the Hunter CotWで新規プレイヤーでも使いやすかった武器挙げてみた(2024/6/18時点環境)

はじめに

※この記事自体は2月初めくらいの時に書きあげていましたが、新しいDLCが来るとのことでその評価も込みにして今公開しました。

まず前提として、私は今年の1月半ばにthe Hunterを始めた新参者である。
ただ、紆余曲折あり幸運にも多くのDLCを早いうちから使用でき、さまざまな武器や持ち物、マップに対し、既プレイのフレンドから貴重な攻略情報を貰いながら早いうちから触れることも出来た。
結果として「これは便利だな」「知らんと始めたての時キツい/知ってると楽出来るな」という知識をたくさん得ることが出来た。
そこで、まだ始めたてと言える期間の記憶があるうちに、今後the Hunterに触るプレイヤーに向けて私のように開始から然程経っていないような始めたての人でも使えそうなアレコレを載せておこうと思う。
今回は使える(た)武器編。
なおDLCの内容全て込みの評価となる為、非DLCの範囲なら強い武器であってもDLCの方が強ければ原則として評価していないし、弱いものは普通に弱いと言ってる点に注意。要は非DLC派にはあまり向かない記事で、DLCまで検討しているor持っている人向け。また、武器毎の見た目とかロマンとかモほぼ考慮していないため、趣味で使いたい武器がある場合にもこのページはあまり向かない。

まず、武器の評価に関しては「威力・装弾数・弾道・精度・反動・入手性・重量・対応クラスの広さ」辺りを基準で考えている。
さらに入手性に関しては、「入手性(経路)」と「入手性(時期)」に分けられる。経路の方はDLCであるか、DLCであるとして他の武器も魅力的なものかどうかというものだ。時期の方はそのまんま入手出来る時期のことえある。
このうち、特に威力、弾道、入手性、対応クラスの4種の比重は特に大きめで、重量と反動と精度と装弾数の4種は無視できないがワンランク下がるイメージ。
また、弓はまだ使えていない為評価を行わないものとする。
高評価、低評価基準の他に、一部の項目には「最高評価」と言える高評価ともう一段階上の評価をつけるものとする。
以下に基準の細かい概要を書いているが、特に細かく知りたい訳でもなければ以下の目次から見たい武器まで飛んでほしい。武器を一つ一つ見たいなら「ライフル部門」をクリック。


各評価基準

  • 威力
    動物の倒しやすさが決まる重要項目。クラス2~3はザガンのポリマーチップ弾のスペックである貫通力25/膨張力3を高評価基準とし、4~8はF.L.スポーターの40/12を一先ずの高評価基準。7~9はレンジマスターの45/16を高評価基準とする。但しソロキンやモラディー等特殊なものもある為、その辺りは柔軟にやる予定。
    また基準の貫通力と比べ10%、膨張力が30%以上それぞれ高ければ「最高評価」基準として扱い、逆に「貫通10%,膨張30%以上低い」の双方が満たされた場合低評価とする。
    あるいはどちらかの高評価水準よりも50%以上高い数字を持つ等著しいスペックを持つ場合、片方の水準が多少満たされていない場合でも原則最高評価とする。(現在は該当武器なし)
    その他レンジャーのように、高クラスも撃てるがそれ以上に「低いクラス側に」幅広い適性を持っている場合は低いクラス側に使うことの方が原則多いことを勘案し、実際に使うことになるクラス帯を明記した上で低クラス側の基準で判定する。例えばレンジャーは基本的に2~4内で使うので、2~4内での評価を行う。高クラス目線での評価は行わない。
    また、ソロキンのように実威力がカタログスペックより明らかに高い武器は実威力を参照するものとする(現在は該当武器なし)。

  • 弾道
    「どの距離まで弾がまっすぐ飛ぶのか」という水準。
    接近しすぎると逃げやすくなるためこれが長い程確実性は上がる。そして逃げている時に追い打ちした際の確度も上がる。
    初心者的に超重要なスペックではあるが、一部の銃を除き武器種が同じならどれも大体同じであることや、そもそもがマスクデータであり判断できていない銃も多い為、基本はこれで良判定を与えるなどはせず単に他の武器より弱い場合に低評価をつけるのみとする。
    但し、一部判明しているもの、特筆すべきものに限り良判定を付ける(例:ザガンヴァーミンター)

  • 入手性
    DLCか非DLCであるか、DLCであるとしてそのDLC自体はどの位のコスパであるか、即戦力となれるのかどうかを評価。前者は入手性(経路)で判定、後者は入手性(時期)で判定する。
    まず、ゲーム内入手であれば多少面倒でも(ダイア狩れとか言われない限り)原則「最高評価」として付ける。
    DLCの中では「それ一本の為に買う可能性が高くなる」ものに関しては低評価、逆にそれ以外の内容も強いものは高評価としている。またDLC武器に関しては入手性(時期)は評価対象とはせず、遅すぎるものにだけ低評価というスタイルにする。例えばキャニングマグナムのように戦力になるのが遅すぎる武器はマップ武器でも例外的に低評価とする(始めたての段階で使いようがない為)。
    その他、マップDLCに付属するものは原則高評価になる(基本的に遊ぶと思われるため)。その中でも特に初心者でも遊びやすいと思しきマップ、現状ではエメラルド海岸、テ・アワロア国立公園、シルバーリッジ・ピークスの3マップで入手できるものは(テ・アワロアは入手に少し時間はかかるものの)最高評価を想定している。今後追加する場合も、これらのマップに準じる遊びやすさであれば最高評価を与える。

  • 対応クラス
    他の銃と比べより幅広い対応クラスを持っているかどうかが基準。
    原則的に3本程度を使い分けるゲームバランスと思しく3本あればどうとでもなる為Tier2にするかも迷ったが、ゲーム内通貨という意味でも1丁でも少ない手持ちで済むならば特に序盤はそれに越したことはないし、特に始めたてのうちは得物をあまり変えずにまず1つの銃の使い心地に慣れていった方が結果としてスコアにも繋がる。
    これはレンジャーやマルメル、モラディーあたりの武器が高評価になる。一覧にはないがソロキン辺りもかなり有力である。
    低評価はキングのように1クラスしか対応出来ない武器に限るが、クラス1対応に関しては貴重さを鑑みて低評価とはしない。ここには載せていないがクルマン.22Hは1-2にも対応できるため、これを1対応の高評価基準とする(但しクルマンの性能自体は…)
    また1~9対応が可能な銃、つまり現時点ではグリェルク・ドリリングライフルを一先ずの最高評価基準とする。その他、今後例えば2~8を撃てるライフルが出たりしたらその辺も最高評価基準として一考する。

  • 重量
    初心者のうちは携行する装備も少なく気になり辛い為、初心者目線の評価としては重視されない。なので、軽いことで好評価を付けることはあるが余程致命的なもの以外はこの部分が悪い(5ある等)から低評価などは原則ない。仮にハンドガンで5とかだったら流石にアウトだが。
    これまた大雑把だが、ライフルの場合8以下対応までは3以下の場合に高評価、9対応は4以下の場合に高評価としている。ハンドガンは1、ショットガンは3.5で一先ず高評価。
    8以下対応のライフル基準は若干シビアだが、原則3.5の銃が多い為差別化を考えての判定としては妥当と考えている。
    ただこれらの評価はあくまで初心者目線の話であり、移動の手間を考えるとテント(重量6)の常時持ち込みは割とデフォルトになるため、ある程度ゲームに慣れて色々な銃を使えるようになってからはかなり意識しなければならなくなる。その為、重要度自体は非常に高い。
    これは、300mとか先の死体回収の為にバギー取り出したりとか、ちょっと疲れたから休みたい時とか、思いがけずいい感じのニードゾーンを発見した時とか、気分が変わったので別の銃を取り出そうとか、とりあえずテントを持っているだけで出来ることが多すぎる為である。このためだけにアンブッシャーパークの荷運びラバを選択する人もいるほど。

  • 反動
    反動がないほど多頭狩りに繋がり経験値にも繋がる。
    ただ、そもそも最初の一撃が致命臓器に当たる瞬間までがまず大事なゲームなので、その最初の一撃にも関わる精度と比べると「当てた後の行動」にしか関わらない反動は少なくとも精度よりは1ランク重要性が下がるものと考える。
    こちらも精度同様に2~4はレンジャーの46、4~8はスポーターの64とそれぞれ並ぶ、もしくは低い数字となることを基準とした。また、これも精度同様に1段階クラスが低いものに追いついているならば最高評価とする。
    また7~9銃は現状どれも大きすぎるため現状高評価はつけていない。他からの上がり幅を考えると80くらいのものがあれば高評価になるだろうか。
    厳密にはマルメルは反動85であり9対応としての高評価も有り得る水準だが、それ以上に4~8への対応が行えることも魅力であり、クラス9への貫通40はややパンチが弱いとして高評価は外している。
    一方、ザルザ-10.308の78程度までならショットガンの反動軽減パークでほぼ対応できること、それ抜きでも反動が大きくても差し支えない狩場もあるといった事情も踏まえ、かなり怪しい数字でも一旦低評価は付けていない(もちろん小さければ高評価は付ける)。

