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番外編 購入した株を紙くずにした話

こんばんは。Mickey★です。

お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放され、自由を獲得できる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

失敗から自分の勝ちパターンをみつける

株式を始める時に本やインターネットで調べると思いますが、だいたい、「月●万円を稼ぐ」とか「●万円が株式投資で●億円を稼ぐ」といった成功事例は多くでてくると思いますが、失敗事例については語られない傾向があると感じています。
でも、投資の世界はゼロサムゲームですので、全員が勝ち続けることはありません。また、株式投資で約50億円の資産を保有している有名なテスタさんでも勝ち続けている訳ではなく、損失を最小限にして、トータルで勝つということで資産を形成しています。
継続的に勝ち続けている人は、この損切りがうまい人と言えます。
こういった人たちも最初からうまくいっている訳ではなく、失敗をして、その要因を分析して次に生かし続けていると思います。
そして、このように上手にリスクを取っている人とは別に、一発勝負に出て失敗して投資の世界を去る人もでていると思います。

これから株式投資を始めようとする人たちが同じような失敗をしないために、過去の失敗事例を紹介していこうと思います。

今日は、過去に買った株式の企業が倒産してしまい、お金が全てなくなったお話をしようと思います。

インデックスの株を買う

私がこの会社を知ったのは、親からの情報でした。
この時代では珍しく、女性の社長が経営しており、ネットビジネスで脚光を浴びていました。
この頃は、ジャスダックの値動きが大きく、インデックスも株価が上昇しており、この時にこの株を買うか、サイバーエージェントの株を買うかで迷い、2005年8月にインデックスを買いました。
インデックスは、2005年9月に株式を1株を2株に分割をしており、この時に保有している株式が分割されることで1株あたりの金額は下がりますが、2株もっているという状態になります。

塩漬け株に・・・

インデックスは2006年4月をピークにその後は下降し、1年後には27%減、2年後には68%減という状態になります。
ここまで金額が下がってしまうと、売りに売れなくなり、保有し続けることになります。
この時は、『持っていれば、いつかまた上がるかもしれない』という淡い期待を抱いていました。

粉飾決算報道→倒産→上場廃止

2013年6月12日にインデックスが粉飾決算をした疑いで証券取引等監視委員会による強制調査を受けていることが明らかになり、大阪証券取引所はインデックス株の売買を停止しました。
インデックスでは実体のない関連会社で架空の取引を繰り返す「循環取引」で売上を水増し、有価証券報告書にうその記載をしていたとのことで、結果的に6月27日に負債額245億円で倒産し、7月28日に上場廃止となりました。
2014年5月には会長と社長が粉飾決算容疑で逮捕されており、判決結果は有罪となっています。

私は元々、1株を約30万円で購入しており、粉飾決算の報道が出た時点の株価が1,320円でしたので、売る気にもなれず、結局、30万円が0円となってしまいました。

既に上場廃止となった企業の株価チャートは表示されなかったので、過去の株価を元にグラフを作成しました。このグラフは、2001年4月の上場時に1株を購入していた場合を想定して作成しています。そのため、途中で何度か、株式分割をしているのですが、元々の1株が2分割になった場合、2株を保有する形となるので、2株の総金額で算出しています。

インデックスの1株あたりの金額推移(2001年4月に1株購入したと想定)

失敗の原因

失敗の要因は、知識や経験不足というのもありますが、大きくは以下の3つだったと認識しています。

1.株価のチャートだけを見て、会社情報を調べていなかった
2.株価の変動を適切にウォッチしていなかった
3.マイナスとなった時に、どこで「売るか」を決めていなかった

この経験から新興市場株は買わないと決意をするのですが、昨年、注目していた会社で今後の見通しも良いと予測して東証マザーズの株を購入し、損失を出しています。昨年度は、新興市場自体が全体的に悪く、どれを買っても軒並み下がるという状態だったため、新興市場全体の動向をウォッチしていなかったことが要因と分かります。(この株については別の機会に紹介します。)


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