【RollerMouse Mobile】ローラーマウスよデバイスは快適か?

【はじめに】HHKB Studioの方が良い…?

この記事を見ている方は個性的なガジェットの魅力に惹かれたのかもしれない。HHKB Professional HYBRID Type-Sを既に持っている著者はこのマウスの個性が刺さり購入したが、こういった強いキーボードを持っていない方はHHKB Studioだけを購入する方が良いだろう。
HHKB StudioはHHKB Professional HYBRID+ RollerMouse Mobileと比べて
・価格が安い(4万円 vs 7万円)
・乾電池を4個設置できる、バッテリー管理が楽
(単3乾電池×4 vs 単3乾電池2個、リチウム電池)
・マウスとキーボードが一体化している
・キーボードの端にスチャーパッドと呼ばれるセンサーを4つ搭載
・Cherry MX軸
といった利点があり、HHKB Studioは非常に実用性の高いキーボードだ。
この後短所について紹介するが、RollerMouse Mobileはまだ未熟な点が多くて安定した動作を求めるなら正直HHKBで完結させる方が良いのかもしれない。ちなみに現時点で著者はHHKB Studioを持っていない。



【RollerMouse Mobileの長所】

手の移動が少なくなった

このマウスの最大の特徴といっても過言ではない。将来のマウスはマウスの作業に切り替える際は利き手全てを使わなければいけないが、ローラーマウスの場合は親指か人差し指を少し伸ばせば楽々使える。キーボード操作はリストレストのように扱えるのでマウスが邪魔になる事もない。

外出先でも持ち運びして使える

外出先といえば電車による通勤中の使用だ。検証として新幹線とミニ新幹線に乗る事にした。RollerMouse MobileとHHKBとiPhone 15 ProをE7系、E6系、N700系電車で設置できた(設置は完了したのだが、肝心の作業を用意していなかったのでRollerMouseは使わなかった)。ミニ新幹線では揺れる事も多かったが、落ちる事もなかった。しかし、スマホやタブレット端末などの置き場が狭いので対策を考える必要がありそうだ。

コピペ操作が楽

ボタン1つでコピペができてとても快適だ。マウスを使い特定の文章をコピペをする際にこの機能が遺憾なく発揮する。
コピペをするために手をキーボードに移す必要が無いし、その分快適に作業をする事ができる。もちろんドライバソフトで別のキーに割り当てる事も可能なので、よく使うキーを割り当てて作業の効率化を目指す事だってできる。

【RollerMouse Mobileの短所】

ローラーバーの位置を把握する必要がある

たまにローラーバーを動かそうとするとローラーバーが反対側にあって二度手間になる事もある。そのためマウスの位置を相対的に把握しながら操作を行う必要がある。

ローラーバー操作の誤反応がたまにおきる

偶にローラーバーを端まで動かした後に制御が効かなくなり縦軸しか動かせないなどの現象が起き、著者を悩ます原因になっている。反対側までバーを移動させると直ったりするが、別のマウスを使って軌道調整をしないと直らない時もある。

マウスホイールが敏感すぎる

長い縦移動をする時やURLを新しいタブで開く際に便利なマウスホイールだが、このマウスホイールはかなり軽めに設計されている事がわかる。たまに押下を除き反応しない事がある。これに関しては不明だが、いざ使いたい時に反応しないのは不満だ。

まとめ

全体的にボタンが優れておりリストレストとしては最高の製品だが、ポインティングデバイスとして未熟である事が分かった。マウスとしてこの製品を買う方は事前に調べてから購入すると後悔しないで済むかもしれない。
そういった癖の強いデバイスを無闇におすすめするのも嫌なので、最初にHHKB Studioをおすすめした。


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