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ドイツ生活360日目 2024/3/10 モネ、パリの骨董市で値段交渉、エッフェル塔

今日は日曜日!
昨日と一昨日でそれぞれ2万歩以上歩いているので、朝疲れて起き上がれないほどだったけど、お父さんが「起きろ!今日も予定がいっぱいだぞ!」と言うので自分を奮い立たせて起き上がった。

姪っ子と甥っ子が好きなパウ・パトロールというアニメがフランスでも人気らしく、ホテルの近くのおもちゃ屋さんにもグッズがたくさん置いてあった。
お母さんがテレビをつけたら早口のフランス語を話しているパウ・パトロールのアニメが流れていた。

なんて言ってるのかわからなかった


ミュージアムパスポートを使って今日はオランジェリー美術館へ!
曇っているけど雨が降っていないだけラッキーだ!

コンコルド駅から徒歩

朝イチの枠を予約して行ったので、開場までの間列に少し並んだがずっと待ち続けるほどではなかった。
ここは元々は宮殿でオレンジを育てるための温室だったらしいが、モネの睡蓮という作品を飾るためにわざわざ美術館用に改築されたらしい。

そして入館するとすぐにモネの睡蓮が飾られている間に入った。

綺麗だ

モネの睡蓮の絵は全部で8点収蔵されているらしく、4点ずつ飾ってある部屋が二つあった。
広い部屋の壁いっぱいのサイズで、表面も緩いカーブがかかっていた。
こういう丸みを帯びているパネルとかキャンバスがあるのだろうか?

遠くから見ると花で、近くで見ると絵の具の塊だ

モネ以外にも現代アートの展示があって、こんなふうにお米を床に敷き詰めている作品もあった。

なんでもやったもん勝ちだ

さらに白い絵の具だけを使っている白い絵の作品がたくさん飾られている部屋もあった。

描いたもん勝ちの世界

ローランサンという画家の絵があって、とても気に入った!
可愛いピンクとグレー、水色の組み合わせの素敵な色使い

家に飾りたい

そしてオランジェリー美術館のあとは骨董市に行った!
パリの日曜日午前中のみ行われる骨董市では掘り出し物の雑貨が手に入るらしく、両親が行きたがっていたのだ。

雨が降るか降らないかという怪しい天気だったが、なんとか傘なしで回ることができた。
いろんな出店者がそれぞれのお宝を広げていた。

食器や小物
可愛いお皿
綺麗な色のグラス
牡蠣?用のお皿も!
小口にマーブル染めしてある本も
アラブ?のどこかの国の通貨まで!
ピカピカに磨かれたカトラリー
ちょっと怖い、古い人形

私はパスタを食べれるようなお皿やマグカップを探していて、お父さんは家に飾れる絵を探していた。
そしていい感じの絵を一枚見つけたので、お母さんが値段を聞いてくれた。
すると80ユーロだというので、「ちょっと高いか〜」という反応をして一旦そのお店を去った。

そして歩きながら3人で作戦会議をした。
私:80ユーロはちょっと高いよね
母:そうだね〜、っていうかガイドブックに書いてあったけど、骨董市では基本値段交渉OKみたいだから、あえて高めに設定されてるかも。
父:50ユーロはどうかな?
私・母:それは無理でしょ!せめて60か70じゃない?

そして30分くらい他のお店を見て回った後、やっぱりあの絵が一番気に入った!ということでまたさっきのお店に戻った。

フランス語を使えるお母さんが店主に話しかけた。

母:これはいくらですか?(さっきも聞いたけどもう一回)
店主:80ユーロだよ。
母:もう少し安くできませんか?
店主:う〜ん、、、じゃあ70ユーロかな。
母・私:オオ〜!ありがとうございます!

私とお母さんは割と交渉が苦手で気が弱いタイプなので70ユーロで納得しようとしたが、するとお父さんが何かジェスチャーをして店主に伝えようとしていた。

お父さんのジェスチャーを見ると、左手でパーを出して、右手で人差し指をピンと伸ばして、そしてニコニコの笑顔で首を傾けていた。

「60ユーロはどう?」と言いたかったのだろう。

私とお母さんは「流石に60は無理だろう、、」と思ったが、

店主は「ええっ、、オ〜、ア〜、、オーケー、オーケー、オケ…」と言って納得してくれた。
その瞬間私たちは「メルシー!メルシー!イェーイ!」と言って喜んでその絵を手に取った。

そして60ユーロぴったり現金で渡して絵を持ち帰ってきた。


なんとフランス語(とジェスチャー)で値段交渉までできるとは!
いい買い物ができた達成感ですごく嬉しかった。


そしてまた地下鉄に乗って今度はクレープが有名なお店に行くことにした。

かわいい広告

パリの地下鉄、今までは問題なくスイスイ乗れていたのだが、今日は少しトラブルがあった。
今までの改札はNavigoカードをタップしたらグリーンに光ってゲートが自動で開いたのだが、今日使った駅の改札は、タップしても何も反応がなくて自分でゲートを押して進まなければならないようになっていた。

何も反応がなかったので何回かNavigoをタップしてしまい、その度に乗ったことになって回数がどんどん差し引かれてしまったのだ。
パリを旅行する人は、ゲートが反応しなくても押して進むように気をつけてください!

