LA日記 6月16+17日 (2,3日目)
6月16日(2日目)
時差ボケがあるのか無いのか?朝6時頃に起床。ジューサーがあったのでバナナとアプリコットとブルーベリーに豆乳を入れてジュースを作って飲んで朝食終了。
少しゴロゴロしてから海近くの崖の方まで歩いて散歩に出た。植物の生態系が南カリフォルニアな感じ。多肉植物系の種類が豊富で大小さまざま。樹木も耐乾性の強いユーカリやシカモアなんかが多い。海が近いのでオークやセコイアは少なかったけれど、思っていたよりも木々が多い。そうだ、ジャカレンダ(紫雲木)の明るい紫の花がきれいに咲いていた。
今日はほとんどなにもせず、と言っても、日本にいても植物の世話以外はなにもしないことが多いなぁ、と思いつつ、Netflixと読書で一日が終わった。晩ご飯は冷凍牛丼に味噌汁、漬物。基本、どこへ行っても日本食好きなんだけど、西海岸は簡単に手に入るからありがたい。食料は冷凍の丼もの系、ビーフン、冷凍うどん(具入りのやつ)、果物が冷蔵庫に入ってる。卵とベーコンと野菜が要るなかと気づいて、明日頼もうと思った。
Netflixで『Da 5 Bloods』(スパイク・リー)を観て、11時前にはベットへ。
6月17日(3日目)
健康な人みたいに朝6時起床、つか、自分はかなり健康な体を持っていると思う(と、数年前の人間ドックで確認)。海の見える崖まで散歩。昨日ちらっとリスがいるのを見たけど、気を付けて見たらけっこういる!小さなトカゲや野兎もいる。崖の下の海岸線は左右を山に挟まれて1キロほど続く家並み。海に向かって左を進めばその先はサンタモニカで、右に行けばトパンガビーチ(その先はZUMA!)。
午後にBLUM & POEギャラリーのサムがワインを届けてくれた。ドアを開けて、5mのソーシャルディスタンスをとって、小さなケリーを抱っこしたサムに挨拶。サムが持ってきたワインは6本!果たして滞在中に飲めるのか・・・依然としてまったくアルコールを飲む気がしない。ビールさえも!
それにしても本を持ってきてよかった。適当に文庫本を詰めて、単行本は読みたいものを2冊、今数えたら15冊。とえいあえずリチャード・ライトの文庫本「ブラック・ボーイ」を読むことにした。(彼の本で一番好きなのは「アメリカの息子」)
舞台は20世紀初頭のアメリカ、本の中の世界を想像しながら読むには、BLMを考えるにも良い一冊かもしれない。ライトは黒人文学の先駆者のひとりだけれど、彼を知ったのは死後に出版された、晩年の頃に書きためていた俳句をまとめた「HAIKU(俳句)」を手に取ってからだ。
夜はNetflixで『echo in the canyon』。このキャニオンは、今自分が滞在しているところから1時間弱のローレル・キャニオンのこと。ジェイコブ・ディランが60年代の音楽シーンを訪ねて当時そこに住んでいたミュージシャンたちにインタヴューしていく。過去の映像やジェイコブらによるカバーやオリジナル曲、今ここで観れることに感謝するしかないが、ほんとに良くて結局3回も観てしまって気が付いたら深夜・・・以下、ツイッターから。
「場所と音楽が持つ力が画面から溢れ出してくる。不思議だなぁ。画面の中の人たちがとても身近に思える。そう感じてる自分が自分じゃないみたいで、その自分が羨ましくなる。道が見える!!!空に続く道が!!!」
まるで「Spirit in the Sky」だ!おやすみ。
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