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リサイクルの優等生 銅の魅力は、「つるつる~のくるるん」
銅には、そこはかとない〝魅力〟があります。
なぜ、惹かれるのか。なぜ、アルミではなく、ステンレスでもないのか。いわんや、産業の雄、鉄でもない。
今回は、銅の再生に携わる筆者が、その秘密を探りたいと思います。
時代の寵児
昨今、電気自動車の台頭によって、アルミが持て囃されています。
「経済性、加工性を実現しながらも、『軽くすること』に長けた金属」だからです。車の重量が軽ければ軽いほど、電池が長持ちするのです。長持ちするということは、走行できる距離がぐんと伸びることを意味します。
また、銅も、同じように〝 #エレクトリフィケーション 〟の時代における寵児として、それは大変な注目を浴びております。
アルミの役割が、「軽くすること」であるとするならば、銅の役割は、「繋ぐ、伝える」ことにある、そのように表現することも、できようと思います。人間のからだで言うところの血管、神経のような働きをします。
電気自動車業界は、これまでの内燃機関を用いた車両と比べた場合、銅の使用量は、3倍以上に増えると予測しています。つまり、それだけ銅の需要が増えている、間違いなく増えるということです。
リサイクルの優等生
銅の魅力は、その製品が持つ〝機能性〟だけにありません。
我々の業界では、廃棄された〝クズ〟を〝原料〟と呼び、銅の製品メーカーや素材を精製するメーカーに供給しています。
使い古され、スクラップダウンされた〝クズ〟は、もう一度、製品として生まれ変わるべく〝原料〟となり、それが匠の技術を経て〝製品〟に昇華されます。
昨今、〝 #サーキュラー・エコノミー 〟の文脈にて、様々な理想論が語られていますが、弊金属再生業界は、連綿とその流通・再生手法に磨きをかけ、経済活動としてサイクルを回してきました。
業界人が考える銅の姿(シルエット)
ここで、弊業界の人間が、銅の〝リサイクル性〟の素晴らしさを表現する際、どのような表現を用いているのか、是非ともご紹介させてください。↓
「お肌ぴかぴか、つるつる~のくるるんは何度も生まれ変わる不死身の赤ちゃん」
ドウでしょうか!この先人の熱き思い、あなたにも届きましたでしょうか?
この常軌を逸した、先人が紡ぎ出すワーディング。このセンスを、我々は後世に伝えて、いかねばならないのでしょうか?!(泣)
資源循環における潮流の変化
冗談はさておき、「銅は、製品としての魅力だけでなく、リサイクル性も、優れている」ということは、おわかりいただけたかと思います。
現在、銅を取り巻く状況が大きく変わろうとしています。それは、左記で言及した〝横文字〟の影響や、世界的な貿易の流れの変化、〝クズ〟の扱われ方の変化など、拾い上げるときりがありません。
今後も、そういった〝潮流の変化〟について、業界自体の変化について、当媒体にてご報告できればと思います。
また、よりマニアックなハナシに関しましては、別のブログ媒体を用意しておりますので、こちらも併せてご笑覧いただけますと幸甚でございます。
はたまた、金属再生(リサイクル)に係るご相談、ご意見などございましたら、上記ブログに連絡先を掲載しておりますので、そちらまでご一報ください。
#銅 #アルミ #ステンレス #金属再生 #リサイクル
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