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大学生で和柄ブランド立ち上げ!カチノデの和柄デザイナー三品もえにインタビュー

ライター・デザイナー・ビデオグラファーの複数のプロダクションから成るフリーランスクリエイター経済圏『mics(ミックス)』。WEBメディア、ブランディング、デザイン、映像など、さまざまなジャンルのクリエイティブ領域を横断して、名古屋スタートアップ株式会社、チームどみにおん、株式会社カチノデが合同で事業を行っています。

今回は、カチノデのデザイナーの三品 もえに、カチノデにジョインした経緯やこれからの目標などを聞いてみました。

三品 もえ|プロフィール
1997年生まれ、岐阜県坂祝町出身・在住。名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科4年生(取材時)。3年生のときに、和柄ブランドを立ち上げる。和柄デザイナー。

和柄の魅力を伝える和柄デザイナー

—まず、簡単に自己紹介をお願いします。
1997年1月1日生まれで、岐阜県坂祝町出身です。大学4年。名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科の4年生で、空間デザインや、ビジュアルのデザインを学んできました。

—もう卒業ですね。卒業してからは?
就活も就職もしません。しばらくは、OICX(※)で受付業務をします。あとは、学生時代につくったブランドを運営していきます。

※OICX…名古屋大学が運営する、学生ベンチャーエコシステムの形成を目的としたインキュベーション施設

—学生時代に立ち上げたブランドについて教えてください。
アクセサリーを通じて、和柄の「形」から生まれる魅力を伝えていくブランドです。

—「和柄」といえば、カラフルなイメージがあります。アクセサリーもHP
もすごくシンプルすね。

色がごちゃごちゃしていないものだったら、日常的にも使いやすいかと思って。服にも合わせやすいんですよ。

—なぜ和柄ブランドを立ち上げようと思ったんですか?
明治村でアルバイトをしていたことがきっかけです。そのときの制服が、矢絣(やがすり)の着物に紺色の袴という和服でした。お客さんからは「かわいいね」とすごく人気だったんですよ。でも、色は地味でかわいくなかったんです。だから、和服そのものというより、和柄がかわいいのかなと思って。普段着に合うようなシンプルでさりげないものを展開していけば、和柄がより身近になるのではと思い、ブランドを立ち上げました。

—販売しているアクセサリーは、すべて手づくりですか?
そうですね。レーザーカッターをつかうことが多いです。アクリルの板にレーザーカッターで彫刻して、模様をつけています。あとは、和柄が印刷されている和紙を使ったものとか。和柄のレースは工場に発注しています。

micsで受けた衝撃

—和柄デザイナーをしてきて、どんなきっかけがあり、カチノデにジョインすることになったのでしょうか?
「僕らのポートフォリオ展」という展示会に出展したことがきっかけです。そのときは就活をするつもりで、ポートフォリオを作っていて。期日とか、何かに迫られないと作らないだろうと思ったので、その展示会に参加したんですよ。

その展示会の出店者交流会で、カチノデの森さんがプレゼンをして、それにすごく興味がわいたんです。

—どんなプレゼンだったんですか?
当時森さんが手がけていた和紙の時計のことでした。和紙をレザーのような感じで使っていて。私も和柄のアクセサリーを作っていたので、何かコラボできたらおもしろそうだなと思って、声をかけたんです。

その場ではじっくりと話せなかったのですが、連絡先を聞いて、後日名駅のスタバで会うことになって。そこで、カチノデのことmicsのことを知りました。

—micsにどんな印象を持っていますか?
自分の好きなことを仕事にして、フリーランスとして活躍している同世代の人がこんなにいるんだ!ということがとにかく衝撃的で。高校から大学へ進学して、就職するという人が私のまわりには多かったので、自分もそうなるものだと思っていました。でもmicsは違う。micsの存在を知らなかったら、一生そういう人たちとは出会わなかったと思います。

オタクによるオタクのための…

—これから、どんなクリエイターを目指していきますか?
和柄のアクセサリーのデザイナーとして、身を立てていきたいです。まだそんなに売れてないし、ブランドをちゃんと確立できてないので、まずはしっかりブランディングしたいと思っています。

2020年にはオリンピックがあるので、訪日外国人も増えますよね。それに向けて、日本の文化を伝えられるきかっかけとして、ちょっとでも力を発揮できたらいいなと思っています。あとは、自分が好きなことをやりたいなとずっと思っていて。

—好きなことというと?
簡単にいうと“オタク”で、オタク向けの何かができたらいいなと。ディズニー、特撮、アニメ、ゲーム、それを原作にした2.5次元の舞台。“好き”だけをエネルギーにして活動しているオタクってすごいですよね。それを応援できるアプリや商品を作ることに関われたらいいなと思っています。

—どんな商品やアプリを考えていますか?
今考えているのは、オタグッズを交換するためのマッチングアプリです。オタグッズには、ランダム系のグッズがあって。例えば、缶バッチ。銀色の包みに入っているので、中に何が入っているかわかりません。だから、自分の好きなキャラクターのものを手に入れるために、20〜30個と買っていく人がいるんです。その中で、自分の欲しいものは5、6個しかありません。

—20〜30個買って5、6個…残りはどうするんですか?
自分とは違うキャラクターが好きな人と交換するんです。今はTwitter上やイベント会場で交換しています。それを最適化できるようなアプリがあったらいいなと思っていて。そのアプリのUIのデザインをしたいですね。だから、アプリのシステムを作れる人を探しています。

—アプリを作れる人がmicsに来てくれたら実現しますね!
そうですね。お待ちしています! (笑)あとは、micsともどんどん関わっていきたいです。今はまだガッツリとは関われていないので、mics night(※)などのイベントには、これからどんどん参加していきたいと思っています。

※mics night …月1で開催されるmicsの合同勉強会&プレゼン大会。チームの勉強会、プレゼン大会、クリエイターへのフィードバックを一夜にして行う。mics以外の人でも気軽に参加できる

micsには、多様なメンバー、スキル、ナレッジが集まっています。なんだかおもしろそう、ちょっと興味がある。そんな方は、定期的に開催しているイベントにぜひ遊びにきてください。がっつり学びたい!という方は、3ヶ月ごとに開催しているmicsインターンや、ライティングについてゼロからイチを学ぶ「初心者向けライター研修プログラム#micsschool」にぜひ参加してみてください。

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写真=杉下康平
文=吹原紗矢佳

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