  • 精度
    はじめたてのプレイヤーが最も苦戦するのはやはり狙撃だろう。乱獲できずとも、1体でも倒していければゆっくりでもゲームは進む。
    その為コントロールに関わるこの数字も重めに見ている…と言いたいところだが、実はこのゲームの銃の「精度」とは単純に「弾が正確にまっすぐ飛ぶ度合い」とかではなくて、「照準を構えた際の手ブレがどれぐらい強いのか」というパラメータである。つまりどういうことかというと、これが高い/低いからと言って命中率が大幅に変わるとかそういうことはそこまでない。なので、ここではあまり重視してはいない。勿論手ブレが小さいのはそれはそれで強みではあるが…。
    なお、恐らく「銃の精度」と聞いて思い浮かべるであろう「弾の飛び度合い」は「弾道」という隠しパラメータで定義されている模様。正直これは、ザガンやキャニングマグナムくらいあからさまなものはまだしもそれ以外の武器は数字が見えない以上評価も出来ないため、基本は評価対象外とする。
    微妙に異なるクラス区分もあるが、ライフル、ハンドガンの場合は大雑把にクラス1対応銃は100、2~4銃はレンジャーの78、4~8銃はスポーターの55、7~9はツルギの38を一旦の高評価基準とする。また、もし各クラスよりも1段階以上低いクラスの精度に追いついているor超えている場合「最高評価」とする。例:7~9のキャニングマグナムの精度80は2~4のレンジャーを越えている
    9の基準は一見低すぎに見えるが、ライオン以外は基本的に遅い動物ばかりなのでこのレベルでも差し支えない。
    但し、先述した通り低くても4~50前後もあれば適切な距離での射撃及び乱獲程度には耐えうるので、同クラス銃と比べ多少低い程度であれば低評価とはしないものとする。

  • 装弾数
    多ければ多いほど多頭狩り出来て金と経験値が稼げるしリカバリにも繋がる。なので始めたての人向けの尺度としては割と大事。
    ただ、反動の項にも書いた通りまず初撃がモノを言うゲームなので威力や射程、精度と比べると一段劣るステータスと判断しT2にした。
    良評価の基準は基本的に5からで、6以上は最高評価とする。
    逆に、1発しか撃てない武器は低評価とする。1体相手にリカバリを利かせることすら適わないのは始めたての目線だとかなりキツい。
    また、ライフルに関してのみカラバリがある武器の場合装弾数+1として判断する。
    これは、カラバリがある武器は別カラバリを同時に持ち込むことが可能であり、武器持ち替えによるリロードより早い同一武器での追撃が可能となりうる為である。
    但し持ち替え後も叩ける動物は精々+1~2体程度なことも多く、そもそも追撃出来ないケースも普通にある為装填数*2ではなく+1とした。
    また適正距離を外れられると狩り辛くなるため、距離を取れるライフル以外は原則カラバリ評価を行っていない。
    なお、ぶっちゃけ単純に「銃をたくさん撃てると楽しいから」というのも装弾数を評価基準に入れた理由の1つだったりする。楽しいの大事。

ライフル部門

以下、全部門原則あいうえお順→アルファベット順→数字順で並べる。

・アルジナ.300タクティカルマグナム

最高評価基準:弾道、精度
高評価基準:弾道と精度と威力以外の全て
低評価基準:なし

「the High Caliber Pack」の購入で入手可能。
まず、5発装填可能、手ブレの小ささもレンジャー越えの90、反動も7-9対応で唯一の70台と非常に扱いやすい。重量も、マルメルなど若干威力の落ちるモデルを除く7-9対応の中では、同系統のキャニングマグナムと同様なぜか4となっておりだけズルしてる状況である。この時点で使い勝手に関してはほぼ7-9最強。
しかしそれ以上にこの武器の本領は、.300マグナム弾による狙撃性能。なんとこの弾、初期状態のゼロイン150mでも230~240m前後まで殆ど弾が落ちない(ほぼ狙った位置に当たる)。言い換えれば240m先からでも他のライフルの150m射撃とかと殆ど同じような感覚で撃てるということ。
銃声で動物を逃がさなくなる250m以降の距離だと若干弾が落ちてしまいだすが、射的場で確認する限りツルギやマルメルと比べると明らかに落ち幅が小さくぶっちゃけ実戦においても普通に致命臓器に当たってくれることは多い。また300mゼロインであれば250~340mくらいまでにおける狙撃も概ねど真ん中に当たる。
350m以降の狙撃は流石に厳しくなるが、そもそもこのゲームは400m前後が動物の描写限界であるため、今自分がいる位置から見える動物の9割弱に対してまっすぐ弾が飛ぶことになる。ということで狙撃性能は文句なしの最強
一応弾丸の性能の貫通42/膨張14自体は45/16のツルギに負けているがぶっちゃけ現時点では実戦での影響も誤差レベルであり、この位の差であればこれらの使い勝手で容易に覆る。
結論として、完全に7-9最強の座をほしいままにしていると言って過言ではないと思しい。
唯一欠点があるとすれば射撃音か。性能だけ求めるなら気にしなくていいが、キャニングマグナムと比べると聊か迫力に劣る。
キャニングでもこの.300マグナム弾の優秀さはそのままなので、音を気にするならばあちらを手に取ってもいい。実際のところキャニングマグナムの時点でアルジナを除き対7-9最強と言える力はあり、こちらはオーバースペック気味ではある。

※なお、この文章は3/12以前にはキャニングマグナムを記した文章をそのまま持ってきたものである。つまり以前はキャニングが最強だった(個人の感想)。


・クルマン.22H

最高評価基準:装弾数
高評価基準:弾道、クラス、入手性(経路)
低評価基準:なし
総評:
「ミシシッピ・エーカーズ保護区」の購入で手に入る。
クラス1と2というライフルでは唯一無二の対応クラスを持ち、シンプルに汎用性が高い。
これまではソロキンのバグがあることから1-2であるメリットがなかったため記入していなかったが、2024/3アップデートでソロキンのバグが直り本格的に1-2に対応している意味が出てきたため追加で記述した。
銃声は非常に大きいが実際のところはヴァイラントでもそこそこ逃げ出してしまう為、単純に弾道の強さでヴァイラントより上になる。
現状の武器DLCの充実ぶりからしてザルザの22LR及びヴァイラントの為に武器パックを買うのには抵抗があるという人にとってもマップ購入で手に入るこれは嬉しい一丁になるだろう。

・ザガン ヴァーミンター.22-250

最高評価基準:弾道
高評価基準:弾道と対応クラス以外の全て(威力は2~3限定)
低評価基準:なし
総評:
「エメラルド海岸」の購入で手に入る。
エメラルド海岸は他マップと比べても狩りやすく楽しみやすい部類に入る為まずこの点だけでも入手性は高評価。ぶっちゃけF.L.スポーター共に例外的に最高評価を付けるか少し迷ったレベル。
その上で、ずば抜けた精度100・反動30で非常に狙いやすい上、弾道性能自体もアルジナの.300マグナム弾とほぼ同様と思しく150mゼロインでも230~240mくらいまでまっすぐ飛ぶ。これらの特徴から主にコントロール面においては始めたてのプレイヤーでもレンジャー以上に安心して使える。
そして、重量が2と非常に軽い。装弾数も5で申し分なしと各スペックは超優秀である。
また、実は威力も「対2~3」としては比較的高めであり、223ドーセントの貫通20・膨張性3と比べるとこちらは貫通25・膨張性3とわずかながら優秀。

こちらは奇跡的に撮影できたクラス3のオオヤマネコ最大個体をザガンで撃った際のリザルト。
有効射程内まで詰めた恩恵も多分にあるだろうが、
ダイアモンドの最大体重個体が相手でもなお両肺を貫いた上でクイックキル最大を狙える。

また、基本的に対4でもこの通り「貫くこと自体は差し支えない」部分までは刺さってくれる。

対クラス4。有効射程の150mより長距離でも片肺+αまでしっかり刺さる。
300mショットだと流石に出血速度「遅い」になることもあるが、200m前後までは原則「普通」であることが多い。

