令和5年3月一般質間内容 理事者側の答弁含む
○6番(道端俊彦)
議席番号6番 自民党・市民クラブ・無所属議員の会・道端俊彦でございます。通告に従いまして河内長野の課題を一般質問、政策提案させていただきます。
件名1.未来を見据えたまちづくりについて伺う。
要旨1.令和5年度当初予算案の編成方針について。
(1)地域経済・地元商業の活性化施策について。
(2)日本遺産(中世に出逢えるまち、女性とともに今に息づく女人高野、葛城修験)を活用した観光振興の拡充を図るための施策について。
(3)令和5年に創立150周年を迎える小学校(長野小学校、千代田小学校、三日市小学校、加賀田小学校)での市立学校創立150周年記念事業の具体的な内容について。
件名2.河内長野の再生と地域課題の解決について伺う。
要旨1.高齢者の多い地域の移動手段として欠かせない地域公共交通をどのように考えていくのか、今後の公共交通機関の整備計画について問う。
(1)現状の公共交通について。
(2)今後の公共交通の方向性について。
(3)交通不便地域の課題解消に向けての取り組みについて。
件名3.持続可能なまちづくりのための市政運営について伺う。
要旨1.新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」への移行に伴う影響と対応について問う。
(1)新型コロナ5類移行による市民生活・医療機関・医療提供体制への影響について。
(2)医療費やワクチン接種等の影響について。
(3)移行に懸念される課題について。
質問は以上でございます。答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(桂 聖)
環境経済部織田理事。
○環境経済部理事(織田貴士)
おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
私からは、件名1.要旨1.(1)につきましてお答え申し上げます。
地域経済・地元商業の活性化施策につきましては、これまで新型コロナウイルス感染症や原油価格、物価高騰等による経済が低迷している中で、消費喚起を目的とした事業支援や産業用地確保による市内操業環境及び雇用の充実など、多様な取組を進めているところでございます。
また、地域商業活性化策の一つとしましては、市商店連合会が運営するポータルサイト「つながる かわちながの」や奥河内フルーツラリーの実施等に対して補助することにより、市内消費の拡大と地域コミュニティの活性化等を支援しております。
さらに、ノバティながの北館管理組合による真冬の青空マルシェや河内長野料飲宿連合会による旨いもん市への後援など、にぎわい創出に係る取組をはじめ、事業者向け経営支援や創業・起業支援なども実施しており、引き続き、時代に即した支援を継続してまいります。
今後におきましても、市商工会や市商店連合会等の関係団体等との連携を密にし、地域経済、地元商業の活性化に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂 聖)
環境経済部長。
○環境経済部長(島田俊彦)
件名1.要旨1.(2)につきましてお答え申し上げます。
日本遺産を活用した観光振興につきましては、令和元年度認定以降、文化財所有者や市内事業者などで構成する河内長野市日本遺産推進協議会を立ち上げ、観光ガイド育成やシンポジウムの開催などの普及啓発、パンフレット作成や映像コンテンツの制作など情報発信ツールを生かした観光キャンペーンの実施などにより、観光入り込み客数の増加を図ってきたところでございます。今年度につきましては、「中世に出逢えるまち」をテーマとした精進カレーや甘酒おかしなど看板商品の開発、女人高野を紹介するPR映像の制作、葛城修験では経塚の案内看板整備などソフト・ハード面での充実を図ってまいりました。
令和5年度におきましては、大阪・お城フェスやツーリズムEXPOジャパンに出展し、歴史、文化に関心が高い層や全国旅行会社などに対し、看板商品や映像コンテンツなどを活用しながら日本遺産のまち河内長野の魅力を発信し、認知拡大及び観光誘客を図ってまいります。
今後におきましても、3つの日本遺産の特徴を最大限に活用し、広域連携を図りながら、交流人口の増加に向けて観光振興の充実に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂 聖)
教育推進部安田理事。
○教育推進部理事(安田喜孝)
件名1.要旨1.(3)についてお答えいたします。
