グラトリの王道 ノーリーについてvol.1

グラトリにはノーリーというS◯Xと同じくらい気持ちよくて、自己肯定感を高めてくれる魔法のような技があります
あんまり使いたくない言葉ですが「有料級」クラスのコツを書いていこうかと思います。本当はめんどくさいんですけど暇つぶしで呟いていきます

ノーリーっていう技はかっこいいですよね
僕はグラトリやってる人達はチャラいし怖いし恐ろしいので近づきたくないし、群れて滑ってるのも怖いしダサいし何歳だよ、ってスノボを始めた当時は思っていました

今はどちらかと言えば群れて滑る側にいるんですが、あんまり人に勧められた行為ではないです

でもそのノーリーを習得したおかげでグラトラーの方々と出会え、僕のスノボ人生が一変しました

詳しく話すと長いし、誰も必要としない話なのでこの辺にしておきます

まずこの記事を見つけた人間はすでにノーリー360は超えて540に到達したものの720や、720の安定力、ロック720に達したいという人間だと仮定し、今回は

「540で詰まっててたまにしか720は入らないよ」

って方に向けてコツを書きます
考えられる原因は色々あります

①そもそも得意回転方向ではない
②上手く板の反発を使いこなせていない
③目線を送るタイミングを間違えている

①について
ほとんどの人間には得意回転方向というものがあります
ライダー陣などの傾向を見ていると、レギュラーがメインスタンスの人はグーフィー
グーフィーがメインスタンスの方はレギュラーで打つ人が多いです。
(これは色々な要因ありますが、効き目、ワンフットする時の足、普段滑ってる時の骨盤の位置等、話し始めると少し長いんで割愛します。)

これは多分いろんなハウツー動画などて見ていると気づくので試したりする人もいると思いますが
今の一流のライダー達も一度はメインスタンスでノーリー720まで行っている人がほとんどだと思います
それでもスイッチスタンスの方が安定して弾きやすく720までねじ込みやすいからスイッチで打つ人が多いんだと思います

後に必要となるツーローテの練習方法としてドライブ540をやることになると思いますが、メインスタンスでノーリーを打つ場合はこのドライブをスイッチでやらなきゃいけなくなる
ぶっちゃけこのスイッチドライブ540は難しいし、やっていてメインスタンスのドライブよりもうまく回らないのでイライラしてくること間違い無いです

なのでとりあえず黙らされたと思ってスイッチスタンスでやってみよう、1年もやればノーリー720くらいいけると思います

②について
ノーリー720となるとある程度の高さが必須となってきます。これに気づく人もいるでしょう
この時に鍵となるワードが「面打ち」です
でも実はこれが落とし穴です

面打ちって言葉で言ってしまえば簡単ですが、実際面打ちで720を打つのはかなり難しいです
何故難しいかというと、面だけでは回転力がつかないからです
僕なりの解釈ですが、面打ちというのは最後に弾く割合がエッジより面の方が多いよねってことなと解釈しています
しかしこれはかなり高度な技です、しかもある程度柔らかい板じゃないと僕は難しいと考えています、なのでこれはまた別の機会に

大事になることは面の使い方ではなく、エッジの使い方です
点で打つな!有効エッジは全て使いましょう
ノーリーは前足のつま先をあげ、腰を前へ移動させることによりブレーキがかかり
慣性の法則が働き、それが高さや回転力につながると思います
解釈としてはいいんだけど、これだと急ブレーキをかければいいというイメージが湧いちゃいます、ぶっちゃけこのイメージでもいいんですが
これはちょっとエッジの入るアイスバーンや、ハイシーズン雪限定でしか安定感が
ないような打ち方になります、これを点打ちと言います
誤解してはいけないのが点打ちは悪ではないということ、雪質に合わせてそのカードが引けるようにしておけると最高です

一瞬で弾くな、ゆっくりエッジに圧をかけろ

僕がやっている方法のひとつを紹介します、あくまで一つの方法として

まず、前の飛びに行くタイミングを変えましょう
肝心なのは足下です、よくまくられる人の要因の一つとして足下のきっかけづくりがうまくできていないことが多いです。

じゃあ、どうやって足下の反発を使えばいいの?
大切なのは前に飛びに行くというイメージをー度捨て、前足を自分の身体に仕舞い込むイメージで弾きのきっかけを作ってください
この時に大事なのはエントリーの重心バランスを前足4.後ろ足6、または3.7のようなバランスで設定してください
最初の時点で前に乗ったり、5.5のバランスで行くと引き代、要は足下に持ってくる時間やエネルギーが確保できないのでこのバランスで準備しておくことが鉄板です
この時に注意して欲しいのが前足のつま先は常にあげっぱなしということ
このつま先が下りるとせっかくエッジが使えていたのに、エッジから面に入れ替わりすっぽ抜ける現象に陥りやすいです
弾くギリギリまでつま先はあげっぱなしにしておいてください

この時に飛びたいという気持ちは胸にしまい込んで、地面に這いつくばるようなイメージで上半身をうかせないように気をつけます
飛び急ぐと板の反発がつかいきれずに途中で反発が抜けます
腕が上がらないようにするだけでもここの部分は解決するかと思います

あとは最後の弾き切りで雪面にエッジをねじ込んでください
この最後の弾き切りの仕方も僕が持っている方法でもパッと思いつく限り
5通り以上あります
それだけノーリーっていうのは奥が深く難しいトリックです
なのでこの部分は自分で考えてみてください、ぶっちゃけ書くの疲れてきました

これは数ある打ち方ということを肝に銘じてほしいです
この弾き方が刺さらない雪質や、そもそもこの弾き方を練習できる段階にいない
という可能性も全然あります
例えば、アイスバーン等、踏んだその瞬間から反応がくるような雪質では板全体のしなりで反発を貰うというのは難しいです
あとは板が硬いと、板全体のしなりを使えるほどの脚力、体重がなく引っ掛けて反発を生み出すことしかできない可能性もあります
この弾き方は板がソフトフレックス〜ミドルフレックスくらいので使える打ち方だと思います←先に書けばよかった
筋肉隆々で体重があり脚力にも自信がある方なら硬めのキャンバーでもいけると思います

③目線を送るタイミングについて

これはカウンターローテーションを意識せよ
カウンターローテーションがダメなことではなく、カウンターローテーションを入れるタイミングをかえろよってことですね
グラトリのトリックはほとんどがカウンターローテーションを駆使して行ってます

【弾く動作と目線を送る動作を同時にしてはならない】

まずは②の練習だけでもいいので勝手に540まで回るという感覚が必要です
これが無理やりねじ込んでの540の方は、まぐれで720はいることがあっても
メイク率はあがらないですし、その状態だと720回ったことがあるだけの人なので
一度考え方を変えましょう

720を打てる人の感覚は丁寧に弾いて、フロントテールの形をつくったら
大体580〜630で落ちて来る

実際はこんな感じだと思います
目線を送るということはスノーボードのトリックにおいてとても大切なことですが
目線を送るという動作に囚われてはいけないよってことが僕の言いたいことの一つです
目線をおくることよりも肩を先行させることが大切だったり、肩を先行させるには
目線を送る動作と併用して行うことが難しかったり…

まあ、ざっと書いてみましたがこんな感じです
第一回はこんな感じで3つに分けてかきました
わかりにくいかもしれませんが、気分で書いているので
誰かの参考になれば幸いです

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