ただ、対2~3に関しては後述のレンジャーが更に「貫通力30・膨張性4」とこちら以上の破壊力を持っており、重量差とコントロール面さえ気にならないのであれば此方の方が初心者的には多少エイムが雑でも狩りやすいなどのケースは考えられる。
重量は兎も角として各コントロール面に関してはあくまで此方が高すぎるだけでレンジャーも充分な性能はある為、レンジャーに対してはほぼ重量を取るか、単純威力を取るかでの使い分けになると言っていい。個人的には重さのためにザガンを持つことが多いが、重さが許されるならレンジャー派である。
また対4に関しては4~8対応銃もライバルになるが、それらに対しても同様の使い分けが求められてくる。
その他敢えて注文を付けるとすればカラーバリエーションがないこと位だが、まあ5発装弾が可能であるだけでも充分だろう。


・ソロキンMN1890

最高評価基準:なし
高評価基準:威力、クラス対応、入手性(経路)
低評価基準:なし

かつては照準にバグが存在していたが現在は存在せず、普通にお勧め出来る銃になった。
※但しお勧め出来る理由もバグが原因なので、そのうち代わる可能性がある

装弾数5、他のステータスも概ねF.L.スポーター以上と優秀な一方で他のライフルと異なりソフトポイント弾しか存在しないのが残念…と思いきや、他の攻略サイトなどにもあるように貫通力15にしては貫き具合が強く内部では2倍の30、またはそれ以上ではないかと思われる。
つまり、貫通30以上/膨張17という謎の高性能弾を現状唯一の3-7クラス対応かつF.L.スポーターより少し高い基礎性能のライフルで使えるというなかなかの化け物となる。弾道性能は303ブリティッシュ弾に負けるが、これらの基礎能力の高さから充分戦える。
しかも弾代はソフトポイント弾相応で非常に安く、序盤からでも扱いやすい。
実際に、以下にトリビアルのダマジカに対してソロキン&レンジャーで有効射程圏内での射撃を行ったスクショと、ソロキン単独でアカシカを撃ったスクショを添付する。

まずこちらがレンジャーのポリマーチップ弾(貫通30)
此方がソロキンのソフトポイント弾(貫通15)
アカシカの両肺を貫くことも可能

恐らく内部では貫通力を2倍してしまっているか、またはなぜか膨張力(17)も加算してしまっているのだろう。日本語版wikiにある「ヘラジカを両肺」は流石に話を盛っている気もするが片肺くらいなら充分通りそうに見える。

なお膨張性に関しては、上のダマジカの例だとセッションスコアこそ両方同じになってしまっているがソロキンの方が圧倒的に早く倒れる。
レンジャーだと両肺でも若干逃げる元気はあるのだが、ソロキンであれば両肺貫通時はその場で倒れ伏せてしまいそのままHPが溶けていく。まあこちらは恐らく等倍なのではなかろうか。
けれどやっぱりマルメルよりは遅い。威力計算どうなってるんだ…?


・マルメル7mmマグナム

最高評価基準:なし(但し4-6に対する威力面で該当可能性あり、総評ラストに記載)
高評価基準:対応クラス、入手性(時期&経路)
低評価基準:なし
総評:
Hunter Power Packで入手出来る。
単純なカタログスペックで言えばこれといった飛び抜けた数値を持つわけではなく、装弾数3は明確に劣る。
ただ装弾数も含めて弱いと思しき部分も致命傷からは程遠く、基本的な4-8対応ライフルの基準は概ね維持されている。そしてその上での9クラスへの対応があまりにも優秀。
この狩りゲーは特性上某"別の狩りゲー"と違って武器性能に関しては数%レベルの妥協すら許されないとかの魔境ではないこともあり、今の私のように「レジェンダリーライオン一点狙いしたい!」みたいな"個人的に各クラスに特化したい"場面か、はたまた(あまりないとは思うが)オンライン部屋での指定が何かしらない限りはクラス4-9はナンニデモ=マルメルでいい。

「4~9対応ということはレンジャーが5,6に使い辛いようにマルメルも8,9に使い辛いのでは?」ということで見てみると、確かに貫通40/膨張12のマルメルに対し貫通42/膨張14を持つアルジナorキャニングや、貫通45/膨張16を持つツルギの方が動物を倒すまでの時間の面では優秀。実際に検証動画も存在しているがアルジナ及びツルギと比べてマルメルは明確に遅く、より具体的にはツルギでヘラジカの臓器を撃つと16秒ほど、アルジナだと19秒ほどで倒れるのに対し、マルメルは27秒ほど掛かる模様。
ただこれはアルジナやツルギの威力が優秀なだけで一般的な4~8銃として考えれば充分すぎるレベルは保っている。なぜか貫通44/膨張13のオルソンよりは早い模様。
ヘラジカや牛系以外の相手は当然マルメルの所要時間ももっと短くなっていくし、クラス4に至ってはほぼ即死する場合すらある等実プレイにおける影響は軽微なものに留まることも多い。

また動物を倒す時間で劣るとは書いた一方で貫通力という点ではこの3丁はずば抜けた差がなく、単純に自分と動物の向きとかで左右される範囲に収まる。

マルメルでスイギュウの両肺貫通。角度が良かった可能性はある
ツルギでも角度次第では両肺まで貫かないこともある(肝臓は抜いているので結果的に早く倒せたが)

以上のことからレンジャー等と異なり、表示されているクラス全てにまともに対応する力があるということでこと汎用性で言えば文句なしの現環境最強
こうなれば後は+αでレンジャーやクオモ、後はエメラルド海岸もセットで購入すればザガンなりも使ってクラス2~3を覆えばクラス1以外全部戦えて基本装備は完成。
最重量のレンジャーでもスコープ込みで合計重量8で済み、更にクオモの場合僅か重量5.5で2~9を撃てるというずば抜けた対応力になる。
あるいは後述のマンギアフィコ(ハンドガン)で1-3をカバーする手もあり、この場合ハンドガンスコープを追加した上でなお重量6で全クラス対応に至る。
※威力面補足
先述した通り、カタログスペック上は勝っているオルソンのポリマーチップ弾(貫通44/膨張13)よりもマルメルのポリマーチップ弾(貫通40/膨張12)の方が獲物が倒れるまでのスピードが速いという話もある。サンプル数は少ないが動画もある。
これは狙撃個体自体の厳選及び充分な試行回数を経た長期間の検証を要する案件であるが、仮に事実だとすれば44/13を超える威力を発揮できると思しき4-8銃はモラディーのような例外を除き存在しない以上、4-6を最も早く倒しうるライフル、即ち4-6に対する威力面を高~最高評価と見做すことになるかもしれない。

・レンジャー.243

最高評価基準:入手性、威力(2~3限定)
高評価基準:精度、反動、装弾数、対応クラス
低評価基準:なし(強いて言えば対2~3としては重量が厳しいが、許容範囲)

総評:
初期から持っているライフル。
しかし、威力的にはクラス4までなら充分通用し、その上で5連射可能、精度78・反動46と双方高水準…と初期武器にあるまじき高スペックを誇る。
とはいえ4は4~8対応ライフルでもいいので実質2~3対応と考えるとやや厳しめな重量3.5ではあるが、これがリアルマネー・ゲーム内通貨双方において無料という点は完全にthe Hunterの良心。初期マップのヒルシュフェルデンとテ・アワロアは対アカシカ&ヨーロッパバイソン以外ほぼこれだけで戦えるようになる。
なお、一応5,6にも適性クラス上は対応できるが、各攻略サイトにもある通りこのレベルはパンチ力不足、具体的には膨張力が足りておらず倒れるのがかなり遅い。片肺を貫いた場合あくまで「一応殴れる」くらいの水準に留まる。
但し、特にクラス5に関してはピューマまたはオオカミでいずれも体躯が小さいく心臓を抜いたりする可能性は高そう(?)なため多少は補えると思われる。

レンジャーではなくクオモのリザルトだが同種の弾を使っている為こちらに掲載。
クラス5でも心臓に当たれば流石にクイックキル100%で倒れる(完全に即死はしなかったが)
ピューマは水場ニードゾーンなら心臓狙いも割とやりやすいので狙う価値あり
クラス6のオグロヌーの肺を貫いた時のリザルト。セッションスコアは最低値(=クイックキル0)。
クラス5~6が相手の片肺だと致命臓器を撃ち抜いているにも関わらず「非常に遅い」を見ることが出来る。

