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バラ色の人生

2018年公開。
ブラッドリー・クーパー監督
「アリー/スター誕生」

レディーガガ演じるアリーが、圧巻の歌声を披露している予告だけで"Shallow"、覚えちゃうぐらいインパクトがあった。みんな聴けば知っているはず。相当かっこいい。


この映画、好きだよ。でも、終わり方だけどうしても嫌だった。これを観て曲を作ることは決まっていたし、けっこう悩んだ。


正直、ハッピーエンドじゃなかった。
でも私、ハッピーエンドが良かった。
だから、せめて曲の中だけでもと、勝手にハッピーエンドの歌にした。




私がこの曲を作るにあたって注目したシーン。

ジャクソンが、その場の思い付きでプロポーズをするシーン。

わあそんなことするの…かっけえ…



アリー、戸惑いながらも相当嬉しかっただろうな。

アリーの家族と家で食事をしている時、思い付いて、違う部屋に行ったと思ったら、ギターの弦をくるくる巻いて指輪に見立ててさ。
それをみんなが会話しているテーブルの影に隠れて、無言でアリーの薬指にはめるの。

かっこよすぎだろ。

そんな様子は2番のAメロに入れた。

ちなみに


"
108本 赤い花 一つ束にして
"

という歌詞を登場させたんだけども、誰かに渡す赤いバラ、本数によって意味合いが変わるらしい。知らなかった!これは完全に、MUSIC APPLE マドンナ部のお花の会で培った知識。

もう答えはわかっていると思うけど、108本以外もいろんな意味があって面白いので是非調べてみて。





これは少し余談ですが、
みんなで歌えそうなコーラスが所々にあって、
"
ふーふーいぇえー♪
"
って感じなんだけど私個人的には
"
夫婦いぇーい♪
"
のイメージで歌っているよ。







あと、映画インスパイアと言いながら、私情もめちゃくちゃ挟んでいる。

実は今年の2月の頭に、弟の結婚式があった。
曲を作っていた時は式を控えている段階で、せっかくこういうタイミングだし、弟が結婚することなんて金輪際あり得ないし、ウェディングソング作っちゃえ!と。



弟も色々なことを乗り越えて好きになった子との結婚に辿り着いたんだもんね、本当に本当によかったね。
いつまでもずっとずっと幸せでいてね。


そんな思いで作った。
私もいつか結婚する時これ全力で歌いたい。



「バラ色の人生」
アリーが歌い働いていたドラァグバー、そこに客としてたまたま居合わせたジャクソン。二人が初めて目が合った瞬間にアリーが歌っていた曲が、Edith PiafのLa vie en roseだった。日本後タイトルが、バラ色の人生。記念に、そして歌の中だけでもハッピーエンドであれという願いで、このタイトルを付けました。




たくさん想いもあるけども、イントロから呑気に聴けるし楽しくて幸せな気持ちになってもらえるはず。私はアルバム1の推し曲、この子です。


アルバムを締めくくる大役。
映画で言うところのエンドロールの役割かなと思っています。でもこのストーリーにはエンドロールは付けたくないね。

大切な誰かとの一本道が、どうか途絶えやしませんように。
幸福や希望にあふれる毎日でありますように。
いつまでもずっとずっとこんな日々が続きますように。
(コロナちゃんは早く収束してください)




この曲や、このアルバムが届いたみんなの心がちょびっとでも潤って、ちょびっとでも元気をあげられますように!





ライナーノーツ、と言えるほどでもないけれど、私なりの言葉で(日を追うごとにどんどん喋り口調になっていった)セルフライナーノーツ書いてみた。最初から最後まで読んでくれた人、どうもありがとう。

こんなのはね、見たい人だけ見ればいいと思ってるよ。見たい人ってね、すごいちゃんと隅々まで想像しながら読んでくれると思うんだよね。だから、隅々まで読んでくれてありがとうね。





全曲映画インスパイア
コンセプトミニアルバム
「シネマクラブ」

本日4月22日、発売しました。

残念ながらCD屋さんは開いてない。
でもオンラインショップは動いているみたいです。ぜひ、完成した物を手に入れてほしいな。しかし私もまだ手元にないのだー。




よーし、
しっかりみんなに楽しんでもらってくるんだぞ。シネマクラブ、いってこーい!













ー完ー




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