ジャズった

 先日、機会があり僭越ながらジャズらせていただきました。ジャズといってもポップス的な要素もありけりのコンサートだったので、ジャズ素人どころか、ジャズに対する造詣の浅さがさながらウユニ塩湖といったところの私でも楽しめました。暗闇のなか、明かりのともるステージ。体に直接伝わる振動。思えば、感性の普段動いていない未知の部分が刺激されていた気がします。が、私のその感性はマジの未熟者のカスなので、ほとんど既知の部分の感性に無理やり変換して受け取ることしかできなかったのが悔しい。それでも十分過ぎるほど楽しめましたがね。やはり、是非ともジャズに対し適した感受性を最大限に発揮してジャズを聴ける大人になりたいと思うものです。
 楽器としては主にサックス、ベース、キーボード(ときどきボーカル)、ドラム、という構成でした。ひとつの楽器からも様々な音がして、またエフェクトなどがかかると雰囲気が一気に変わって、改めて楽器奏者の方の凄さ、そして楽器自体の可能性の広さを感じました。それから演奏方法も様々で、強弱や勢い、音色の変化はもちろん、前述した通りエフェクトをかけたり、奇怪な声で旋律を口ずさみながら演奏したり、お客さんの手拍子をひとつの楽器のようにみなして演奏する場面なんかもあったりして、そうして演奏された音にも、その演奏方法自体にも感心しました。
 あと、それにダンサーも加わってのコンサートだったので、視覚的にもさらに楽しめました。音楽がダンサーを操っているようにも、ダンサーが音楽を牽引しているようにも見えたのが印象に残っています。
ほかの感想としては、
・それぞれの服がイメージに一致していてオシャレだと思った。
・ベースとサックスの人は演奏しながら自分でエフェクトを操作してるっぽいとかきがあり、すごいと思った。自分ならそんなマルチタスクこなせるわけもなく無残に爆発するに違いない。自身の体が。
・演奏後、サインに応じている出演者同士が会話していたのだが、その会話のなかに「そのときはまだ日本にいるから〜」というフレーズが当たり前のように出てきてて改めて凄さを実感した。
などがあります。なかなか聴く機会のないジャズですが、今回このような形で聴けてよかったです。
 終わりです。拙い文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

それっぽいフリー画像にそれっぽい編集を施せば
お洒落なコンサートのポスターっぽく見えるのでは?
という検証のコーナー
説立証ならず


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