とはいえ2-3武器として考えれば威力面は最強なので、使い分ければ差し支えない。
また後述するが4~8に対応する.270ストラディバリウスも正直アカシカをはじめとするクラス6が倒れるまでの時間に関してはまだ不満が残るレベルなので、弾代も節約したい&いったんDLC買わず様子見したいとかなら一旦2~6全部これで頑張る手もあるかもしれない。少なくとも、こちらの方が手ブレの小ささと反動といった使い勝手では上回っている。
なお、2023年半ば位までの攻略の記述だと基本的に対2~3における全局面お勧めとされていることが多いが、エメラルド海岸が追加された2024年初期現在の目線で見るとDLC込みの場合ザガンの存在により気持ち程度立場は揺るいでいるように感じる。これは4~8対応武器でもクラス4以降は対応できる点を踏まえ、レンジャーを2~3対応として考えた場合には威力以外ザガンが一歩上手になる為である。
とはいえエメラルド海岸を買っていないのであれば必然的に2~3対応もレンジャーが最有力のままであるし、仮にエメラルド海岸を買っていたとしても威力ではこちらが上なので差別化は出来る。
唯一レンジャーの扱いで注意したいのが、実は300mゼロインの判定が怪しいらしいこと。
300mゼロインで真ん中に当たる距離は.243弾だと250m前後であり、実際に300mを撃とうとすると若干弾丸が落ちてしまう。300m射撃を想定したいならザガンの方がよいだろう。

・F.L.スポーター.303

最高評価基準:装弾数、入手性
高評価基準:威力、精度、反動
低評価基準:なし
総評:
「テ・アワロア国立公園」の購入でゲーム内通貨での購入が解禁される。またメインミッションを進めることで無料入手できる。
初心者向けマップの1つであるテ・アワロアで手に入る時点で入手性は文句なし。反動軽減パークなしでもそこそこ使える反動に充分な精度、貫通力と膨張力も最強でこそないが水準的には文句なし。また個人的にも計測したが弾道性能がかなり優れており、キャニングやアルジナの.300弾と同等である。つまり230~240mくらいまでは150mゼロインで撃てる。
おまけに5発装弾かつお値段高めだがカラバリ持ちで装弾面もほぼ完璧…ということで4-8対応ライフルはこれ一丁あればまず間違いない
難点を無理矢理挙げるとすれば「無料で得るにはメインミッションを進めなければならないこと」くらい。移動が多くちょっとめんどくさい。
これに関してはゲーム内通貨での購入も一応可能なのだが、40000クレジット掛かってしまうので流石にミッションで取りたい。基本的には移動に加えて、狩猟に関しても30kg以上の動物を狩る(ダマジカや野生ブタorヤギ辺りでいい)+特定地域でのシカ狩り、の計2回があるくらいで難しくはないため、移動さえ耐えられればあとはなんとかレンジャーで凌げる。AFVは買いましょう。
正直あらゆる要素があまりに丸く無難に強いので語ることが少ない。優等生タイプである。

ライフル部門番外:強いけど訳アリ編

尖った部分があり正規のライフル部門と比べると新規プレイヤー的に安牌とは言えないが、上記の銃にはない魅力を感じる何丁かを置いておく。

・ヴァイラント.22LR

最高評価基準:装弾数
高評価基準:なし
低評価基準:なし
総評:
Weapon Pack 1の購入で手に入る。
基本スペックはクラス1のライフルの水準をクリアしている上で単純に装弾数10が破格。また入手性(経路)に関して弓の中でもスタミナを消費しないクロスボウを手に入れられる為希少性が高い。
しかし、現状では上述したクルマンが明確に上位互換に近い。現在では1-2対応に明確な意味が出てきている上、銃声が小さいとはいえ実際のところヴァイラントでも100m以内程度の敵は逃げてしまうし、弾道性能に関してもクルマンに一歩譲る。10発の装弾数は魅力だが、正直クルマンの6発でも充分すぎる。
またクロスボウが手に入る点に関してもあちらはマップDLCである為こちらよりも更に優先度が高い…ということで、記述当初から一段ランクを下げてこちらに移すこととした。

・ザルザ-10 .308/M1イヴァニッツ

最高評価基準:威力、装弾数
高評価基準:なし
低評価基準:なし(入手性(経路)にやや難か)
総評:
Modern Rifle Pack(ザルザ)/Smoking Barrels Weapon Pack(M1)で入手可能。
手に入るDLCは異なるが、非常に似通った性能・使用感である為ひとまとめに紹介する。
厳密にはザルザの方が手ブレが小さめで個人的には若干扱いやすいが、他の所持武器次第でどちらにするか決めてもいい程度の差である。
一般的な射程150の4-8対応銃としては頭一つ抜けた貫通力44(ザルザ)/45(M1)に膨張力13を持ち、その他のスペックは概ね並だが双方カラーバリエーションもある為複数持ちも可能。
反動は強めだが、ショットガンパークの反動軽減を最大にすればいずれ連射は出来るようになる。他の銃も使いやすくなるのでこのパークの獲得はお勧め(まずライフル系パークを取るのが前提だが)。
といった感じで4-8対応銃としては概ね文句のつけようがなく「何故これが番外なのか」という話になるが、それはDLC内の他武器が双方微妙な上に4-8はF.L.スポーターまたはマルメル&オルソンで充分だからという理由に尽きる。
実際に他の付属武器を確認してみると、クラス対応力としては一応クラス1対応ライフルを持つザルザ寄り。しかしこれもヴァイラントの下位互換気味である為、ヴァイラントさえ既に持っているなら「クラス9をショットガンとして撃てる唯一のショットガン(これ以外にクラス9の狩猟をショットガンスコアで計上できる武器がない)」である「ミラーモデル1891」が入っているM1の方が優先になる。
とはいえ、正直これも「絶対ショットガンで戦いたい!」という人でもない限り絶対的なものかと言われると何とも言えないし、現在では「the High Culiber Pack」に対9ショットガンが入った為さほど旨味はなくなってしまった。またハジックもキングとはまた違う方向のロマン砲なこともあって「ハジックを使いたいかどうか」という視点になってしまい、単純性能では無理をするものではない。正直マルメルと同時に手に入るツルギ&オルソンと比べると…ね。
頭一つ抜けた威力自体は魅力だが正直どちらも買わないという選択肢自体も普通にあるので、実力自体は充分ではあるが番外とした。

・ツルギLRR.338

最高評価水準:なし
高評価水準:威力、入手性(時期&経路)、装弾数
低評価基準:なし?
総評:
Hunter Power Packで入手出来る。
威力面は通常のライフルとしてはトップのレンジマスターと同等かつなんと装弾数が5もある、ついでにゲーム内クレジットは無料とシンプルながら対7~9対応ライフルとしては非DLCと比べ決定的な差を持つ。
しかしかつてはキャニングと装弾数+威力で使い分け出来ていたのだが、キャニングの時点で素の重量が1違う上に弾道性能、反動・手ブレの小ささによる扱いやすさが違いすぎていたのに更にそこを補強したアルジナ.300タクティカルマグナムが登場し、多少の威力差を加味しても埋められない差がついてしまった。

と言っても、7-9特化という視点でツルギとアルジナを比べる場合、概ねアルジナが上でこそあるが実際のところ200mショット程度ならばほぼ差はなし。250m辺りから漸く差が出始めるがツルギであってもスイギュウなど大型の標的であれば250mからでも臓器ヒットを成功させやすい。
反動差や手ブレに関しても1群れにつき2体狩りくらいまでなら狙える範疇であり、実際のところツルギで困ること自体はあまり多くない。
威力はツルギが上であるのは確かであり、ヘラジカなどタフな動物が相手ならばこちらを持ち込んでいく手はまだある。アルジナで殺せない当たり方はツルギでも厳しいが、倒れるまでの時間は此方が速い。またアルジナは発砲音が軽く、好みは分かれるだろう。
ぶっちゃけた話、7-9にキャニングやアルジナを優先するのは狙いやすさなどよりも単に重量が1軽いという理由が一番大きい。これは個人的にクラス8のヘラジカ、クラス9のライオンとアフリカスイギュウを時々ツルギも織り交ぜた上でダイアモンド出るまで狩ってみての結論なので多分大きくは間違っていない(個人の感想)。
つまり、こちらはこちらで充分な力はあるということである。単にそれでもアルジナが決定的な力を持つ為に番外入り。
重量どうにかしてでもこちらを使いたいという意見があったとしてもそれはそれでわかるし、そういう人には是非ツルギを勧めたい。

