射手座新月×皆既日蝕のマントラ瞑想

みなさんはMonarche(モナーク)という蝶をご存じでしょうか?
旅する蝶として知られる、オレンジ色の美しいパターンの羽を持つこの蝶は、なんと、北アメリカ、カナダから南アメリカのメキシコまで数1000kmの大移動をするのだそうです。

寿命は9ヶ月!
他の蝶々の約12倍というのも驚きです。
それだけの長距離を飛ぶのですから、これだけのいのちの拍が必要なのですね。

一度も行ったことのない遠い場所へも、迷うことなく飛んでゆくことができるのは、そのインナーコンパス(内なる羅針盤)にしたがってゆくからだと言います。

それは、きっと、言い換えるのならば、
「個体」を超えて、エンシェント=先祖代々から伝わるDNAの記憶。
Monarchという蝶の種族としての、集合的無意識に記憶された地図、
とも言い換えることができます。

でも、この「インナーコンパス」を持っているのは、モナーク蝶だけだろうか?

「いいえ、人間のわたしたちにもきっと」

縁あって、先月、わたしは部屋で、3羽の蝶をさなぎから孵(かえ)す機会に恵まれたのでうすが、その神秘的なメタモルフォーゼを見守る内に、そんなふうな確信にも似た想いがわたしのハートに湧いてきたのでした。

そして、わたしがささやかながら、自身のワークとして続けている、この「新月のマントラ暝想シリーズ」は、まさに、ご縁のあるみなさん、一人ひとりが、ご自身の「インナーコンパス」に氣づき、つながり、その磁力の導くままに羽ばたくきっかけになればいいなぁ、という祈りが込められています。

今月は、12月4日の土曜日、日本時間の午後、4時ごろに、射手座で新月を迎えます。
特に、今回は、前回、11月19日の牡牛座満月の部分月食を引き継ぎ、皆既日食を伴う特別な新月。

まず、お伝えしておきたいのは、日蝕というのは、私たちに最も影響力のある太陽と月、そして私たち自身のホームである地球が一直線に結ばれた状態であり、心の中で描くこと、ヴィジョンが三次元の現実へと最も具現化しやすいタイミングであるということ。

同時に、陰陽が極まる時なので、じぶん自身の中にあるシャドウ「影」が表に現れやすい、とても繊細な状態でもあります。

だからこそ、今、瞑想を深め、じぶんの内なる羅針盤(インナーコンパス)としっかりとつながり、本来、魂が向かいたい場所、ヴィジョンを定める必要があるのです。

射手座のテーマは、「冒険」「自由」「境界線を超える」「真実の探究」「次元超え」
そう、射手座は、その名の通り、今いる次元(つまり固定観念や常識、これまでの様式)をやすやすと超え、魂が求める真実を真っ直ぐに射抜く力強い魔法を持っています。

今回、テーマに選んだマントラは、日蝕×新月という強力な浄化エネルギーを最大限に活かしきるための、死と再生、破壊神、シヴァ神のマントラです。

この「破壊」というのは、もちろん、ネガティブな意味ではなく、新しい世界を創造するための「清算」。

私たちは、この一つの人生において、実は何度も「変容」という名の「死」を体験します。
その度に、私たちは、パラレルに存在する世界を自らの意識で選び取って行くのです。
シヴァ神は、Unlimited consciousness 【無限の意識】そのもの。
Om Nama Shivay.
この言霊は、過去の囚われから築かれた意識の檻を破壊し、わたしたちが新しい次元の扉をひらくための、しなやかで寛容な意識状態へのチューニングをたすけます。

最後に、皆既日蝕のエネルギーがもたらす影響、エネルギー、体験は、一夜限りのものではない、ということを覚えておいてください。
ここで育まれた磁力は、サスティンのかかった音楽のように、向こう6ヶ月、さらにはこの先の人生に大きな揺さぶりをかけるうねりとなるでしょう。

ぜひ、こちらの瞑想動画を繰り返しご覧いただき、あなた自身のメタモルフォーゼ「大変容」にお役立ていただけたら、幸いです。

Hari Om Tat Sat
真実、われ、それなり

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