新年のご挨拶

皆様、新年を無事に迎えていらっしゃる事を心からお慶び申し上げます。
もちろん、様々なご事情はあるかと思いますが、それでも命を繋いで今を生きていることに喜びを感じざるを得ません。

旧年中は、本当に色々な事がありました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、医療の逼迫度合いは日に日に強くなっています。一部では、大半の医療は暇で一部だけが逼迫している等というご指摘もあるようですが、素人の方がどれ程嘯こうとも現実として通常診療に影響が出ている以上、決して医療が楽をしているわけではないという事は予めお伝えしたいと思います。

また、昨今の世相にも非常に憂いを感じております。
先日の箱根駅伝をニュースで少し拝見いたしましたが、例年の15%ほどとはいえ、非常に多くの方が外出されていることに懸念致します。選手の皆さんが会場に赴かず、ディスプレイなどで現場を応援している中で、大人たちはどのような姿を若者たちに見せているのでしょうか。

と、愚痴は尽きないものの、新年から愚痴ばかりというのも今年の福が逃げそうで宜しくありません。

IBD 界隈では、このコロナ禍で壁はまだ多くあるものの良い研究が次々に進められています。医歯薬看栄に止まらず、多くの研究者が IBD に関する研究に参画していることを強くお伝えいたします。

また、診療技術の改善も着実に進んでいます。
時間があるときにいくつか紹介致しますが、2020年も診療最適化の歩みは全く止まることなく進められています。特に、近年はAIによる診断補助技術の進歩が目覚ましく、臨床に出るまでの時間はもう少しかかると思いますが、特に鑑別困難な例や、見落としやすい小さな病変などを着実に拾い上げるという面において、非常に期待が持てる研究結果が複数出ています。

皆様にとって、今年が良いものであることを強く祈ります。

追伸;

 note はコメント機能がないという事を知りましたので、もしかすると違うブログサイトのようなものに移るかもしれません。

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