・モラディーモデル1894

最高評価基準:威力、精度、装弾数、反動
高評価基準:対応クラス、重量
低評価基準:射程(加えて、事実上は入手性(時期)も含まれる)
総評:
Ambusher Packで購入可能。
クラス3-8対応&貫通力70持ちという圧倒的対応力を持つにもかかわらずレンジャーを少しずつ上回る水準の弾数&精度&反動という神のスペックを持つ
尻または正面からの射撃でもアカシカ程度なら肺まで撃ち抜いてしまうことすらあり、初心者でも接近さえかなえば臓器ヒットでの確殺を非常に狙いやすいパンチ力が魅力的である。

正面からアカシカの肺まで撃ち抜いた上でそこそこ余力がある。
これでも有効射程75mに対し300mショットであり威力は大きく減衰している

今回の評価基準では重視こそしていないが、実はリロード速度57も平均以上の水準かつ使用する.44弾もハンドガン用である為か8に対応できるライフル弾の中ではずば抜けた安さ。おまけに8対応出来るのに重量が3しかない(通常は軽くても3.5ある)上、ハンドガン用の弾丸を使用こそするものの通常のライフル用スコープを使える為余計なスコープを持ち込む必要もない…と細かい部分まで一通りの性能が良い。

しかしこんな凄まじい武器にも弱点はある。射程距離である。
基本的に弾の落ち方が結構激しく、初期ゼロイン状態だととりあえず100m~110mくらいまでは近付くのが前提
ここまで近付けるならライフルである必要がなく、サンドバーグ.454など高威力なハンドガンでよい。
一応8-16倍スコープのアーガスを付けていれば「照準から1メモリほど下に標的を置くことで初期ゼロイン状態での200m狙撃」を実用的に行えるようになるようだが、これも値が張る為序盤では使えない。
本領発揮はパーク「ゼロイン」のLv2を獲得後で、こうなれば普通のスコープでも150~160mくらい、慣れれば180m前後からでも撃てるようになるため、扱いやすさは劇的に改善される。200m以降の狩猟はまだ難しいため通常のライフルと同等とまではいかないが、ハンドガンなどよりは圧倒的にマシ。
ただ一方、ゼロインとは別に弾の解禁にハンドガンスコア2500を要求されてしまう。サンドバーグで頑張ってもいいが流石にクオモが欲しくなりそう。
つまり基礎スペックは基本トップレベルでありつつも「射程」という初心者に重要な要素の1つに不安点があり、尚且つゼロインパークがほぼ欲しい&弾丸の解禁にハンドガンスコアも必要と序盤で使えない為番外とした。
とはいえ、同じく貫通力の化身であるキングと比べるとこっちはちゃんと充分な実用性がある。やはりズーム可能なスコープを使えることやクラス対応が偉すぎる。
なお他のDLCより若干値段自体が高い点を加味して高評価とはしていないが、DLCの他の要素として見ても待ち狩りのバリエーションを増やしてくれる「電子呼び笛」とセットというのがとても魅力的で入手性(経路)は良好寄り。

・.300口径キャニング・マグナム

最高評価基準:弾道
高評価基準:装弾数、重量、入手性(経路)
低評価基準:入手性(時期)

「ユーコンバレー自然保護区」の購入で入手可能。
優秀な.300弾を使えるが、性能的には2024/3/12アプデにより先述の「アルジナ.300タクティカルマグナム」のほぼ下位互換となってしまった。
しかし、こちらは特別に武器DLCを買わずともマップ購入によって手に入るのが強み。装弾数などはあちらが上だが重量4の強みはそのままであるし一応カラバリ持ち替えもあるので完全下位互換までは行かない。
またアルジナと比べても射撃音が明らかに「超強い銃撃ってますよ」という感じがある。射撃音の気持ちよさは此方が上と断言できる。
アルジナ追加前は対7-9最強の総合性能といって過言ではなく、現時点でもアルジナを除けばほぼ最強なので武器DLCに手を伸ばすのがキツイとかそういう場合はこっちを使ってもいい。
どちらかというと、性能云々よりはライフルスコア6000という入手性に難がある。

あまり使えなかったライフル編

ライフルはいろいろな人が使うと思うので、正直「これは使えなかったかも…」というものを置いておく。
単純に「使わなかった」だけなら色々あるのだが、それらは単に.270ストラディバリウスを筆頭に非DLCのライフルであったり(⇒DLCをあまり買わないなら使うことになる)、個人的に使えるとまでは思わなかっただけで人によっては有用になりそうな特性があったりする(⇒バスケズ・サイクロンやマーテンソンなど)。
あくまでもここでは「使わなかった中でもさらに明らかにダメな部分がある」というものだけを挙げておく。言葉を選ばずに言えば産廃武器ともいう。

・270ストラディバリウス

ゲーム内入手が可能。
正直非DLC武器なので載せるか迷ったのだが、ちょっと注意すべき点が多すぎるため掲載した。
まず本体はゲーム内クレジット無料なのだが、ポリマーチップ弾の解放がライフルスコア700と微妙に遅い。700まで稼いだならクレジットはハイペリオンスコープの購入を加味してもミッション進行も含めれば10000ほどある可能性が高く7mmエンプレスマグナムの入手も近付いてくる。
4-8対応、基礎スペックは概ねF.L.スポーターから装弾数を落としただけと優秀…と言いたいのだが、倒れるまでのスピードが非常に長いせいでまずワニ系に対し致命的に相性が悪い
というのも、臓器を撃ち抜いてもワニが水に潜るまでにHPが減らず、結果として臓器を撃ち抜けたかどうかは血痕のある現場に乗り込んで判断するしかない為である。臓器ヒットが必要になるダイアモンド個体を狩りたい時なんかは余りにも致命的すぎるし乱獲したい時にも不用意な接近を強いられる。
またこうした現象が起きるのはワニなどの高クラスに限った話ではなく、クラス6のアカシカですら臓器を貫いても割と熱い戦いを繰り広げることが出来クイックキルボーナスを満足に獲得するのは困難である。
明確にレンジャーと比べて変わるのはダマジカなどクラス4くらいと思われる。クラス4の乱獲環境を整えて7mmエンプレスマグナムの購入に繋げるという使い方ならアリかもしれない。

これは邪推だが、4-8クラスは各マップにおけるメイン層である場合も多い。最低でもこの位はDLCを買ってねというお達しのようなものなのだろう。

・ガンダレライフル

「スンダルパタン保護区」で入手可能。
有効射程200m、本体のゼロインも75mと150mに加え250mという変則的だが悪くない設定を持つ上、弾の威力も貫通力53に膨張性60というもはや世紀末の如き超火力を持つ上に弾のコストも僅か230と異常に安い…と、装弾数1であることを差し引いても充分に強力なライフルである…と思われた。
そもそも装弾数1ではあるがリロード速度が70とかなり高く、多頭狩りは厳しいが使用におけるストレス自体はほぼない。また発砲時の煙も結構モクモクしてるので、仮に装弾数が2以上あったとしても多頭狩りは厳しそうである。そういう意味では、装弾数を捨てて他に振ったというのはむしろ良デザインと言えるかもしれない。
しかし「スコープを装着不可」というあまりにも重すぎる調整を受けており、残念ながらその有効射程も変則ゼロインも全く活きず使い慣れないアイアンサイトでどうにか150m前後くらいから狙うしかない。
せめて2-4倍でよいので可変倍率のスコープを積むことが出来ていればかなり強力だったのだが…
また対応クラスが4-8で止まってしまっているのも、クアトロ・コリナスとかテ・アワロア辺りで貰えるのであればまだしも「スンダルパタン保護区の付属銃」として考えるといただけない。スンダルパタン保護区は「1-2-3-4-6-9」というクラス分けがされており7-8対応の意味がないし、クラス9はスイギュウ・ベンガルトラ・ノヤクとさりげなく全マップ最多の3種が生息する
これ程の貫通・膨張を設定するのであればやはり9までしっかり手が届くべきだっただろう。1発しか撃てないことに加え4.5という厳しい重量も踏まえると、9まで届いた上で通常の可変倍率スコープを搭載出来たとしても尚マルメルを食うことはまずなかったはずである。
それかいっそ2-6対応とかにして「超高威力だけど1発しか撃てないレンジャー」みたいな調整をするとかでも面白かったかもしれない。あるいはキングみたいにクラス9だけにするとか。
勿論これらの場合も、可変倍率スコープを付けたとしても1発しか撃てない&重量4.5という時点で既存銃を下位互換に貶めることは有り得ない。仮に2-6だろうと重量4.5に手ブレ30であればレンジャーを食うことはないし、対9は現状アルジナが強すぎるので「総合力のアルジナ・威力特化のガンダレ」で使い分け出来る位のバランスで程よかったはず。
不幸中の幸いは銃本体の価格が36000と安くはないが並程度で収まりストーリーミッションクリアでの無料入手も設定されている(らしい)こと、そして弾丸に至っては先述した通り価格僅か230と極めて安いこと。
つまり、同様の欠陥を抱える後述のキングと比べるとノリで試し打ちしてもそれほど痛くないということか。

