2011年 8月11日

たぶん、この20年で10回以上は日記に書いた気がする、このフレーズ。

「やるしかないが、うまくいかない。うまくいかないが、やるしかない。」

今まさにそんな感じだけど、自然に手を動かせば、可笑しいかな、ちょうど20年前の絵みたいになっていく。なんていうか、崩しの絵だ。上手くみせない、かといって日本的なヘタウマとかいうやつとも違う、わりと正当な絵画センスを残したような崩し。

表面的な進歩を無視して描こうとしたら、急に20年前に戻ってしまったなぁ。

来年の横浜個展・・・画学生みたいな展示になることは間違いない。

なんか、流行とか時代精神とか、そんなのを皮膚で感じながら、自身とはちょっとしたブレのある中でアート・シーンに出てきたような作家を可哀想なふうに感じていたけど、自分もそうだった・・・って感じ。

元々、ブレてデヴューしてしまったのであれば、本来の自分の位置まで立ち返ってから前進しなけりゃいけない・・・と、なんとなく戻ってみれば、ほんとに描きたいものを探している状態だ。

「うまくいかないが、やるしかない。やるしかないが、うまくいかない。」

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