確変と時短について

パチンコの超重大要素である確変と時短
詳しくそしてなるべく簡単に解説したいと思います

確変の基本的概要

確変って何?

確変とは「確率変動」の略で、通常時の確率から変動している状態の事です。この状態の時は大当たり確率がアップしており通常時より簡単に当てられます。高確率時とも言います。(逆に通常時は低確率時です)

ヘソで大当たりを引くと確変または時短に突入します。確変に突入すれば高確率の抽選を受けられるということです。時短に関しても後ほど説明します。

パチンコの右部には電チューと呼ばれる物が存在していて、これが空くことで高確率を抽選できる穴に玉を入れられます。簡単に言うと右のヘソです。

電チューを開くにはどうすれば良いか、まぁもちろん当てればいいんですが、より詳しく言うと「普通図柄」を当てる必要があります。普図と言うこともありますが、これがいわゆる通常時の確率です。ちなみに確変時は特別図柄が抽選されています。こちらも略して特図とも言いますね。

確変状態では左打ちのように玉の消費が大きくないので、簡単に言えばほぼ無料で抽選できます。

電サポとは?

電チューが開き、抽選をアシストすること。
言葉の通り、電チューサポートです。
普通図柄に当選することで電チューが解放する頻度が上がります、これが電サポです。電サポがつくことで電チュー経由での抽選が可能となり、ここでは特図が抽選されます。

確変の種類

※2023年現在で主に使用されている形式のみ

ループ式確変

代表機種 : 海物語など

簡単にいうと、次回大当たり獲得まで確変が継続するタイプ。

言葉だけ聞くと一生確変が終わらないのか、と思いますが?そんな事はありません。
ループ式確変では当たり→確変継続では無いのです。

確変では特別図柄抽選が行われるわけですが、この当たりは全てが確変継続付きではありません。簡単に言うと〇〇パーセントは確変継続+出玉、残りの□□パーセントは確変なし+出玉みたいな感じになります。

要するに連チャンさせるには確変付きの当たりを引き続ける必要があるってことですね。

ループ式では初当たり+次回当たりが確定しており、最低2連は保証されています。

STタイプ確変

代表機種 : エヴァンゲリオン リゼロ など多数

STとはスペシャルタイムの略。

ST機は、決められた回転数まで確変状態が継続する機種。

例えば、ST100回なら100回転、特図の抽選ができます(高確率)。この100回の間に当てられれば連チャンするということです。

STの回数は台によって異なり、多い台を「ロングST」少ない台を「ショートST」 と言います。ショートSTならST回数が少ない代わりに特図の当たる確率は高いです。どっちが好きかは好みの問題ですね。まぁ要するに台のコンセプトに合わせてST回数や特図の確率に違いがあるという事です。

ちなみにスマパチのSAOはSTタイプで、ロングSTを採用しています

ループ式とSTタイプの比較

基本的に現在採用されている確変の形式はこの2つになります。主な違いは何でしょうか。

まとめてみます

ループ式は次回大当たりまで確変が継続します。つまり、確変が継続するかは別として必ず出玉は得られます。ヘソの大当たり、そして特図の大当たり、最低2連は保証されてる訳です。その分確変の継続率、もしくは出玉の数がSTタイプと比べて少なくなっている場合が多いです。

ループ式の確変終了条件が確変なしの当たりを引くことなのに対し、STタイプの確変終了条件はST回数の消化です。STタイプはSTを消化してしまうと出玉はなし、そのまま確変は終わりです。つまり、普通図柄で大当たりしたもののSTスルーで出玉は初当たり時の物のみ、という結果も有り得る訳です。その分継続率や一撃の出玉数に関しては若干STタイプの方が良いという事です。

どうでしょうか。それぞれメリットデメリットがあるという事が分かりましたね。

時短の基本的概要

時短って何?

次は時短についてです。
時短とは「時間短縮」の略で文字通り抽選時間の短縮を表しています。時短時は電サポがつき、玉の減りは少ないです。

時短、と言うだけあって演出などは少なめ、通常時よりも早く変動します。

つまり、時短とは変動時間の短縮、そして玉を減らさずに大当たりを狙えるゾーンの事です

時短中は通常時の確率で大当たりを抽選していますが、大当たりの振り分けは確変中と同じであることが多いです。つまり時短で当てると当てた後の報酬は確変中と同じということです。大当たり終了後に時短で当てて確変に突入することを「引き戻し」と呼びます。(この段落は重要です。テストに出ます。)

