大阪杯～牝馬の狙い方

過去20年で牝馬の複勝率は40％と優秀

大阪杯は牝馬が好走するイメージを個人的に持っている。

• 22年レイパパレ2着

• 21年レイパパレ1着

• 20年ラッキーライラック1着

• 20年クロノジェネシス2着

この3頭が記憶に新しいが、思いのほか牝馬の出走数は少ない。G1になってからの過去6年で9頭、G2時代を含む過去10年で16頭、過去20年で20頭とわずかである。今回はサンプル数を多くするため、過去20年で好走する牝馬の共通点を探ってみた。

秋華賞1着または前年エリザベス女王杯の連対馬を狙え

過去20年に出頭した牝馬20頭は下記の通り。

22年 レイパパレ 2着
22年 ステラリア 8着
22年 アカイイト 10着
22年 ウインマリリン 16着
21年 レイパパレ 1着
21年 グランアレグリア 4着
20年 ラッキーライラック 1着
20年 クロノジェネシス 2着
18年 スマートレイアー 9着
16年 ショウナンパンドラ 3着
16年 ヌーヴォレコルト 6着
16年 タッチングスピーチ 9着
15年 ラキシス 1着
15年 ショウナンパンドラ 9着
14年 メイショウマンボ 7着
13年 ヴィルシーナ 6着
09年 カワカミプリンセス 3着
08年 ダイワスカーレット 1着
05年 アドマイヤグルーヴ 4着
04年 アドマイヤグルーヴ 7着

この20頭を調べたところ、馬券内に来たレイパパレ以外の6頭は「秋華賞1着または前年エリザベス女王杯を連対」していることがわかった。

22年 レイパパレ 2着
（前年エリザベス女王杯6着）

22年 ステラリア 8着
（秋華賞6着　前年エリザベス女王杯2着）

22年 アカイイト 10着
（前年エリザベス女王杯1着）

22年 ウインマリリン 16着
（秋華賞15着）

21年 レイパパレ 1着

21年 グランアレグリア 4着

20年 ラッキーライラック 1着
（秋華賞9着　前年エリザベス女王杯1着）

20年 クロノジェネシス 2着
（秋華賞1着　前年エリザベス女王杯5着）

18年 スマートレイアー 9着
（前年エリザベス女王杯6着）

16年 ショウナンパンドラ 3着
（秋華賞1着　前年エリザベス女王杯6着）

16年 ヌーヴォレコルト 6着
（秋華賞2着　前年エリザベス女王杯2着）

16年 タッチングスピーチ 9着
（秋華賞6着　前年エリザベス女王杯3着）

15年 ラキシス 1着
（前年エリザベス女王杯1着）

15年 ショウナンパンドラ 9着
（秋華賞1着　前年エリザベス女王杯6着）

14年 メイショウマンボ 7着
（秋華賞1着　前年エリザベス女王杯1着）

13年 ヴィルシーナ 6着
（秋華賞2着　前年エリザベス女王杯2着）

09年 カワカミプリンセス 3着
（秋華賞1着　前年エリザベス女王杯2着）

08年 ダイワスカーレット 1着
（前年エリザベス女王杯1着）

05年 アドマイヤグルーヴ 4着
（秋華賞2着　前年エリザベス女王杯1着）

04年 アドマイヤグルーヴ 7着
（秋華賞2着　前年エリザベス女王杯1着）

3-2-3-7で勝率20%、連対率33%、複勝率53%と「秋華賞1着または前年エリザベス女王杯を連対」していた馬の成績は極めて優秀だ。

今年の牝馬について

今年出走予定の牝馬は下記の3頭。

ジェラルディーナ
（前年エリザベス女王杯1着）

スターズオンアース
（秋華賞3着）

マリアエレーナ

前回の記事でいったん消したジェラルディーナが今回の分析で浮上してきてしまった・・・。

スターズオンアースは秋華賞で出負けて後方からの競馬で、最後内を捌いてきての3着。普通にスタートを切れていたら勝てていたと考えると、消すのは難しい。

マリアエレーナについては前走の金鯱賞では馬群に包まれて何もできずの8着、小倉記念ではジェラルディーナを破って勝っているだけに、今回の条件に合っていないからといって消すのは難しそうだ。

ちなみに条件に合致せず好走したレイパパレはこのレースに好相性のディープインパクト産駒で母父クロフネ、2つ前の記事で熱いと書いたノーザンファーム生産馬。マリアエレーナは父クロフネで母父ディープインパクトと、血統構成は対になるがノーザンの馬ではない。またレイパパレは1度目の大阪杯まで阪神成績が2-0-0-0と抜群で、マリアエレーナは0-1-1-1（稍重の京都記念で8着に敗れている）。マリアエレーナはこの差を覆せるだろうか。

調べた結果どれも消せないという結果に・・・。これは参った。

今回はこの辺で。
次回はこれまでに挙げなかった登録馬を見ていきたい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。