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有泉汐織「盛りだくさん河津」(1日目)

自己紹介

こんにちは、有泉汐織と申します。
日々の中でなんとなく気になったこと、なんで気になるのか、どういうことなのか、などを身体を通して思考しています。
ジャンルとしては身体表現、舞踊、ダンス、です。

新作の創作に取り組んでいて、テーマは名前とアイデンティティの関係についてです。
と書くとなんだか堅苦しいのですが、きっかけは街路樹の樹名板です。

こういうやつ

この樹じゃないのですが、妙に気になる街路樹がありまして
この樹を表すのに学術名でいいんだろうか、とか
樹名板があることで人は葉っぱや幹などこの樹そのものを見なくなってしまわないだろうか、とか
そもそもこの樹はこうして名前を公表させられることをどう思ってるんだろうか、とか
そこから、名前が性格に影響するかとか、ラベリングとか、社会的役割とか、知らないところで実名が晒されることへの恐怖とかに思考が及び、作品のテーマにすることにしました。

今回、マイクロ・アート・ワーケーションへはこのテーマのリサーチと、
個人的な話ですが4月から静岡に移住し、静岡のことをもっと知りたいという思いで応募させていただきました。
地名とかその由来やそれにまつわる昔話とか、をリサーチしたいと思っています。
名前に関するアンケートも実施していますのでよろしければ是非ご協力いただけますと嬉しいです!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf88MY2tslSJ5OaGkx_-vUFpLbeT4BH86J7XXVs7bJrkDKviw/viewform?usp=sf_link

河津へ


踊り子号で河津へ
一面海の窓

旅行にいくのとはまた違う心持ち。
私は父の仕事の関係で小・中学校で合わせて3回転校を経験しています。
これから私は“よそ者”として河津という町に行くんだ
転校する時と似た緊張を味わいながら向かいました。

到着してからはとにかく盛り沢山な1日でした。
河津茶屋かわちゃさんでサザエ丼をいただいて、
子守(ねのかみ)神社、旧天城トンネル、大滝(おおだる、河津七滝の一つ)、伊豆オレンヂセンター、栖足寺(せいそくじ)へ…

旅人のみんなで伊豆オレンヂセンターのノートに書いたよ
栖足寺
天井画は家紋の元になっている植物がモチーフだそうです

そして、子守神社で大鍋区区長の平川さんにお誘いいただいて10月15日に行われるお祭りで奉納される神楽の練習会を見学させていただきました。

恵比寿舞の練習
同時にお囃子の練習

舞も音楽も楽譜などは無く全て口伝で継承されているとのこと。
お弟子さんをとって次の世代に継承していくそうです。

舞は全部で8つ。
芝踏舞、御姿舞、翁舞、天狗舞、恵比寿舞、稲荷舞、山之神舞、御巫舞
お祭りの日は全部通して、朝から15時頃まで続くそうです。

古い資料も見せていただきました。

御姿舞の指示書

超シンプル…!
さらに古い資料も見せてくださった。

(たぶん)御姿舞

こっちの方は何やら詳しく書いてある、が読めない
(右の手を持ち左の手をわきの…?)

熱い平川区長

こんな感じで夜まで河津を満喫させていただきました。
河津町役場の和田さん、遅くまでありがとうございました!

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