周年行事につきましては、学校行事との位置づけから学校の判断で行われるものでございます。
令和5年度に市立4小学校が150周年を迎えます。各学校では実行委員会等を立ち上げ、保護者や地域の方々からご意見を伺いながら、学校の歴史を振り返る機会として式典を予定していると聞き及んでおります。加えて、各PTAで周年行事のための積立金を活用し、集合写真の撮影や児童発表などの工夫したお祝いの催しも計画しています。
教育委員会といたしましては、150周年を迎える学校に対して記念冊子の作成経費等の補助を考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
○議長(桂 聖)
都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
件名2.要旨1.(1)から(3)につきましては、相関連いたしますので一括してお答え申し上げます。
本市の公共交通ネットワークは、基幹交通としての鉄道と路線バスやタクシーなどの端末交通で構成され、市民の移動需要を支えてまいりました。しかしながら、従来からの利用者減少に加え、コロナ禍における生活様式の変化により、事業者の経営状況は非常に厳しく、現在でもコロナ以前の水準までには戻っていないのが実情でございます。
また、高齢化が進む地域では、よりきめ細やかな移動サービスが求められており、近年、地域住民の支え合いによる移動サービスなど、様々な手法で移動手段を確保する取組が展開されています。
このような中、市では今年度、地域公共交通計画を策定し、「将来も安心して生活でき、住み続けられるまちを支える公共交通」を将来像として、様々な移動モードの組合せによる公共交通網の再構築や、急激に進展する高齢化に対応した公共交通の実現を目指しているところです。
ご質問の公共交通空白・不便地域の解消につきましても同計画の中で推進することとしており、持続性確保の観点から地域住民自らが移動手段を守るという意識の醸成に取り組むとともに、自主的に取り組む地域に対しては市が勉強会の支援等を行うなど、地域の実情に合った移動手段の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂 聖)
市民保健部長。
○市民保健部長(和田全功)
私からは、件名3.要旨1.(1)から(3)についてお答え申し上げます。
新型コロナウイルスにつきましては、本年5月8日から感染法上の位置づけを5類に変更する方針が国において示されました。これに伴い、法に基づく入院措置や外出自粛要請がなくなることから、コロナ陽性者や濃厚接触者の行動制限はなくなり、季節性インフルエンザと同様の自主的な療養となります。医療提供体制につきましても一般疾病と同様になるため、幅広い医療機関で新型コロナの患者が受診できるよう、現在、国において拡充が進められております。
また、医療費の公費負担につきましては、外来医療費は季節性インフルエンザと同程度の自己負担とし、高額の治療薬のみ公費負担を続け、入院費に対しては軽減措置として一定額の補助を行うことが検討をされております。
次に、コロナワクチン接種につきましては、特例臨時接種の実施期間を1年間延長し、春・夏に65歳以上の高齢者、基礎疾患を有する方や医療機関・高齢者施設等の従事者を対象として、秋・冬には全ての年齢を対象としてそれぞれ費用負担なく追加接種を実施する方向で、国において議論が進められております。
今後懸念される課題といたしましては、受診可能な医療機関の周知、重症化した場合の入院調整、高齢者施設でのクラスター発生時の対応などが考えられます。これらの課題について、大阪府におきましてもオール医療の提供体制を目指して検討が進められており、当面は重症者や高齢者の入院等の調整、高齢者施設への指導等につきまして、これまでと同様に継続して実施する予定であると聞き及んでおります。
本市におきましては、休日急病診療所において日曜祝日等に発熱外来を実施しておりますが、5類移行後に向けて、必要な感染対策を講じつつ段階的に通常診療に移行ができるよう医師会等とも調整してまいります。また、5類への移行に伴い、外来受診などで混乱を招かないよう丁寧な説明を行い、市民の皆様の不安軽減に努めてまいります。
今後も、広報紙、ホームページやLINEを通じ、より分かりやすい情報提供を積極的に行い、市民の皆様の安全・安心に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
答弁ありがとうございました。順次、再質問、意見要望させていただきます。
まず、件名1の要旨1から、当初予算案についてです。
