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【Movie】800年の時を超える祈りの物語/アニメ『平家物語』概要 #0【連載】

先日の羊文学の横浜アリーナ公演以来、改めてバンド羊文学の世界に浸っていっています。
そのひとつとして、2021年に羊文学の「光るとき」とタイアップのあったアニメ『平家物語』を見てみることにしました。
折角ですので、1話視聴するごとにnoteで私なりの感想を書くことにしました。
既に第1話を視聴したのですが、イントロダクションの記事があった方がご覧いただく方にもよろしいだろうということで、本記事では簡単にアニメ『平家物語』の概要をおまとめします。
私が普段あまりアニメを見ないこともあり拙い部分もあるかと存じますが、お付き合いいただけますと幸いです。
僭越ながら一連の記事を通じて、アニメ『平家物語』やバンド羊文学を知っていただけたり、より愛していただけたりするきっかけとなれば嬉しいなと思います!

【概要】精鋭スタッフとキャストが紡ぐ美しさと儚さ

【タイトル】『平家物語』
【製作】「平家物語」製作委員会
【話数】全11話
【放送】フジテレビほか
【備考】スタッフ・キャストは後掲

『平家物語』概要

こちらはアニメの公式PVです。世界観に引き込まれます。

あらすじ

《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来(さき)が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。貴族社会から武家社会へーー日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。

『平家物語』公式サイトより引用

皆様もご存知、鎌倉時代の軍記物語『平家物語』を描いたアニメです。
主人公の琵琶法師の少女びわと平家の人々の交流を中心にした群像劇となっています。
絵や動き、色の表現どれもがとっても綺麗
平家物語ですから、人の命に関わる場面もあるのですが、美しさがかえって事の大きさを引き立てているようにも感じます。
まさにアニメの魅力によって物語の世界観に没入していく感じ。

主人公の少女・びわ
『平家物語』公式サイトより引用

スタッフ

【原作】古川日出男 (『平家物語』河出書房新社刊)
【監督】山田尚子
【脚本】吉田玲子
【キャラクター原案】高野文子
【音楽】牛尾憲輔
【アニメーション制作】サイエンスSARU
【キャラクターデザイン】小島崇史
【美術監督】久保友孝(でほぎゃらりー)
【動画監督】今井翔太郎
【色彩設計】橋本賢
【撮影監督】出水田和人
【編集】廣瀬清志
【音響監督】木村絵理子
【音響効果】倉橋裕宗(Otonarium)
【歴史監修】佐多芳彦
【琵琶監修】後藤幸浩

『平家物語』公式サイトより引用

各スタッフの構成からも細部へのこだわりが伺えます。
アニメをご覧いただくとお仕事の丁寧さが良くわかるかと思います。

キャスト

【びわ】悠木碧
【平重盛】櫻井孝宏
【平徳子】早見沙織
【平清盛】玄田哲章
【後白河法皇】千葉繁
【平時子】井上喜久子
【平維盛】入野自由
【平資盛(幼少期)】小林由美子
【平資盛】岡本信彦
【平清経】花江夏樹
【平敦盛】村瀬歩
【高倉天皇】西山宏太朗
【平宗盛】檜山修之
【平知盛】木村昴
【平重衡】宮崎遊
【静御前】水瀬いのり
【源頼朝】杉田智和
【源義経】梶裕貴

『平家物語』公式サイトより引用

アニメに詳しくない私でも知っている声優がたくさん。
まだ第1話を見た時点では、びわと初めて出会うシーンの平徳子(早見沙織さん)の声が印象的でした。
とても美しくて、はつらつとしている。でも、彼女の行く末のことを考えるとその輝きが生む影の色が濃くなって胸をギュッと締め付けます…


【オープニング】 世界は美しい…/「光るとき」 羊文学

私が羊文学をより好きになった1曲「光るとき」
どこか切なくて、それでいて、たしかな力強さを感じます。
自分が好きなオルタナティブロック、羊文学がたくさんこの曲に詰まっています。
ライブでも、ワンマン、フェス問わず必ずと言っていい程の頻度で演奏されており、羊文学のメンバーたちも大切にしている曲だと感じています。
この曲に倣って「羊文学が好きだ」、「羊文学は美しい」と何回だって言い続けたい。

「平家物語」製作委員会の羊文学メンバーに対するインタビュー記事、作品への愛が感じられてとても素晴らしいです。
私の記事は放っていいのでリンク先に飛んで是非ご覧ください!


【エンディング】 世界は造形的でもある/「unified perspective」 agraph feat. ANI

作中の音楽も担当されている牛尾憲輔さんのソロユニットであるagraphのトラックにスチャダラパーANIのラップが添えられた 「unified perspective」も素晴らしいです。
クールで雑然とした曲の雰囲気が印象的で、強く『平家物語』のエンディングであることを意識して作られているように感じました。
オープニングとはまた違った世界の仕組みを見せられている印象を受けます。

以上です。
これから1話ずつ感想を書いて参りますのでお楽しみに!
ここまでご覧いただきありがとうございました。


こちらは「光るとき」も演奏された羊文学のライブの感想を書いた記事です。
よろしければご覧ください。


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