インタビューでいい感じの写真を撮るコツ

メディアや広報に携わっているみなさま、インタビューや対談のとき、満足のいく写真を撮れていますか?
このnoteでは、話している最中の人物をいい感じに撮影するためのコツをお伝えします。

1.要件を確認しよう

何の媒体に載せる何のための写真なのかを把握してから撮りましょう。
依頼者がいる場合は事前にどういう写真があるといいのかを確認しておきましょう。たとえば下記のように、それぞれほしい構図やイメージが依頼者の中にあるかもしれません。

・メイン画像
 「ヘッダー表示のとき上下が切られて横長になるので、上下の余白は大きく取ってください!」
・バナー画像
「正面からの写真のCTRが高いので、正面を向いた画像がほしいです!」
・記事内画像
「話している最中の自然な表情がほしいです! あとで紙面にも展開するかもしれないので、使いやすいように左右両方からのカットがほしいです!」

2.背景を整えよう

・串刺し/首切りショットにご注意
被写体の背景の線が、頭に上から刺さると串刺しショット。
首もとに水平の線がくると首切りショット。
どちらも不吉なので、頭の付近から何かが出ないように気をつけましょう。

・余計なものは入れない
机の上の資料とか、壁にかかったカレンダーとか、余計なものは出来るだけ排除しましょう。ちなみに、観葉植物など緑を入れると写真の印象が明るくなるのでおすすめです。

3.基本の構図を使おう

・万能な三分割構図
画面を縦横三等分にしたときのラインまたは交点上に被写体を置く構図です。中央に置くショットでももちろん良いのですが、三分割構図を使うだけでぽくなります。

被写体の目線の先に空間を作るような配置で三分割構図を使うと良いです。


・バストショットかクローズアップ

インタビューや対談は椅子に座っている場合がほとんだと思います。基本的には胸から上くらいのバストショットでよいでしょう。頭の上の方を少し切るくらい寄った、クローズアップも使いやすいと思います。


・上から過ぎず下から過ぎないアングル

撮影者は立って撮影する場合が多いかと思いますが、インタビュイーの目線に近い位置から撮ると自然な感じになります。

4.複数パターンで撮影しておこう

1.要件を確認しよう で書いたように、記事内の画像以外にも複数展開が必要な場合があります。後から困らないように、できれば下記のパターンは抑えて置くとよいでしょう。

・寄り/引き
・左から/右から
・中央
・一人で/複数人で
(被写体が複数人の場合)


5.被写体の写りに気を配ろう

・光の当たり方に注意しよう
逆光は避けたいですね。もしも顔が暗く写ってしまうようだったら、明るさを調整しましょう。

・シャッターをたくさん切ろう
話している最中に撮影するので、目をつぶっているショットになってしまったり、使えない表情のショットになってしまったりする可能性が高いです。連続で3,4回くらいはシャッターを切るといいでしょう。複数人の撮影だったり、瞬きの長い人だったりする場合には5回くらい切ってもいいかも。

・撮り過ぎないように気をつけよう
写真を撮られ慣れている人ばかりではありません。撮りすぎると圧迫感を与えてしまう可能性があるので、インタビュー中ずーっとシャッターを切るのではなく、一通りの表情、構図を撮れたなと思ったらお休みしましょう。

6.写真だけ別撮りしてもよし

これまで色々お話してきましたが、複数人を写さなければならない対談などは良いショットを撮るのが難しい場合もあるので、写真だけ別撮りするのもありです。その場合は、スムーズに撮影を済ませるために、ある程度撮る場所や構図を決めておくといいでしょう。

最後に

依頼者にも被写体にも喜ばれるいい写真を撮りましょうー!!

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