予算書も拝見し、市長の施政方針もお聞きし、先週の代表質問各派のものもお聞きした中で、今回の当初予算の要約すると一般会計の予算が総額約390億円、前年度予算に対して増えているのは南花台地区の施設一体型小中一貫教育施設の整備等、それを取りまとめた包括予算という形で、全庁一丸となって少子高齢化対策、子育て世代の支援、基盤整備に臨んでいくというのが今回の趣旨かなと、取りまとめて概略で言うとこういう感じかなと。それに対して市長は3つのスマートという形で、今回は新しくスマートファイナンスという新しい言葉も入っていますが、賢い財政管理だと思います。それを踏まえて再質問していきたいと思います。
まず、要旨1の(1)地域経済・地元商業の活性化施策についてという形で、まず数字的な、予算書を拝見したときに地元経済、商業者の活性化について具体的な数字がちょっと答弁の中で見えていなかったんですけれども、具体的に地元の商業に対してどのような支援をしてくださいというのをお聞かせ願えますでしょうか。
○議長(桂 聖)
環境経済部織田理事。
○環境経済部理事(織田貴士)
商業者向けの支援といたしましては、今年度やらせていただきました商店街連合会に対しまして予算を支援させていただくということで、これは150万円、引き続きやらせていただくという形になっています。あと、商業に限って申しますと、商業活性化セミナーというのを開催予定でございまして、こちらにつきましては魅力ある商業活動の推進を目的とした商業者のためになるようなセミナーですね。まだちょっと中身までは固まっていないんですけれども、そのあたりを支援させていただくということで、そちらの講師謝金の費用などで5万円程度を予定させていただいております。
そのほかにも、商業というキーワードだったので答弁には入れさせていただかなかったんですけれども、昨年の秋に初めて開催をさせていただきましたオープンカンパニー事業、ワークワクワク河内長野という取組、こちらにつきましては仕事の現場を一般の方に見ていただくというイベントなんですけれども、そちらにちょっと力を入れていこうかなと考えております。本年度、18の事業者に参加をいただきましていろんなイベントをやらせていただいたんですけれども、今年度はそれをさらにどういった方々をターゲットにするかとかを、地元の事業者の方と話合いをしまして、より充実をさせていただきたいなと思っております。
また、ほかには市内事業者さんの仕事の内容とか職場の雰囲気を紹介する企業紹介ガイドブックというのを昨年度に1回作らせていただいたんですけれども、そのリニューアルということで、これは125万円程度予算計上させていただいております。
これらの事業を通じまして、ウィズコロナとかアフターコロナの時代に前向きな取組を行っていただく事業者の支援を強化してまいりたいと考えてございます。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
各種の施策、どうもありがとうございます。
まちを歩くと、千代田の駅前、河内長野の駅前を歩くと、やっぱりコロナで疲弊した商業者がかなりあるというのがもう目に浮かんできます。そこら辺を考えると、市としてしっかりサポートすることが大事だと思います。
3月15日にモックル公園の締切りも迫っております。モックル公園も残念ながら今回の予算ではトーンダウンしているという感じです。その中で、やっぱりしっかり商業者を支えていただきたいなと思います。これは要望としておきます。
次、日本遺産について。
日本遺産、答弁ありがとうございました。日本遺産をしっかり活用することが私は大事だと思っていて、観光誘客はそれに向かうための通過点だと思っています。この事業をやっぱり自走していくことが一番大事だと思っております。
今回、精進カレーとかいろんなアイテムを作っていただいたりしておりますけれども、それを本当に自走することが大事で、日本遺産を活用した地域活性化には組織としての引き続きの取組が必要だと、それと体制づくりが必要だと思っております。それについて、観光案内所というのはすごく大事だと思っております。
今回、河内長野市はプロポーザルで河内長野市観光案内所の運営業務に係る公募を行っております。それについての考え方についてお聞かせください。
○議長(桂 聖)
環境経済部長。
○環境経済部長(島田俊彦)
まず、プロポーザルに至りました経緯をお話しさせていただきます。
