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LA 日記 6月15日 (1日目)

6月15日(初日)

なんか久しぶりな成田空港。夕方の便でロサンゼルス向かうのだけど、ほんと人がいない。空港内の店も開いてるところは片手で数えられるくらい。

今回のLA滞在は、まず2週間の隔離滞在から始まる。法的にはそのような束縛は無いが、LACMA(ロサンゼルス・カウンティ・ミュージアム)からの要請で2週間は一か所に滞在して様子をみなければいけない。様子?って、もちろんCOVID-19(新型肺炎)に感染しているかどうかを見極めるためだ。なんだか2週間という時間がもったいない。PCR検査や抗体検査をしたほうが効率よいと思うのだけど、美術館という公的機関からの要請なので指示に従うことにする。

ロサンゼルス行きの機内は、両手で数えるくらいの乗客かなぁ。CAがマンツーマンで接待してくれる感!これは、かつて20歳で乗った東京→カラチ(パキスタン)行きDC-10機内みたい。しかし、こうも乗客が少ないと常に監視されているようで緊張する。20歳の自分はパキスタン航空の機内で「ビーフ or ポーク?」と聞かれ「両方」と答え、2種類食ったけれど、今はそんな胃袋大きくないし、代謝も衰えてるし、そんなぶしつけなこと言える勇気も無い。ので、いつものように機内食は和食を食べた。そして今回はアルコールは飲まずに寝た・・・というか、なんでか全然飲みたくないんだよな~。

現地時間6月15日午前11時、ロサンゼルス空港に到着。予想はしてたけど空港は静まり返っていて、いつもは長蛇の列でごった返す入国審査場も閑古鳥が鳴いている。

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昼過ぎには滞在先に借りた小さな家に着いた。太平洋が見える小高い丘に建つ平屋で、西海岸的な・・・そうだなぁ、日本の米軍基地にある「ハウス」のような家。道路に面した家の前には芝生、そして小さい裏庭がある小さな町の普通の家。築50年くらいかなぁ、4人家族が住んでいたようで寝室が3つ、居間とダイニングキッチン、机がやっと入ったような小さな書斎、地下に物置。竜巻映画に出てきて吹き飛ばされるような家だけれども、そういう感じがなんだか懐かしい。

頼んでおいた食料をLACMAでの個展のキュレータ、吉竹さん(と書くと日本人みたいだけどアメリカ生まれの2世)が買って持ってきてくれたけど、ちょっと大量!(ちょっと・大量・日本語変だな?)照り焼きチキン+エビ天弁当(味噌汁付き)を食べたら腹一杯で、夜はなにも食べずに10時前には寝てしまった。

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