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別冊・旧東海道を歩いてみた #1 歩きたいけど、不安な方へ

東海道に限らず、五街道ウォークをしようと思ったら、かなり長い距離を歩くわけなので、当然勇気はいると思います。甘く考えているとエラい目に遭うし、自分の体力や足でどれくらい行けるか分からない、という方も多いことでしょう。

ということで、今回は「歩きたいけど、不安な方」向けの記事です。

お試しウォークをやってみる

お試しウォークはオススメです。
東海道を歩く場合だと、初回は江戸出発の場合だと、日本橋から川崎宿を目指す、京都出発だと草津宿または手前の石山駅をゴールにするのはいかがでしょう。いずれも、帰りは駅があるので電車で帰ってこれます。

日本橋~川崎宿 20.1km
京都三条大橋~石山駅 15.4km
京都三条大橋~草津宿 25.9km
※最短の場合。実際歩く距離はプラス1kmぐらいを想定すること。

慣れていない人は、おそらく20kmでもかなりキツイと感じるはず。体が慣れるまでは、できたら大体1時間~1時間半歩いたら休憩のイメージで行くといいと思います。水分補給をしたり、もし近くで腰掛けられそうなら、ほんの数分休憩するだけでもかなり楽になります。徐々に10kmぐらい(大体2時間20~30分)歩いても、問題ないくらいになってきたら、少しずつ一日あたりの歩く距離を伸ばしていけば良いと思います。

長距離を耐えられるような体が出来上がると、信号待ちで水分補給をする程度でノンストップである程度歩けるようになります。それでも、20~25kmすぎで、一旦休んだ方がいいと思います。さすがに30km以上ノンストップは、翌日のダメージが(特に足に)残ります。

(参考までに、私の場合ですとノンストップで25km以上は歩けるようになりましたよ♪ 鈴鹿峠以降は足が慣れてきたようでした)

私は東海道を歩いたとき、いきなり2泊3日していますが、最初は日帰りでチャレンジしてもいいと思います。一応草津のビジネスホテルに泊まりましたが、翌朝続きを歩くかは、足の痛みがかなり強くあったため出発直前まで悩んでいました。結局歩いてしまい、鈴鹿峠も越えちゃったわけですが(笑) 一泊して、続きを歩くかを考えるというのもいいと思います。

「東京も大阪も近くないよ」という方は、お近くの、駅やバス等交通面で心配のない範囲で距離を測り、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

おすすめアプリ: キョリ測(アプリ版もあります)
https://www.mapion.co.jp/m2/route/35.675869978581765,139.75710916666668,6
(東海道を歩いていたとき、頻繁に活用していました)

山手線一周や、大阪環状線一周、名古屋環状線一周といったものも、休憩がてらなら楽しいかもしれません。

街道を歩くときも、最初は「長距離ウォーク」のイメージで。

最初のうちは、「街道を歩く長距離ウォーク」の感覚でスタートさせ、過度にゴール(日本橋や京都三条大橋)を視野に入れなくていいと思います。プレッシャーを自分でかけると、萎えてしまいます。

私自身、「これは挫折せずゴールできそうだ」と自信を持てたのは、見附宿から袋井宿を通過したあたり(踏破率50%)からでした。ただ、楽しいなと思うようになったのは、もっと早くて、鈴鹿峠を越えたあたりからは、足が大丈夫そうなのを確信し、1日30km以上は問題なしと判断して、計画を練り直しました。(計画の立て方については、また別記事にします)

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ウォーキングのときは軽装で。ストックはあってもなくてもOKですが、長距離を歩くときは邪魔になるかも。日焼け止めは、男女問わず、季節を問わず塗っておくことをオススメします。

ランニングとウォーキングは違うと思う

私は専門家ではありませんが、ランニングとウォーキングでは使う筋肉が違うこともあり、ちょっと別物で考えたほうがいいと思います。

確かに、フルマラソンなら42.195kmを駆け抜けるわけですし、ハーフでも20km以上を走ります。

理論上は、歩きでも42kmは歩けるはずなんですが、ランニングとウォーキングでは、使う筋肉も違うのと、足へのダメージのかかり方も違うのではないかと思います。

私自身、東海道を歩き始めた当初は、きわめてゆっくり歩いていました。そのほうが、長距離を歩けるかなと思ったからです。しかし実際には、ゆっくりのほうが足への疲労の蓄積を感じ、ある程度スピードをあげて歩いたほうが足は楽ということに気づきました。(私は東海道は、信号待ちや写真撮影等で立ち止まるのを含めても、平均時速4.3~4.5kmほどで歩いています)

ゆっくり歩くことに慣れている方は、まずは少しスピードをあげて歩く練習から取り組むのも、一案かと思います。

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