こちらにつきましては、これまで随意契約によりまして観光協会と運営委託をしてきたというのが経緯でございます。しかしながら観光協会のほうから、このままいきますと資金的にも困難で、なかなか継続が難しいというようなお話をいただきました。そのような状況の中で、本市でこれまでいろいろな状況がございましたので、このまま一緒に随意契約でやっていくということはいかがなものかという議論を経まして、まずは随意契約でなく、広くプロポーザルによる公募により選定したいというのがプロポーザルの考え方でございます。
その中で観光案内所につきましては、まずは本市の玄関口河内長野駅前にあるという立地、これを生かしまして、民間等のノウハウを活用しながら河内長野市の観光行事、イベントまたは電車やバスなどの公共情報、お食事情報、これらを効果的、効率的に運営を行っていただくというようなことを求めているものでございます。それに加えまして、駅前のレンタサイクルもございますし、先ほど議員からもありました土産物等、これらについてしっかり販売していただき、本市の観光振興及び地域全体の活性化を図っていただきたいと考えております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
ありがとうございます。
観光協会の方には本当に敬意を払うとともに、河内長野活性化に案内所をすることが大事だと思っています。やっぱりこれから、最後の話になりましたけれども、コロナが2類相当から5類に変わるということで人の動きも変わってくると思うんで、しっかり日本遺産を活用すること、それから高野山へ行っている人らもここで降りてもらうような施策をしっかりやっていただいて、観光案内所をより活用していただければなという思いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
次、(3)150周年を迎える4つの小学校についてです。
我が母校、楠小学校も創立50周年という形で、地域の方を挙げてやっていただいていている。深く感謝します。それでまた、150周年を迎えるに当たり伝統と歴史を紡いでいただいていた皆様に心から感謝をします。
その中で、今回、答弁の中で学校に任せていただいているということは非常にいいことだと思うんですけれども、現場の負担が今、不登校であったりいじめであったり虐待であったり、非常にたくさんの業務が現場にはたくさん課題があります。それについて、またこれが乗ってくるということは非常に負担になるんじゃないかなと私自身は考えていますけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。
○議長(桂 聖)
教育推進部安田理事。
○教育推進部理事(安田喜孝)
周年行事の実施に当たるそういう学校現場での負担というご質問ですけれども、この間、事前に実施校からどういう取組を周年行事としてされるかというのも内容を教育委員会としても聞き取りもさせていただきながら、助言に当たってきたところでございます。150周年を迎える学校は4校ですけれども、これから順次そういう周年行事が行われてまいりますので、学校間で行事内容に大きな差がないような形でも、教育委員会としてもアドバイスをさせていただいております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
予算書を拝見すると、予算で154万円と計上されていますけれども、その具体的な内容をもう少しお聞かせ願えますでしょうか。
○議長(桂 聖)
教育推進部安田理事。
○教育推進部理事(安田喜孝)
先ほどもちょっとご答弁させていただきましたけれども、まずは記念冊子の作成経費でございます。それ以外に、当日式典で記念冊子に活用した写真なんかをスライドショーで提示して、昔の学校の風景なんかをみんなで共有するような、そういうスライドショーの作成経費も含めております。
また、学校においては、それ以外にも例えば植樹だとか、それから横断幕とか、そういうところもそれぞれの学校の実行委員会の中で検討されているところで、そこら辺も含めての予算計上をしているところでございます。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
日本全国で150周年を迎える学校がたくさんあるということで、私もいろんなところを研究しました。かなり力を入れているところもあれば当市のようにもう学校任せというとこもあって、ただ、多くの方が150周年の中で愛校心であったりとか河内長野に対する思いであったりとか、そういうことを育むことがすごく大事だと思っているんですけれども、これをふるさと納税に活用してもらったり、それから学校によっては寄附金を集めて事業をやっているところもありますが、それに対してはどのようにお考えでしょうか。
