【番外編】新型コロナウイルスの正しい怖がり方

こんばんは、そふぁーです。
お叱りを受けそうですが、ちょっとお付き合いください。

新型コロナウイルスは怖いのか。
なぜ医療従事者の反応が冷ややかなのか。
正しい怖がり方は何か。

その辺りを IBD と絡めながらお話していきたいと思います。

1.そもそも感染症ってどう感染するのか

 まず、一口に「感染」と言っても細かいことはご存じないかもしれません。症状が無くとも病原微生物を体内に有している不顕性感染から症状が出ている感染症まで様々な様相を呈します。

2.新型コロナウイルスは怖いの?

 現段階では分かりません。感染症専門医の意見やWHO、厚生労働省の意見が適切と思いますが、厚生労働省は相変わらず見難い。
 ざっというと「多少怖いがパニックになるほどのものではない」です。

3.なぜ医療従事者の反応が冷ややかなの?

 簡単にいうと、巷にあふれている対策や要望が的外れすぎて疲れているというのが実際だろうと思います。
・不顕性感染が認められる(症状が出ない人がいる)
・中国が発表する前の時点で人の移動が極めて多い(感染症で異常が報告されるのはほとんど重篤な例が出てから。すでに不顕性感染者は多数いると考えて良い)
 この時点で封じ込めなど不可能に近いです。各国がいまさら渡航者制限すると言っていますが、すでに国内に多数の不顕性感染者(中国人以外にも十分可能性があります)が居ることが予測され、おおよそ効果のほどは予想がつきます。
 今必要な対策は、外出後のうがい手洗い、咳エチケットの徹底でしょう。もうちょっと細かく言えば、汚染している可能性が高い不特定多数の人がべたべた触るところを触った後は、口元などに触らず手指衛生(擦式アルコール製品で良い)といったところでしょう。

4.正しい怖がり方とは

 新型といってもコロナウイルスである事は変わりありません。
 まず、エタノールが効果があります。
 手指衛生も効果があります。
 ここで、必要な【怖がり方】とは怖い怖いといって不安になる事でも、マスクを買いだめることでも、外を眺めて無聊を決め込むことでもありません。
 感染症の対策としてスタンダードプリコーションという概念があります。IBD患者のうち免疫抑制剤やステロイド、バイオを使用している方は感染リスクが上がります。
 こうした方に家族が触れる際は、その概念から一部抜出し
・事前に手洗い
 さらに日常では
・手洗い:料理の前後、トイレの前後、外出の後
・うがい:外出の前後
 これの遵守だけでも効果はあると言えます。ちなみに私の対策は職場ではもちろん基本スタンダードプリコーションの遵守、帰宅後のお風呂と歯磨きうがいです。
 マスクですが余程のことが無い限りは職場でも複数回変えたりはしません。

 どうか余計な不安を持つよりも、常日頃から感染症について学びを深め正しい医学に触れることを意識してみてください。

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