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清華大学の学習・生活環境に改めて感謝した金曜日。

11月26日金曜日。今日は午前中から夜まで結構やることがある。まずは9:50からの初級中国語A。授業のある清華学堂に行くと、今日は李水教授の他にフリオとオルガが来ていて、教室はいつもより賑やかだ。第6課、今日のテーマは『現在几点(今何時?)』。教科書を読んだり、オンラインでのゲームをはさんだりして和やかに授業が進む。普通は45分三コマに5分ずつ10分の休憩を挟んで2時間25分の授業だが、今日は一コマ目が終わったところで早退する。

11:00から、僕の寮の2階にある、留学生センターでの留学生・大学懇談会に出席する。ファカルティが留学生の生の声を聞きたいというので企画されたミーティングだ。会場に着くと、学生側はドイツ人のクリス、パキスタン人のイルファン、中国人で新聞学科のファンイー、それに僕、学校側からは国際学生・学者センターバイスディレクターの劉老師と同じく国際学生・学者センターのナン老師が出席する。学生からの清華大学での学生生活に関するフィードバックは概ね好評。僕からはマシンジムの利用可能時間を現在の朝9時から夜11時までから24時間にして欲しい旨、陳情する。(反応からすると、おそらく無理。)今日のミーティングではビザ・入国関連の手続きや留学生間の民事的な問題の解決方法なども議論された。留学生の勉強のしやすさや住環境に対する意識の高さと配慮が感じられて、有意義だった。

ミーティングの後に、初級中国語Aのクラスメートのフリオとオルガと合流して、玉樹園の2Fでランチを食べる。このレストランでは毎月新作メニューを出していて、ポスターにある今月の料理も美味しそうだ(でも実際に食べられるのは日曜日から)。みんな忙しくて、1時間弱で最近の出来事などに関して情報交換しながら食事したら、サッと別れてそれぞれ次の場所へ。

僕の次の用事は、コンピュータサイエンス学部の大部分が入っている本館東棟の3階に行って、ビッグデータインテリジェンス(BDI)の授業助手(TA)に会って、PythonやPytorchの統合開発環境であるAnacondaを僕のMacBook Proにインストールすること。以前、インストールしたのだが、バグが頻発したので一回全消去した(つもりだった)。だが、自分でインストールしなおしても何故か動かない。こういう時にオンラインで学習していると本当に行き詰まってしまって困るが、キャンパスでオフラインで勉強しているメリットとして、TAに直接会って手取り足取り教えてもらえるのがありがたい。実際に3階の研究室に着くと、お目当てのBDIのTAくんがおらず、代わりに機械学習のTAくんがいたので、彼に教えてもらう。彼も非常に親切に教えてくレた。で、Anacondaのリインストールが成功し、僕のコンピュータでPythonもPytorchもTensorFlowも動くようになった。どうもありがとう!と言って寮の自室に戻る。(ここからプログラムを書き始めてからが本当の勝負だが、開発環境のインストールが終わったところで気を良くしている自分がいる。)

少し休んで、夕方はGala Nightのためのバンド練習へ。留学生中心のタレントショーであるGala Nightの本番は12月3日(金曜日)。僕たちのバンドは無事、オーディションを通ったので、あとは練習を重ねるのみ。ピアノのデイヴィッド、サックスのジャン、ギターのカヨク、サイドボーカルの王さんに加えて、今日からベースのエイダンが加入した。韓国人留学生のエイダンを覗くとあとは皆んな中国人だ。3時間、みっちり練習してある程度満足して上がる。明日は三回目のリハーサルがある。

練習後一人で、深夜営業中の玉樹園レストランの2Fに行って、中国風お好み焼きを食べる。こんな遅くまで営業して、学生の僕たちに料理を作ってくれているコックさんたちがいる。授業から学生生活、ITサポート、音楽などの課外活動、深夜食堂まで、本当に清華大学ではたくさんの人たちにお世話になっている。そのおかげで素晴らしい環境で勉強・生活できていることに改めて感謝して、今日は寝る。

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