・キング470DB

「ヴルホンガ・サバンナ」で入手可能。
ヤバイ。キング470DB。まじでヤバイよ、マジヤバイキング470DBヤバイ。…ネット調べてもこの武器のヤバさ、マジで出てこないけどマジでヤバいです。
ということで色々見ていくと、まずポリマーチップ弾は全ライフル最高の貫通力100/膨張性23を誇りずば抜けた破壊力であらゆる動物を駆逐する。
ただ貫通100/膨張23の肝心の強さについてだが、対9で比べるとスイギュウ系は明確に貫きやすさに差はあるもののライオンはマルメルなどと恐らくほぼ差がなく両者ともに両肺貫通は容易。倒れる時間に関してもプレイに影響を及ぼす程差があるという訳ではない。
そして、このライフルの強い部分は以上の1点のみである。実は、殆どの面で後述の「サンドバーグ454(ライノ454)」の下位互換となってしまっている。
具体的にカタログスペックをまとめてライノと比較すると以下の通り。

・射程はライフル故長いと思いきやズーム機能を使えないので150m前後以降の射撃は事実上不可能に近く、一応2-4倍を使えるライノと同等
・クラス9のみ対応(ライノはクラス4-9)
・2発装弾(ライノは5発装弾)
・重量5(ライノは重量2)
・初期費用90000/弾丸2600(ライノと同型のサンドバーグが初期費用0/弾丸530)
・必要ライフルスコア5300/ハードキャスト弾6400(ライノと同型のサンドバーグは必要ハンドガンスコア0/ハードキャスト弾5300)
・キングはDLC武器/ライノは非DLC武器

もう少し縮めると威力、射程がライノと同等、クラス対応、装弾数、重量、入手面(時期、経路)においてライノを下回ってしまっており上回る点が(事実上)ほぼないため完全下位互換。
個人的な使用感としてはズーム機能を使えないのがあまりにも致命的で、命中距離は100m位からが精いっぱいだった。それ以上の距離は当たらないか、当たっても変な部位。一応手ブレはキングの方が小さいが正直ライノでも困るほどではない。
練習すれば何とかなるかもしれないが、9はぶっちゃけアルジナツルギマルメルのクソつよ三銃士を使った方が確実だしコストも安い。…と、まあカタログスペックのみならず実戦で試しても普通に弱い。
とにかく全員がキング470DBのヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイキング470DBをこよなく愛するプレイヤーとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

ハンドガン部門

基本的にライフルが強い武器なので該当するものは少ないが、この一ヶ月のみでも見どころがあった幾つかを紹介。

なお、紹介しているのはサンドバーグだけだが実のところ非DLCハンドガン3丁はどれも割とまともな性能をしている。
ホローポイント弾ですら割と問題なく狩りを行えるサンドバーグが頭一つ抜けているというだけで、対応クラス次第ではフォコーソを使う手もあるし44マグナムはサンドバーグよりずっと早くハードキャスト弾が解放される為そちらを使うといった選択肢もある。
強いて問題を挙げるとすれば、ことレベリング及び2-3対応という観点で言えば後述の.243Rクオモがあまりにも優秀過ぎるため、ハンドガンだけで戦うとしても最終的にはクオモorマンギアフィコ+サンドバーグで完結してしまいがちな点か。

・アンダーソン.22LR

最高評価基準:装弾数
高評価基準:クラス対応、弾道、重量
低評価基準:入手性(経路)
総評:
「Weapons Pack 3」で入手可能。

「クラス1を撃てる」という分かりやすい役割を持つ。
ゼロイン距離は25/50/75と標準的なハンドガンのそれになるが、使用する弾丸が「ヴァイラント」と同じ22弾、即ちライフル弾になる為、通常のハンドガンの弾よりも弾道が落ちづらく、また有効射程が100mと通常のハンドガンより長く設定されているため威力も落ちづらい。
…といっても22LR弾自体の弾道はライフル弾の中ではかなり劣悪な部類に入る為「ハンドガンにしてはマシ」くらいの基準ではあるが。

ハンドガンスコープを追加で持ち込むことを考えても重量1.5でクラス1への対応力を得られるのはなかなか破格であり、
後述のマンギアフィコのバードショットは100m前後が限界(狙撃し辛くなるとかではなく、根本的に弾の判定が消えて物理的に当たらなくなる)であることを考えると一応は150m前後まで狙撃出来なくはなく、一応静音性も確保されているこちらの方が対クラス1で言えば優秀。
ライノと並び「忍ばせておきたいサブウェポン」としては非常に価値が高い一丁に数えられる。

・サンドバーグ454(ライノ454)

最高評価基準:入手性(経路、時期) (+ハードキャスト弾に関しては威力)
高評価基準:威力、対応クラス、装弾数
低評価基準:なし(強いて言えばハードキャスト弾の解放時期)

※後半でハードキャスト弾の記述も行っているが、ハードキャスト弾は序盤では使えないため評価はホローポイント弾のみの基準で行っている。
ゲーム内入手可能。
ゲーム最序盤で無料で入手可能でありつつ、まともに当たればあらゆる敵を即死させるなかなかにやってる超性能武器。
非DLC武器ながら、先述した通りキング470DBの(ほぼ、恐らく)完全上位互換でもある(単にキングが弱すぎるという説も有力)。
残念ながら貫通力100を持つハードキャスト弾に関してはハンドガンスコアが5300必要なのですぐには使えないが、最初から使えるホローポイント弾でも一応ザガンと同格の貫通力25でダマジカやブタの臓器くらいなら割と安定して貫ける。

若干ではあるが、肺に刺さって更に少し奥にまで進んでいる
ブタに至ってはワンチャン両肺ありそうな部分まで刺さる。

なお、これらクラス4はマトモに臓器に当たればほぼ即死となる。また致命臓器以外でも、例えば非致命臓器を貫いた場合などはレンジャーとかで致命臓器を貫いた時のようなスピードで倒れたりする。
特にお金のない序盤、時間を掛けてギリギリまでゆっくり接近してでも確実に狩ってゲームを進めたい…というなら、対クラス4はレンジャーのみならずこれも選択肢に上がる。
レンジャーは間違いなく最高峰の一角に数えられるライフルではあるのだが、ポリマーチップ弾を買えるようになった後も肺撃ちが安定してこないと結構苦戦したりする。一方でこちらは少し狙いがそれる位なら殺しきってくれる(ぶっちゃけ4はハンドガンスコアに拘らない限りとっととマルメル導入しちゃうのが一番ラクだが)。
そして、クオモを購入しない限りハンドガンスコア0-5300を全てサンドバーグで頑張る選択肢も普通にあると思われる
実際にはクラス対応もある為まずはサンドバーグで450までハンドガンスコアを稼ぎ、その後はフォコーソまたは後述のマンギアフィコのハードキャスト弾とサンドバーグのホローポイント弾を組み合わせて5300まで行ってもいいと思われる。
一方で44マグナムのハードキャスト弾が2500で解放されるが、正直なところそもそもハンドガンの距離(120m前後以内)まで近づけるなら貫通25は見ての通り充分戦える水準なので個人的にはどちらでもいいと感じた。

また、作中でも群を抜いて硬いバイソンやスイギュウ等ですら当たり方がよければホローポイント弾で100mの距離から肺を抜くことも一応可能(但しほぼ真横から通すのは前提)。心臓までは抜けなくともなかなかのクイックキルボーナスを得られる。

かなり疑惑の判定ではあるが…貫けない訳ではない

ハンドガンながらクラス4~9対応、それもこの威力を初期から使えるのは超強い。
なおカラバリの「ライノ454」も存在するが、こちらはハンドガンスコアが大量に必要であることやゲーム内通貨が必要であること、そもそも反動が大きく連射が利かないことなどから、カラバリの優位性はほぼないし無理に買う必要もない。

なお、評価対象外ではあるがハードキャスト弾はこんな感じ。
結論から言えばライフルを含めた全銃でも最強クラスのポテンシャルはある。あとは150m前後以内まで距離を詰められるかどうか次第。

