いちげ氏のアイキャッチデザインを徹底分析!【03】
みなさん、こんにちは!
michaco(みちゃこ)です。
愛媛の素敵なデザイナーいちげ氏(@booichiro)のアイキャッチデザインを
隅々まで分析して言語化することで、
魅力的なデザインをスキルとして自分にインストールするためのnoteです。
今回で第3弾! どんどんいきまーす!
==========
アイキャッチ分析
03
==========
◆なんといってもイラストが魅力的
◆写真※の構図がいい
◆フォントが和のイメージ
※これは、プロのカメラマンさんが撮影した写真素材を、いちげ氏が内子町からもらってデザインしたものです。
◆いちげ氏オリジナルのイラスト
このデザインで1番に目に入ってくるのがやはり、水色のお花のようなイラスト。これはパンフレットにも使われていて、いちげ氏デザインです。
イラストの背景に小さめのお花がたくさん垂れ下がっているところが、清楚でちょっと古風なイメージ。
よく見ると、大きなお花は円を組み合わせて描かれています。シンプルな図形の組み合わせですが、重ね方や透過の仕方を変えると華やかで凝ったデザインになるのですね。色も、上から下へグラデーションがかかった青色がきれいです。
こういう4枚の花びらのお花イメージは、いちげ氏デザインの内子町パンフレット内によく登場しています。
今回分析しているアイキャッチの中にももうひとつ、「四国」という文字の背景で使われていますね。
同じイラストでも、色や大きさ、透過具合を変えてたくさん配置することで、画面を華やかにできるというテクニック。重ね合わせたりするのもいいですね。
↓こういう感じに、白色に透けたお花があちこちに配置されていて華やか。
※こちらのアイキャッチも、今度分析したい大好きな作品!
◆写真の構図がいい理由
こちらのアイキャッチの魅力の2つ目は、背景に使われている写真。
・内子町の伝統的な街並み
・建物のたたずまい
・建物のなかにしずかに受け継がれている文化
この3つが1枚に表現されている素敵な写真です。
また、落ち着いた色合いの中に、空の水色、木々のみどり、室内に飾られたお花の赤が、アクセントになっています。目にやさしい自然の色を取り入れるのもポイントですね。
この写真で何を伝えたいのか(ここでは内子町の魅力とは何か)がはっきりしているからこそ撮れるのだと思います。
個人的には、窓の外側に手すりの影がおちているところが、おだやかな午後のイメージで好きです!
・画面の真ん中が外と内を分けている
さらにじっくりと見てみると、画面を左右に分けているものがあります。障子が張られた窓枠です。建物の外と内の魅力をどちらも表現しながら、アイキャッチ画面にもほどよい緊張感がデザインされています。
・よこの構図で撮る
アイキャッチをつくること前提で写真を撮る場合、気をつけておきたいのがよこの構図で撮ることです。特に、スマホを使って撮影する機会が多いと気をつけておきたいポイントです。
◆ここでもフォントに注目
いちげ氏のアイキャッチデザインで多く使われているのが丸ゴシックなどのゴシック体系ですが、ここでは日本語で書かれた文字に全部、明朝体系が使われています。
明朝体系のフォントは、和のイメージとちょっとまじめで堅い印象ですね。
文字を大きくし過ぎないようにすると、すっきり清楚なイメージが加わります。
また、英語のフォントもかわいいです。日本語フォントが堅めの印象の明朝体系なのに対して、英語は丸みをおびていて細く、無駄のないかたちです。英語フォントにもいろいろな種類がありますが、実際に入れる文字と日本語フォントとのバランスを考えるとよさそうです。
まとめ
☑ シンプルな図形の組み合わせでも、華やかなデザインができる
☑ 写真は、伝えたいことを明確にして、よこ向きで撮る
☑ 日本語フォントはやさしいゴシック、かための明朝
今回も読んでいただきありがとうございました!
※michacoはいちげ氏デザイナーズサロンのメンバーです♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?