ひとり

実際のところ、自分はとても寂しがり屋で、いつも誰かに見て欲しいと思いながら絵を描いている気がする。

ところが、その絵というものに向き合っていると、絵そのものが自分の話を聞いてくれる親友みたいに思えてきて、他に友だちなんて要らないと思ってしまうのだ。

だから、この部屋にひとりいても、絵の中の君と会話して笑い合ったり、泣き合ったりできるから、ひとりじゃないんだな。

・・・あれっ?今日の日付けを見てみたら、いつの間にか、2012年の大晦日じゃないか!

自分以外の誰とも分かり合える事はない、なんて思ってたけれど、自分自身すら他人みたいに思える時もある。

それでも、そんな他人みたいな自分とも、面と向かい合っていたいんだ。

なんてったて、まったくもって不快じゃないんだからね。

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