見出し画像

Yoko Ichikawa「海辺でカメを頬張る(6日目)」

御前崎滞在も6日目となり、月日の早さを感じる。7日目は都合で早くに出発するため、to do リストを制覇しようとレンタカーを走らせた。


サラブレッドからロバまでさまざまな馬が出迎えてくれる
可愛らしいドンキーとミニュチュアホース

まず最初に、ずっと気になっていた乗馬クラブを尋ねた。パロミノの乗馬クラブには60頭ほどの馬たちがおり、体験乗馬ができるほか、クラブ内を自由に見学できる。残念ながら乗馬は叶わなかったが、愛らしい馬たちが出迎えてくれた。都内は乗馬できる場所が少ないため、こういった場所があるのは地方の強みだと思う。

馬を愛でた後は、海辺でサイアノタイプ(青写真)の試作品を制作した。サイアノタイプとは、古典的な現像手法の一つで鉄銀の化学反応を利用して現像する日光写真だ。日光が当たった部分は深い青色に染まり、当たらない部分は白く残る。

波を利用したサイアノタイプ

物体やネガで試したことはあるが、せっかくであれば波を利用しようと、マリンパークで実験した。

途中、波と岩に挟まれてびしょ濡れに。

自由気ままにやってたら、波と岩に挟まれるハプニング(?)があり、足下がびしょ濡れになった(結果的に海に入れたからよしとする)。

波はコントロールできないので調整が難しいが、思っても見ない像がでて楽しかった。試作品を乾かしている間にご当地スイーツを食べた。海辺で食べる亀饅頭は最高だった。

作品が乾くのを待ちながら亀を貪る

最後に、なぶら館2階のコワーキングスペース「UMI KAZE BASE 」を利用した。ドロップインで使用でき、海が一望しながら仕事ができる。コーヒーなども無料で使い勝手がよかった。利用者も少ないとお聞きしたがサーフィンを楽しみながら仕事をしたい層には、よいスペースなのではないだろうか。

学生や子供連れに貸し出したりもできそう。イベントもできると思う。

夜は、アーティストたちだけでフェアウェルパーティ(?)を行った。当初、他の参加者の方と交流するのはほとんどないかと思っていたが、思った以上に一緒に過ごす時間が多く、さまざまなお話をさせていただいた。

よくよく考えたら異業種交流のようなメンバー。

お二人とも全く違う分野で活躍されているので、聞く話全てが新鮮だった。また、好き勝手に集まった会だったが、ホストにご当地グルメを差し入れしていただき、御前崎の皆さんの温かさを改めて感じた。最終日にふさわしい締めになった。

自分の活動や今後を考えるとても良い機会を頂戴でき、お二人には心から感謝している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?