ハードキャスト弾の使い心地というよりサンドバーグ自体の使い心地の話だが、
一応300mからの臓器命中も可能である(結構難しいが)。
かなり見辛いが、身体の真ん中あたりまで刺さっている
一方こちらはマルメルで背後からの射撃。厳密に真後ろという訳ではないがそれでも半分くらいしか刺さっていない
有効射程内(50m)からであればこういうエグい貫き方も多数観測できる

2,3枚目に関して、マルメル側が若干ズレているのと双方共に有効射程から大きく外れている為厳密な比較ではないが、確かに良く刺さる。
4枚目に至っては袈裟斬りというか袈裟貫きというか、とにかく貫通力100は伊達ではないことがわかる。
但し、有効射程内に近付かないと「マルメルよりはよく刺さる」程度に収まることも割とある点には注意すべきか。扱いやすい120~130m位から撃とうとすると特にクラス7~9辺りは大きな差を感じられなくなる。

また膨張力23に関しても数字上は一応他の銃のポリマーチップ弾やハードキャスト弾と比べ頭一つ抜けた数字ではあるのだが、実際のところ全ての敵が即死するみたいなゲームバランスが大きく変動するレベルの力がある訳ではない
クラス4~5辺りはマルメルとあまり変わらず、6~9はマルメルよりは明確に早いかもと感じるくらい。6はともかく7~9は今度はツルギやアルジナ辺りとの比較になりこの2丁と比べるとやっぱりそこまで変わらない。
参考までに、実際に、刺さった部位の数が少ないと相応の時間に収まってしまう例を二枚紹介する。

有効射程外かつ比較的大型な個体(ミシカル)というのもあるかもしれないが、片肺しか貫いていない為かクイックキル最大ではない(最大250pt)
バイソン相手だとここまで様々な部位を貫いているにもかかわらずクイックキルボーナス満点を取れないこともある(スコア表示を忘れているが、数字が半端なのでフルじゃないのは確定)

しかしながら、以上の結果は裏を返せば150m以内程度まで距離を詰めることさえ認めればツルギやアルジナと同格かそれ以上の弾丸性能を僅か重量1.5の非DLC武器で4~9に発揮できるということでもある。
その肝心の距離詰めが大変なこともあり100/23という数字のインパクトに反してバランスブレイカーになるような武器ではないが、それでも確実に最強クラスの力があることは間違いない。
なお、私自身の熟練度だと現時点では140~150mショットは辛うじて実用圏内といったところ。これはあくまで私の例であり、もっとまともにFPS慣れしているプレイヤーが修練を積めば更に長い距離から扱うこともできるだろう。

・マンギアフィコ.410/45コルト

高評価基準:対応クラス、入手性(経路、時期)、装弾数
低評価基準:なし
総評:
Weapon Pack2で入手可能。
ハンドガンとしては丁度サンドバーグの穴を埋める2-5クラスに対応しており、同クラス帯である非DLCのフォコーソと比べても若干ではあるが貫通・膨張の双方に優れる。代わりにフォコーソの重量は1.0なのに対し1.5と少し重たいほか、こちらはクラス6には対応しない。
フォコーソはハンドガンスコア450でハードキャスト弾が解放されるが、こちらは購入直後、即ちゲーム開始直後からでもハードキャスト弾が解放されており使いやすいのが利点。貫通力の高いハードキャスト弾の方が使いやすいという場合、4に関してはサンドバーグのホローポイント弾ではなくこちらのハードキャスト弾で撃ってもいいかもしれない。
また、計上スコアはショットガンとなってしまうがバードショットによりクラス1への対応も可能である。4-9は全てサンドバーグに任せていい状況なので、単純に1-3をこれ一丁で埋められるのは非常に強力。
この絶妙なクラス対応力のおかげで、場合によってはハンドガンに縛らない、ライフル込みの狩猟に持ち込む選択肢も普通にある。例えばクラス1とノロジカはこれでなんとかしてそれ以上はマルメルとか普通に考えられるし、この場合1-9に対しスコープ込み重量6で対応可能。これはグリェルク・ドリリングライフルのスコープ込み重量5.5に僅か0.5までの差に肉薄している上、4-9に対しては明らかにグリェルクを大きく上回る対応力になる(特に4にライフル対応出来るのが強すぎる)、加えて1-3に関してもショットガンとハンドガンはそれほど使い勝手が変わらない…というかぶっちゃけショットガンよりはハンドガンの方が遠距離から射撃できるため、総合力も含めれば事実上の1-9対応最軽量と言っていい組み合わせである。
またはハンドガンの距離で割り切るならいっそのことこれとライノで組んでもいい。
この場合、スコープ込みでも僅か重量3.5で全クラス対応と一部の弓を除きぶっちぎりの最軽量である。

唯一欠点があるとすれば、バードショットの飛翔射程が若干短い(らしい)という点。ただ他のバードショットが100mなのに対しこちらは90mといった程度の差であり、クラス1は50mくらいまでは近付けたりするのでそこまで大きな懸念点にならないことも多い。
なお後述のクオモはサンドバーグを補う2-3用のハンドガンとしては群を抜いた扱いやすさではあるのだが、他のDLC内容にあまり恵まれずクオモだけの為に買うことになる可能性が高い。
サンドバーグをまず扱ってみてハンドガンの距離での狩りがさほど問題なさそうと感じたのであれば、一旦クオモは置いといてグリェルクついでに手に入ったこちらを選択する手もある。

・.243R.クオモ

高評価基準:精度、射程、対応クラス、重量
低評価基準:装弾数、入手性(経路)

総評:
Assorted Sidearm Packで入手可能。コンテンダー。
初心者プレイヤーでも現実的に普段使いできる可能性があるほぼ唯一のハンドガン。基本的に扱いやすさでは一番オススメ。
ハンドガンではあるが、ライフルスコープ使用可能&ライフル用の弾(レンジャーのもの)を装弾数1ながら使える。
弾丸の性能に関しては全てレンジャーの項に一任するとして、ここで重要なのはこのクオモは厳密には違う部分もあるが「1発しか装弾できない代わりに重量1となったレンジャー」のように扱うことが出来るという点が非常に強い。但しその代わり普通のハンドガン弾は使えない。
初期状態のゼロインは100mなのだが、実際のところ素でも150mくらいの距離は対応可能、僅かに落ちることを承知していれば200mくらいまでは実用圏内と思しい。その他射撃場で試したところパークのゼロインを獲得した場合200mで150-250m辺りまでは概ね対応可能と思しい結果が出た。300mは残念ながら200mゼロインでも少し苦しくなるが、通常のライフルよりはわずかに劣る程度の射程が確保できているものと思われハンドガンの射程として破格であることは間違いない。
またこちらは通常のハンドガンと異なり距離を取れる武器である為、元の装弾数は最低評価だが一応カラバリ二丁持ちで多少補う余地はある。この場合重量のアドは消えてしまうが、とにかくハンドガンスコアを急いで稼ぎたい場合はカラバリの出番もあるかも。目指せ固有時制御・二重加速。
ハンドガンのみでの狩りを行う場合、5-9はサンドバーグで頑張るとして2-4はこれに勝るハンドガンはない。ハンドガンに要求される近距離接近が苦しいなら最悪5-6もこれで頑張る手はある。
序盤のハンドガンスコア確保から、ゲームに慣れてきたら今度は重量調整用のサブウェポンとしてまで幅広く活躍できる良武器である。

また、この武器はあくまでレンジャーの弾しか撃てないためハンドガンの最大の特徴である「近距離での超威力弾」を殺してはいないというのも個人的にはポイントが高い。クラスが被っている為紹介はしないがフォコーソ357も死んでいるわけではなく2-6対応ハンドガンとしてはそこそこ強い。また同じ弾を撃てるレンジャーに対しても重量が優秀な代わりに弾のスペック以外は全体的に下位互換気味としっかり差別化は図れており、絶妙なバランスを持った武器とも言えるだろう。
惜しむらくは、マンギアフィコの項でも述べたがDLCに入っているこれ以外の残り2丁のハンドガンにそこまで尖った部分がなく、ゲーム性能的にはこれだけの為に買うことになる可能性が充分考えられる点か。強いて言えば同じハンドガンでもアンダーソンが入ってればダントツお勧めだったのだが。
ただ、コンテンダーもそうだが同パックにはSAAが入っておりいいセンスが垣間見えるためロマンを求めるなら元は取れる。

