし、技の威力はそのままだから高火力が出せる条件は『テラスタイプが元タイプと同じで、そのタイプの高威力技を使うとき』とかなり限定的。そういう点から耐久型の運用もしやすくなっていると感じた。
パラドックスポケモンが解禁されたら状況も変わるだろうけど、それでも過去作よりはこういう構築は回しやすいと思う。今後もこういう耐久型の構築組んでみようかなって気になるね。
あと、火力もそうだけど素早さに関しても似た状況だと思う。
現状はカエンジシがかなり多くのポケモンの上を取れるので低耐久でも回しやすいけど、今後パラドックスポケモン解禁や過去作ポケモンの合流で素早さの基準が上がるとスカーフ持ちも増えるだろうし、そうなると低耐久のカエンジシは動きづらくなりそう。
その点もこの構築の運用に大きく関わると思う。
この構築で相手をしにくかったのは初手から高火力で押してくるタイプのパーティだった。
代表的なのが地面テラスタルガブリアス+サザンドラ。こちらは地面耐性に乏しいので初手からじしんでゴリゴリ削られてキラフロルはあまり仕掛けられずにやられてしまう。ダメージ蓄積がない状態だと押し負けがちなのでキツかった。
他にもグレンアルマ+イッカネズミのとんぼ弱保&くだけるよろい発動ワイドフォースとかもキツかった(イッカネズミ→イエッサン)。
いろんなポケモンが追加されたら改善して再挑戦しようかな。
とりあえず今回は以上!

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