そしてガイドブックに載っていたという有名な?クレープ屋さんに到着!
店は席がすごく狭いけど多くの観光客で賑わっていて席はいっぱいだった。
ガレット2つとクレープを注文して、さらに自家製のシードルも注文した。

日本酒みたいな入れ物で出てきたシードル

お父さんは卵とチーズとハム、私は山羊のチーズと蜂蜜、お母さんはバターと砂糖のクレープを注文した。

いただきます
キッチンに置いてあったバターの塊

とってもおいしかったのだが、ルンルンで食べれたのは最初の1/3くらいで、後半は3人ともかなりきつかった。
バターがふんだんに使われているようで、全部食べ切るとかなり重かった。

でも店員さんは優しかったし、本場の美味しいクレープを食べることができてよかった!


そして夕方はついにエッフェル塔だ!
少しだけ時間があるので一旦ホテルに戻って休憩することにしたが、私は行ってみたいギャラリーがあったので1人で寄ってみることにした。

ここは同僚が教えてくれた場所で、小さいアパートに30人ほどのアーティストがいて制作したり作品を販売・発表したりしているのだ。

入ってみよう

階段の壁一面に絵が描かれている。

すごい
楽しそうな場所だ
なんの材料だろう?
かなり狭いけど素敵な空間
絵も売っていた

一人一人の作業場所は6畳くらいしかなさそうだったが、心地良さそうな空間だった。
パリの中心地は本当に美術館がいっぱいあるし、街並みも本当に綺麗だからこういう場所に住んでいるだけでインスピレーションが湧いてきそうだ。

アーティストの街、って感じがすごくする。

いろんなスタイルの作品がある


そして1人でギャラリーを見た後はホテルに戻って少しベッドに寝転がった。
一日中観光するのは大変だから、やっぱりアクセスのいい場所にホテルがあるとかなり便利だ。
少しだけ休憩して、エッフェル塔へ!

エッフェル塔に向かう地下鉄はやっぱり観光客が多いようで、スリに注意!というアナウンスがいろんな言語で流れていて、日本語でもアナウンスがあった。
10代くらいの若い女の子グループが私たちに向かってバッグを指差して何か言っていて、最初はスリグループかと思って警戒してしまったのだが、後から「気をつけて!」的なことを言ってくれていたのだと分かった。


エッフェル塔の見学の予約時間まで近くの公園をぶらぶらしていたら、可愛いもふもふの犬がいた。

可愛い
エッフェル塔!大きい

セキュリティーゲートを通って敷地内に入った後、エッフェル塔を下から眺めた。
鉄で作られているタワーだけど、それでも細かいところに少しおしゃれな装飾がされているのが分かって、フランスらしいなと思った。

東京タワーよりもおしゃれかも
いい天気

エレベーターで2階まで登って、展望台からパリの景色を眺めた。
奥の方にはやっぱり新しめのビル群が見えた。

素敵な眺めだ

帰りのエレベーターを待っている間、わー!!!というすごい歓声が聞こえたので振り返ったら、抱き合っている若いカップルがいた。
なんとエッフェル塔でプロポーズをして成功したようだった。

肝心なプロポーズシーンは見れなかったが、嬉しそうなところを見れてなんだかいい気分になった。いいなあ〜うらやましい


そしてエッフェル塔から今度はまた別の有名なデパートに行ってデリを買って晩御飯を食べよう!という話になった。
バスで行こうとしたのだが休日ダイヤのせいでバスが運行されないことが分かり、もう今日は出かけるのは諦めることにした。

もう疲れてしまってレストランに行く元気がない&朝のクロワッサン、昼のクレープでもうバターと小麦を食べられない、ということで、
せっかくパリに来たのに!?という感じだがホテルの近くの韓国スーパーに行ってお惣菜を買って部屋で食べることにした。


私とお母さんはうどんとキンパ、キムチを買った。
お父さんは「パリに来たんだから俺は絶対パリのものを食べる!」と言っていたのだが、結局カップラーメンとビールを買った。

パリとは思えない光景

両親が日本から持ってきてくれたインスタントのお味噌汁を追加したら、本当に最高の気分に。
やっぱり食べ慣れたものは美味しい。

せっかくパリに来たのに!という気持ちもある一方で、やっぱり毎日クロワッサンやクレープ、ワインは正直きつい。
ご飯、うどん、お味噌汁を食べて少しホッとできたのでよしとしよう。

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