見出し画像

夢を語り、可能性を殺せ

本noteは、2021年2月7日から一ヶ月間のオンラインビジネススクールUNCOMMONを受講し終えた筆者が、受講前の筆者(と似た境遇の人)に向け、強く感じたことを伝えるために書いたものです。
UNCOMMONとは
マコなり社長率いる株式会社divが2021年2月に開始した1ヶ月集中オンラインビジネススクール。毎日2時間、オンラインのカリキュラムとグループワークを通して社会人に必要なスキルを習得する。
https://un-common.jp/
筆者について
41歳男性、アパレルブランド経営者。地方国立大工学部卒。20代をフリーランスとしてダラダラ過ごし、30歳で現事業を起業。いま抱えている頭打ち感や閉塞感を打破したかったことがUNCOMMON受講のきっかけ。
https://twitter.com/michinakazawa

本noteで伝えたいこと


「夢」は明文化しなければ実現しない。だがしかし、明文化する過程で多くの可能性を捨てることになる

「多くの可能性」とは、「夢」の周辺にあったはずの数多の曖昧な選択肢、という意味です。

この考えに至った経緯

UNCOMMONでは最後の集大成として、短時間で人を動かすことを目的とした、自分の「夢」のプレゼンテーションを行いました。そこではプレゼンテーションとして人に「夢」を伝えるために、「夢」を言語化する必要があります。このカリキュラムにおいて、UNCOMMONの特徴のひとつである段階的なワークによって、「夢」をどんどん明確にしていきます。

このクリアにしていく過程で、「夢」の軸のまわりにあった「あれもやりたい」「もしかしたらこんなこともできるかも」といった曖昧な可能性はどんどん削られていきます。抽象的であったものを具体化していく作業です。このとき、どれほど自分が実現可能性の低い数多の淡い夢を見ていたか、ということに気づきます。

例えば、「クリエイターになって人々に感動を与えたい」という夢があったとします。現代においてはクリエイティビティが必要な仕事が大半です。そこで取り組む分野をアート・デザイン・映像のどれかに限定します。このとき、「イノベイティブなウェブサービスを作る」という可能性は排除されます。さらにそこでYouTuberになると選択すれば、村上隆のようなアーティストや佐藤可士和のようなアートディレクターになれたかもしれない可能性は捨てられます。

このように、なんとなく考えていた可能性はどんどん削られていきます。

可能性を捨てることの必要性

しかしながら、多くの偉大な先人たちの助言によると、この「可能性を限定していく」という作業は、大きな成果を生み出すためには不可欠なようです。大半の人間の能力に大きな差はなく、どこかに自分の時間や能力を集中しなければ、大きな成果につながることはありません。一度、他の可能性を殺してひとつに集中し、だめだったらそこで初めて他に目を向ければよいようです。

もちろん、「どこに集中するか」の選び方は重要なはずです。また、ひとつの可能性が「だめだった」という評価をどうやって行うのかというのも、同様に重要はなずです。

UNCOMMONは「夢」の実現に役立つか?

役に立ちます。大きな成果に向けて、最初の一歩として今日できることは何なのかを、自分で考えることができるようになります。超抽象だった「想い」を、たった今何ができるのかという超具体な「行動」へ落とし込む訓練を積むことができます。

また、UNCOMMONで身につくスキル「思考力」「文章力」「コミュニケーション力」が最も役に立つと想定される場面は、自分の夢を具現化して動き出した後の、実務が発生したときです。すべてにおいて基礎的なレベルさえできていなかった自分にとって、このスキルを短期集中で学習できたことは、この上なくリーズナブルです。

UNCOMMONでは学べないこと

2つあります。ひとつは、自分を深く知ること。夢や動機、強みや適正を知ること。ここにはあまり重きは置かれていません。もうひとつ、戦略の立て方。夢を実現するとき、どの分野を選び、誰に何を価値として提供するのかといった考え方。ふたつとも、別途自分で学ぶ必要があります。ただ、それを考えるための、思考方法の訓練は積むことができます。

最後に

UNCOMMON受講が自分にとってプラスだったのかどうかを問えば、完全にプラスです。すべてが新鮮で、適度な負荷がありました。UNCOMMONをきっかけに、新たな事業に向けて動き出すことができています。

他にも既に多くの受講生の方が書かれているとおり、沢山の良い変化がありました。最後にそれを箇条書きにして終わりたいと想います。

・朝起きる習慣と、夜までに仕事を終わらせる習慣が手に入る。時間の使い方が変わる
・全く未知の領域であった「瞑想」を知り、生活に取り入れるようになる
・思考力のトレーニングと短時間で解決策を出していくワークとを通じて、どんな問題でも暫定的であれ解決策を出せるようになる
・プレゼンテーションや提案の方法を体系的に学習できる
・コミュニケーションの基本を学習し、感動するレベルでそれを行う人がいるということを知る
・同じ志を持った個性豊かなクラスメートができる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?