・.45-70イェルンペリ・スペリオル

最高評価基準:なし
高評価基準:クラス対応、入手性(経路、時期)、精度、射程、重量
低評価基準:装弾数
「the High Caliber Pack」の購入で入手可能。
ゼロインは100-200mに対応し、ライフルスコープも搭載可能。まあほぼ完全にクラス4-9版のクオモである。
肝心の弾丸の威力だが、これまた4-9版クオモという感じで「4-7までは問題ないが8-9は少々パンチ力が厳しい」といった具合である。

ダマジカ相手であれば片肺でもクイックキルは余裕
アカシカもほぼクイックキル満点
クラス7くらいまでならそこそこ早く倒せる
クラス9になると流石に厳しい(倒せはする)

今回のアプデで45-70弾自体も強化されたらしいが、アプデ前にコーチメイト・レバーを購入して比べた限りだと正直あまり変わらない感じはした。7クラスまでは通用するが8以降はお守り程度のものである。
とはいえクオモでは足りなかったクラス5以降にパンチ力を得たのは大きい。これを使い辛くなるクラス8以上は今回のアップデートで数を減らしているのも追い風で、クオモと同様に序盤のハンドガンスコア上げではこれ以上ない相棒になりえるだろう。
ハンドガンレベルを上げる目的でクオモかこちらのDLCどちらか1つを選ぶならば、アルジナも強いこちらだろう。4-9どころか4-7と考えても多種多様な動物がいるため、基本的にクオモよりも相手を選ばない。ライノのハードキャスト弾を使用可能になるまではこれ一本で通していいと思われる。

ただ一方で同様に4-9ハンドガンのライノと比べる場合、ライノとイェルンペリ単品で比べれば相互互換なのだが、実際には他に持ち込む銃との役割の兼ね合いでライノの方が優先されると思しい。
クオモに関しては、レンジャーの重量が3.5とやや重たいこともあり「威力を重視して22-250弾(ザガンの弾)ではなく.243弾の威力で2-3に撃ちたいが、レンジャーでは重い」という時には使える。2-3帯は動物の種類もそこまで多い訳ではないため、レンジャーの劣化版気味ではあっても役割をクオモに一任し重量を節約する意味はある。
だがこの銃の45-70弾はぶっちゃけ他の4~9帯と比べると強くなく、あくまで実戦力を重視する場合4-9はこのゲームの動物のメイン層であるため、マルメルを初めとして対応出来る優秀なライフル自体はこれとは別に持ち込んでいるはず。なので、対4-9にこれを持って来たところで別のライフルで済んでしまいこれは最初から使わない可能性が高い。
一方でライノも4-9対応という点は一緒だが、こちらは超威力で確実性の高い狩りという他のライフルには出来ない仕事がある。つまり、役割的にはライノの方が希少。
ライノはハンドガンスコープも必要と言っても合わせて重量2.5に留まる為、実際のところそこまで重量を阻害するパターンも多くないという点もこの銃には向かい風である。
ただそれでも、クオモ同様に重量調整で光る部分自体はない訳ではないと思しい。例えばだが、実用面で言えばヴァイラント+クオモ+これ+ライフルスコープでグリェルク+ファルコンスコープの重量5.5をも下回る重量5で全クラスにライフルの距離から対応出来るようになった。グリェルクだと4以下はショットガンで対応しなければならなかったため利便性も大幅に上がっている。
その他、発砲音はクオモ同様めちゃくちゃ重いので爽快感はある。

ショットガン部門

ショットガンは基本的に威力、精度、反動がほぼ共通である為、これらの評価はしていない。

・グリェルク・ドリリングライフル

最高評価基準:クラス対応
高評価基準:入手性(経路、時期)
低評価基準:なし(ライフル時のみ威力と装弾数)
総評:
Weapon Pack2で購入可能。
良くも悪くもショットガンは6発装填できるカチャトーラとクラス9対応できる10mm弾を使えるミラー モデル1891及びストランドベリ以外の差が(恐らく、ほぼ)ない。
そもそも特に始めたてのうちは接近戦は難しいためショットガン自体がお勧め出来ない武器種ではある…のだが、準備をすればすぐできる稼ぎの1つにヒルシュフェルデンでのカナダガン稼ぎがあるため、ショットガン自体は何か一つ使える状態にしておきたい。
そうなると、ライフルとしても扱える上に本来スコアを稼がないと使えないズーム付きスコープをすぐに使え、ゲーム内無料のグリェルクが私のような始めたてのユーザーにとっては唯一解になる。
一応ショットガンの距離は100m以内ということでズームの必要性は落ちてくるため初期ショットガンのカバーシャム・スチュワート12Gでも頑張れなくはないのだが、やっぱりズーム付きスコープがあるならそれに越したことはない。
一方、対7-9ライフルとして考えるとマルメル・ツルギ・アルジナ・キャニングと比べ1発装弾と連射で劣り、有効射程も100mと一般ライフルより悪く、ライフルとしてのスペックはやや低い。一応弾丸の性能はマルメルの7mm弾に近いがクラス4を撃てないのが残念。
100-200mゼロインを使えるのは唯一無二ではあるが、あくまでも「一応対応はできる」程度で考えておくべきだろう。
またDLCパック自体に関しても先述したマンギアフィコが同梱されている他、ソロキンもバグ込みでもそこそこ強いなどDLCの内容が結構良質であり、入手性という面でも悪くはない。

なお、グリェルクの強みとして「本体5+スコープ0.5の合計重量5.5で全クラスに、比較的実用的に対応できる」というものがかつて存在した。一応重量だけならライノ+マンギアフィコの方が勝るが、クラス5~にライフル対応可能なこちらの方が扱いやすさでは勝っていた。
しかし2024/3現在ではイェルンペリの項でも述べたように重量5で全クラスに(実質)ライフルで対応出来るようになっているため、この強みは(全DLC購入視点では)失われてしまっている。

総括:武器はどのDLCを買うべきか?

まず、問答無用・ダントツでお勧め出来るのは「Hunter Power Pack」になるだろう。the Hunterを快適に楽しみたいならこれだけは事実上必須と考えていいかもしれない。
マルメル&ツルギ(ついでにオルソン)を手に入れることで4~9対策は万全になる為、レンジャーと合わせればクラス1対応を除き全マップにおいて不足がなくなる。
クラス1は小物しか居ない上知覚能力も低いため、狩りたくなってもまずは初期ショットガンのゲームキーパー12G、あるいはもう少しスコアを溜めてカチャトーラで頑張ってみるのも全然アリ。ライフルで対応したくなった時に「Weapon Pack 1」でヴァイラント(とついでにクロスボウ)を手に入れるのが恐らく一番丸い。

その他オプションとして、更に2-3への対応力を得たければ「エメラルド海岸」を、4-8への対応力を得たければ「テ・アワロア国立公園」を購入しザガン&スポーターを入手といった流れになるか。この二つはマップとしても優れておりポイント高め。
そこから更に、ハンドガンやショットガンを使いたければ「High Caliber Pack」「Weapon Pack 2」にも手を出してみる、狩りのバリエーションを増やしたくなったら「Ambusher Pack」で電子呼び笛を手に入れるついでにモラディーを確保する…といった流れが恐らく望ましい。
High Caliber Packはアルジナとイェルンペリ(対9ショットガンも地味にポイント高め)が、
Weapon Pack2はグリェルクとマンギアフィコがそれぞれ同時に手に入り、どちらも「Hunter Power Pack」に負けず劣らずの良パック。ソロキンもバグが直ったという噂がある為、それが真ならばソロキンも有難い。

そして紹介した強武器の中ではここまでに挙げたもの以外だとザルザ&イヴァニッツ、そしてクオモが残っているが、まず前者二丁に関してはここまでの内容で完結するため無理はしなくていい。以前はイヴァニッツの方が同時に手に入る武器の都合でやや優先度が高かったが、今ではHigh Caliber Packにてその優位も小さくなり、ほぼどちらでもよくなった。
一方でクオモに関しては性能的には替えが利かない部類に入るが、「ハンドガン初心者がハンドガンスコアを上げる」という観点で行くとイェルンペリの方が広い相手に対応出来るし、同時に手に入るアルジナも強いと全体的に手を出しやすい。今からであれば、クオモに手を出すのはある程度ゲームを理解してからでいいだろう。

おわりに

ということで、2ヶ月程the Hunter CotWをやってみての武器の所感を紹介してみた。
あくまで2ヶ月プレイしての所感である為もっとちゃんとプレイしたらもっと様々な側面が分かってきてこれらの評価も変わるかもしれないが、ともかく今はこんなところである。
次は…推奨マップ編を作ってはいる。ただまだ未プレイマップが幾つかあるので、パークとかを先に作ってしまうかもしれない。


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