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#32 はじめて学ぶFX投資

こんばんは。Mickey★です。

お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放されて幸せになれる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

今日は、初めての方向けにFX投資の基礎知識について、ご紹介します。

FX投資のメリットと発生するリスク


FX投資のメリットは、①少ない資金から始められる、②土日を除いて、24時間取引ができる、③取引の手数料が安いという大きく3つのメリットがあります。
私は、FX取引はドル円でしか行っていないため、ドル円に限った傾向でお話しすると、全体の期間で80%くらいはある一定の値幅で変動しており、20%くらいは「うわーっ!」となるような大きな価格変動を起きていると思われます。
この大きな価格変動が起こるのは、為替変動が主となりますが、その他にシステムが停止して取引が出来ない、マイナーな通貨を売買している場合、売買が集中すると思い通りに売買が出来ない、金利変動による金利差で差額を支払うというようなことが発生します。
地政学リスク等で発生する価格変動は予測できないものの、価格変動が起きる可能性があるパターンというのがあるので、それを把握しておくとリスクを抑えることはできます。

取引する通貨ペアの選び方

FXは2つの通貨間での為替の差額で儲けるしくみのため、どの通貨で購入するかを選び必要があります。
様々な通貨がありますが、取引量が多く取引をする参加者が多い通貨をメジャー通貨と呼び、取引量が少なく取引をする人が限定的なものをマイナー通貨と呼びます。
初めて取引をする人は、メジャー通貨で取引をした方が良いです。
それなりに儲けたい場合は、通貨同士の変動率も踏まえると良いと思いますが、変動率が大きいということは、儲ける可能性が高くなると同時に損失を出すリスクもあります。
FXの場合は、大幅に下がった場合に自動的に売買をされるロスカット(強制退場)という仕組みがあり、株式のように塩漬けで持ち続けることができず、借金を負う可能性があるため、それを踏まえた上で通貨ペアを選んでください。
初めての人は、ドル円、ユーロ円、ユーロドルから始めるのが良いと思います。
逆にポンド円や豪ドル円は下の表でも分かる通り、かなり値幅が大きいため、それなりに取引に慣れた人向けと言えると思います。

主な通貨ペアのボラティリティー(引用元:SMBC日興証券会社)https://www.smbcnikko.co.jp/products/fx/knowledge/002.html

取引方法

FXは、「買い」と「売り」の両方で取引をすることができます。
購入したものを1日のうちに売買する場合は、考える必要はありませんが、数日に渡って保有する場合はスワップポイントにも気を付けた方が良いです。
スワップポイントとは、購入した通貨を翌日に繰り越す際に発生する金利の差額のことを言います。
2つの通貨のうち、金利が低い通貨で金利が高い通貨を購入する場合は金利を受け取ることができますが、金利が高い通貨で金利が低い通貨を購入すると、金利の差額を支払う必要があります。
自分が購入する通貨のポジションによって、プラスの場合とマイナスの場合がありますので、確認しておきましょう。
下表は、楽天証券の主な通貨ペアのスワップポイントとなります。
なお、スワップポイントは、日々変動しています。

主な通貨のスプレッドとスワップポイント(引用元:楽天証券)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fx/charm/commission.html


忙しい人でもできる取引方法

毎日、為替のチェックをする時間が無いという人は、次に紹介する注文方法を使うことでリスクを抑えて取引をすることができます。


IFD注文

IFD注文とは、「If Done(もし約定したら」の略で、新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法です。
具体的な注文方法としては、「もし1ドルが100円になったら新規で買い、その後1ドルが101円になったら決済したい」もしくは、「もし1ドルが100円になったら新規で買い、その後1ドルが99円になったら決済したい」という2パターンで購入するケースがあります。

この注文方法で注文すると、以下のようなデメリットが発生する可能性があります。
この方法では、売りの注文が1種類しかできないため、何かあった時のためにリスクヘッジで購入金額より〇円下がったら「売る」という形にして、夜等の隙間時間に上がっていたら、「売る」という方法を取る形になります。
因みに、新規で購入が出来ない場合は、決済注文は発動されません。

IFD注文のパターン


OCO注文

OCO注文とは、「One cancels the other(どちらかが約定したら、もう一方をキャンセル)」の略で、為替が上がった場合と下がった場合の2つの注文を同時に出しておき、いずれか一方の注文が成立したら、もう一方の注文はキャンセルされる注文方法です。
新規注文でも使うことはできますが、決済する時に使うのが良いと思います。

OCO注文のパターン


IFO注文

IFO注文とは、IFDOCC注文の略で、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。IFO注文では、新規注文、利益確定のための売り注文、損切りのための売り注文の3つを同時に発注することができます。

IFO注文のパターン

3つの注文では、IFO注文が一番良いと思うかもしれませんが、新規注文の設定価格自体が外れた場合、注文が不成立になるので、新規注文だけは事前に購入して、OCO注文を入れるのが良いと思います。
全て指値注文のため、どこまで下がったら損切するかを考えておかないと、結果的に損切ばかりしているとなりかねないので、自分が心を痛めてもよいと思う金額を想定して、注文をいれると良いと思います。
慣れないうちは、数分から数十分くらいで取引するスキャルピングでやる方がリスクは少ないかもしれません。

FX証券会社の選び方

私は楽天証券を利用していますが、売買が集中するとシステム障害でアクセスが出来ないということが何度か起きているので、どこの証券会社で取引するかも重要になると思います。
FX用に証券会社を調べてみると、楽天証券はランク外となっています。
他の証券会社で口座開設しようと調べてみると、証券会社によって取引する通貨に対する売値と買値の差額が狭いところと広いところがあるため、ここを調べておくと良いと思います。更に取引のしやすさという点で操作性も選定する上で重要になると思います。
私はGMOクリック証券で口座開設してみたのですが、楽天証券での取引に慣れ過ぎており、結局、今でも楽天証券で取引をしています。



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