○議長(桂 聖)
教育推進部安田理事。
○教育推進部理事(安田喜孝)
これまでも学校のほうは、それぞれの各学校のPTAの中から積立金というのを募って、周年行事を迎える準備をされております。今回150周年という大きな区切りでもありますので、市としても少し支援をさせていただきたいということで計上しているところでございます。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
しっかり、現場に寄り添ってやってあげてほしいなと思います。学校によっては卒業生の人数も違ってくるし、そこら辺もしっかり見ながらやってほしいなと思っております。
やっぱりこれは、在校生がこの学校で卒業してよかった、学んでよかったと思うようにやってほしいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
次、件名2.高齢者の多い地域に対する移動手段とか地域公共交通についてです。
いろんな河内長野は課題があるなと。バス、電車、タクシー、それから第4の交通と言われる南花台でやっていただいている「クルクル」のような事業とか、横展開している事業もたくさんあります中で、免許を自主返納される方が増えてくる中で河内長野の大きな課題の一つになるんだと思います。
その中で、河内長野市は基本方針として河内長野の公共交通の在り方というプランを作成して、それに基づいて今年度は2月に公共交通の計画を策定しております。その中で、私もじっくり拝見した中で、公共の交通政策に係る行政負担が、計算すると平成7年、1995年は1人当たり236円、令和3年、2021年には711円、1人当たり上がっています。これは、26年で約3倍になっております。
この公共交通の計画を拝見すると、財政的な裏づけがまだ何も書いていないんですけれども、その点についてはいかがお考えでしょうか。
○議長(桂 聖)
都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
高齢化の影響とか、また新型コロナウイルスによる生活様式の変化等によって公共交通の利用者が減少しておりまして、事業者だけで維持することが難しいという状況もございます。また、地域によっては乗合タクシーの需要等もございまして、運賃収入だけでは維持することが難しいところは必要に応じて市が支援するというケースも出てきております。
ご質問のとおり、これらの状況から市の財政における公共交通の負担、これが増加するところにつきましては、限られた財源でございますので難しい判断ではございますけれども、移動支援を行わなければ住み続けられないまちというものもございますので、その辺りから市としては支援をしていくという方向であると思いますが、今回の計画の中で明確にそのあたりを明示はしておりませんけれども、また今後の財政負担の在り方については庁内でもしっかりと議論して、また議員のご意見もお聞きした中で、公共交通に係る財政の財政負担の在り方についてはしっかりと検討してまいりたいと考えております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
ありがとうございます。
26年で3倍というのは非常に早いペースで財政負担が増えている。これから高齢者の方が増えていく中で、これも当然増えてくるんだと思ってくるんで、しっかり見ながらやってほしいなと思います。
それとまた、公共交通に関しては、今回デジタル田園都市の国家構想推進交付金を活用した河内長野市版モックルMaaSという形が出ますけれども、これにも大きく私、期待しております。これまた、今、進み具合についてどのようになっているかというのをお聞きしたいなと思います。
○議長(桂 聖)
都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
ご質問いただいたとおり、公共交通の利用促進、また環境需要の掘り起こしを図るために、乗換案内アプリを活用したモックルMaaSというものを現在取り組んでおりまして、ちょうどあしたから市民の方にご提供させていただくと、開始をさせていただくというものでございます。
モックルMaaSの内容としましては、交通系のモバイルチケットの販売、これは今までの磁気カードに比べまして、普及促進も含めましてバス事業者にもご協力をいただいて、比較的安く販売もしております。また、観光情報も提供いたしまして、移動をより便利で快適となる仕組みづくりを行って、公共交通の利用促進に努めてまいりたいと考えております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
