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大阪杯~ノーザンファームの攻勢

ノーザンファーム生産馬の大量投下

大阪杯に出走したノーザンファーム生産馬の成績(過去10年)
6-3-4-37/50
勝率12%、連対率18%、複勝率26%、単勝回収値225、複勝回収値100

複勝率26%、ノーザンなら普通かなと思う人もいるかもしれないが

22年ポタジェ
21年レイパパレ
20年ラッキーライラック
19年アルアイン
18年スワーヴリチャード

と直近5年間はノーザンが5連勝中と絶好調。
出走頭数もG2時代は

13年:2頭
14年:2頭
15年:5頭
16年:2頭

と控えめだったが、G1になってからは

17年:5頭
18年:7頭
19年:7頭
20年:7頭
21年:6頭
22年:7頭

と明らかに出走頭数が多くなった。

また昨年はポタジェ、レイパパレ、アリーヴォとノーザンワン・ツー・スリーが決まった。勢いは増すばかりだ。

そして今年は8頭が特別登録されている。今回はノーザンファーム生産馬の傾向を調べてみよう。特別登録8頭の分析は次回にて。

抑えるのは1桁人気

馬券になった13頭を1~9番人気、10番人気~でまとめると次の通り。
1~9番人気:6-3-4-28/39
10番人気~:0-0-0-0/11

実績のあるノーザン生産馬ということで人気になりやすい馬が多いがさすがに2桁人気は厳しいようだ。

ただ昨年のポタジェ(8番人気)、アリーヴォ(7番人気)、19年のアルアイン(9番人気)とオッズに妙味がある馬もいるので非常に面白い。

「若さ」が大前提

4歳 :2-1-4-12/19
5歳 :4-1-0-12/17
6歳 :0-1-0-8/9
7歳~:0-0-0-5/5

3~5戦    :1-0-0-0/1
6~10戦  :1-1-4-12/18
11~15戦:4-1-0-11/16
16~20戦:0-0-0-6/6
21~30戦:0-1-0-7/8

大阪杯は4歳・5歳が主役のG1だ。
キャリアも15戦以内が目安となりそうだ。

最も熱いのは金鯱賞組

参戦過程を見たときに、最も期待値が高いのは金鯱賞組だろう。
過去10年の前走金鯱賞組:3-2-1-19/25

ノーザン生産馬に限ると
3-2-0-5/10
複勝率が24%から50%にハネ上がる。

参戦過程で多いノーザン生産馬の京都記念組と比べても0-1-1-9/11(複勝率18.2%)で差は歴然だ。

ただ中2週というローテになるため、若い馬でないと厳しそうだ。
今年だと7歳馬のヒンドゥタイムズは2月の小倉大賞典から、同じく7歳馬のヒシイグアスは1月の中山記念からと、ゆったりとしたローテになっていることがわかる。

今回はこの辺で。
次回は今年特別登録されている8頭を見ていきたい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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