確変と時短の違い

確変とは確率が変動している抽選のことです。
高確率になっていて通常時よりも当たりやすくなっています。

しかし時短は通常時と同じ確率で抽選されています。これが確変と時短の違いです。

ただややこしいのが「1種2種混合機」の存在です。このタイプの台は時短中の確率が通常時と異なっています。後ほど解説します。

時短の種類

A時短

まずはA時短について。これは大当たり終了後に発生する時短です。

例えば、エヴァンゲリオンという機種
これは通常時の大当たりの割合が59%がST突入、残りが時短100回となっています。(両方出玉あり)

エヴァで例えると「ヘソで大当たりを引いたが、41パーセントの非確変の方だった。出玉を獲得したら大当たりは終了し、時短に突入。」この時の時短100回のように大当たりが終了した後に発生する時短、これがA時短です。
もちろん確率は通常時と同じ、1/319です

ちなみに時短100回で確率1/319を当てる確率は約27パーセント。これが「引き戻し率」ですね。

B時短 (遊タイム)

次にB時短。これはいわゆる天井のことです。
海物語や甘デジの一部に搭載されていることが多いです。これは規定の回転数に達すると発生する時短で、まぁまぁ多い回数の時短が着くので実質当たりです。この時短を遊タイムと言います。

C時短というものもありますが、それはスマパチのnoteを参照してください。

1種2種混合機について

通常時と時短中の確率が違う1種2種混合機について解説します。代表機種はシンフォギアなどです。1種2種混合機とはその名の通り2つのタイプのパチンコが複合したパチンコです。

(なぜ確率が違うのか、2つのパチンコが複合とはどういうことか。これを含めて1種2種混合機について深掘りするとnoteがもう1つ書けてしまうので簡単に説明します。そういうもんだと思って下さい)

1種2種混合機は通常時の確率と別に"電サポ中図柄揃い確率"という物があります。
これが1種2種混合機における時短中の確率です

時短で当てれば、アタッカーと呼ばれるものが解放し、ここに玉を入れるとV入賞します。(V入賞すると必ず大当たりする)

つまり電サポ中図柄揃い確率とはV入賞させる権利を得る為の抽選なのです。

1種2種混合機には2種類の大当たり獲得方法があります。まずは図柄を揃える方法、抽選を当てる事で画面にゾロ目の数字が表示されます。これは普通のパチンコと同じですね。

そう、もうひとつの大当たり獲得方法がV入賞です。前述の通り、V入賞させた瞬間に大当たりするルートが存在します。

1種2種混合機には確変が存在しません。
なかなか難しいですが、確変を搭載できない代わりに擬似的な確変を作っているという事です。なので確変を搭載できない、というのは大きなデメリットにはなりません。

1種2種混合機のデメリットとしては、当てた際にVアタッカーが解放しますが、V入賞させないと大当たりが消滅してしまう事です。
上皿の玉の減りには注意しましょう。

話は逸れますが、1種2種混合機は2つの確率を持つ転落タイプや、右打ちで普図を当ててから電チュー解放し特図を抽選して出玉に幅を持たせる超電磁砲のような台があり、大きな可能性を秘めてると言えるでしょう。ヒット機種 PF機動戦士ガンダムユニコーンも1種2種混合機ですね。

時短中、確変中における注意点

止め打ち

時短は玉が減りにくいからと言って打ちっぱなしにしておくと無駄に玉を消費します
画面に表示される保留の数を確認して、リーチが始まったりしたら打ち出しをやめましょう

大当たりの消滅

先程の1種2種混合機の説明でも言ったように、このタイプの台ではV入賞させないと大当たりが消滅するので注意しましょう。

まとめ

まとめです。

確変とは「確率変動」の略で通常時に比べて高確率になっている。確変時は電チューが解放、ここに玉を入賞させ特図を抽選する。
確変にはループ式やSTタイプがある。

時短は電サポがつくが大当たり確率は通常時と同じ(ただし1種2種混合機を除く)
当たれば電チューでの抽選なので恩恵は確変時と同じ。時短も確変も通常時に比べ玉の消費はほとんどない。

電チューでの抽選は当たれば大きな恩恵がある

あとがき

はい。
確変と時短について簡単に解説しました。

よく出てくる単語ですが、パチンカーでもあまり理解してない人は多いんじゃないでしょうか
これはパチンコのとても大切な要素なのでパチンコをやるなら必ず必要な知識です。

ただ今回の話もさらに掘り下げていくと難解になっていきよく分からなくなります。パチンコには意味不明な概念が多く、何年もやってる人でもよく分かってない事があることは普通です。メーカーでパチンコ台に関わっている人は本当にすごいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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