モックルMaaSに関しては、私は大きく期待しております。
ただ、代表質問等の話を聞いていれば、電子地域通貨モックルコイン事業、いわゆるデジタルのものは失速していく。一方で国からお金は出る。それやったらアプリを作ってどんどんいきましょうと。全庁一丸と言っている中で、これ全く整合性が取れていない。その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(桂 聖)
総合政策部谷ノ上理事。
○総合政策部理事(谷ノ上浩久)
ご質問のそれぞれのそういうデジタル化事業につきましては、今現在、非常に試行錯誤の時期にございます。モックルコイン事業においても今後も継続して、将来に向けて検討を進めていきたいと思いますけれども、それぞれの課題もございますので、そのあたりは、モックルMaaSも今これから使いながらいろんな課題も出てくるかと思いますけれども、そのあたりの改良を進めて、市民が使いやすいような形をやっぱり構築していくということがございますので、それぞれにおいてばらばらに見えますけれども、それぞれのデジタル化の課題をしっかり捉えて今後進めてまいりたいと考えております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
ありがとうございます。
モックルコイン事業に関しても私はまだまだ期待しているんで、しっかり検討していただいて、やめるんではなくて、しっかり練り直していただいてデジタル化を進めていただいたらなと思います。
次、件名3.持続可能なまちづくりについてという形で、新型コロナのものです。
今日からマスクの着用について個人の判断に委ねるという形でなっていますけれども、それのPRとかはしっかりできているんでしょうか。
○議長(桂 聖)
市民保健部長。
○市民保健部長(和田全功)
これまでも、国の示すマスク着用の方針が変わる都度、広報紙でございましたりLINE等で情報発信を行っております。3月3日には、13日以降そういう変更になるということもご案内をさせていただいておりますし、本日もLINEで市民の皆様に今の対応方針についてご案内してまいりたいと考えております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
ありがとうございます。
2類相当から5類という形で、何か市民の方とか世間の流れとかでしたら、もう開放感が出ているなと。それが一番僕は最も怖いかなと思っているんですけれども、何月の広報紙に具体的にやっていくかというスケジュールを教えていただけますでしょうか。
○議長(桂 聖)
市民保健部長。
○市民保健部長(和田全功)
国の具体的な方針というのは、つい先週の3月10日にようやく示されたところでございます。その中で、その内容を精査した上で市民の方々に分かりやすいように周知しなければならないというところで、最短で、5月で大体、概要の概要は掲載させていただけるかなと。詳細な部分については6月広報掲載を目指して整理していきたいと考えております。
○議長(桂 聖)
道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
ありがとうございます。
コロナがなくなったわけではないんで、まだかかられたりとか、いざかかってしまった、どうなるんだろう、濃厚接触者の定義ってどうなるんだろうと、多分疑問がたくさん出てくると思うんで、それを分かりやすく市からお伝えしていただきたいなと思います。それはよろしくお願いいたします。
今回の質問を通して、今回、流れを見ると、非常に大事な予算案が入っている中で、限りある財源の中でどのようにして持続可能なまちを持っていくのか、それもやっぱり身の丈に合った運営をしていかないといけないなというのを感じております。市長はスマートファイナンスという形で言われていますけれども、本当に持続可能なまちをつくるために、政策効果は乏しい歳出を徹底して削減して、政策効果の高い歳出にする賢い支出が必要だなと。これは英語ではワイズ・スペンディングといいますけれども、そういうのをしながら、スクラップ・アンド・ビルドを徹底して事業効果を最大にしながら、集中しながら選択するということが河内長野には求められていると思います。私は予算常任委員会の委員長でありますので、いい予算案ができるように全力を尽くしていきたいと思います。
これで私の一般質問を終わります。