11月14日
ソウルでは展示風景をのぞいて、全く写真を撮っていなかったことに気付いた。それはもう、ソウルの街を歩くことが自分の日常と何ら変わりないことになってしまった証しのようなものに違いない。もちろん漢江を渡る橋にさしかかると少しはどきどきするし、澄んだ空気の中で遠くに見える岩山が一期一会のように綺麗だなぁと思ったりするけど、シャッターを押す気にはならない。なんか、明日も明後日もそこにいることが出来そうな気がするからだ。もちろん自分はソウルに住んではいないし、普段いるところから飛行機で2時間といっても、毎日のように訪れるわけにはいかない。でも、なんか自分の行動範囲というか、場所は違っても同じ時間に同じ夕日を眺めることができたり、それこそ簡単に電話して話せる友だちがいるっていうことが当たり前になってきたんだなぁって思う。それは飛行機で1時間、新幹線が開通しても3時間はかかる自分が育った街に対する想いにも似ている。ソウルも自分の故郷になったってことなんだろうかなぁ・・・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?