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別冊・旧東海道を歩いてみた #3 歩き方編

長距離を歩くには歩き方にも留意!

足にダメージもきます。案外体力は余っているのに、足が痛くて前に進めないという現象が起きます。私の場合、歩き方がまずかったのか、脛と踵が痛くて最初の3日間は大変なことになっていました。

歩き方を変えるだけで足のダメージは軽減されます。徐々に関節が少し痛くなる程度で済んでいて、翌日から普通に仕事もしていました(笑)

私が実践した歩き方は、こちらのサイトを参考にしました。
毎日1万歩!歩く営業マンが教える。疲れない歩き方

ほか、呼吸法や姿勢などもあるようですが、東海道は長距離ウォーキングなので、とにかく歩くことに特化して意識を向けていました。

足へのダメージが来たら、もう歩けない

計画段階では1日30km以上と設定していても、実際に歩いて見ると歩きなれていないうちは休憩なしで10kmを超えたあたりから、だんだん脛が痛くなり、もう少し歩くと踵が痛くなり…ということは起こりえます。というより、起きた、私は。

こうなると、涙目になりながら、なんとかゴール地点まで歩いていくか、泣く泣くバスやタクシーを利用してゴール地点に移動するか、リタイアするか、ということになってしまいます。途中で公共交通機関を使った、というのは心の中に後ろめたさが残ってしまい、かなり悔しい思いをするようです。(先人のブログより)やはり自分の足で歩いてゴールしたいですよね。

とはいえ、この足の痛さは尋常じゃない
私の場合、1日目に大津宿で道を間違えてロスが発生し、もう足が痛くなっていました。脛も痛いし、踵もすごく痛くて、一歩一歩が辛い。こんなので東海道を踏破できるのか心配になるほどでした。

宿に泊まり、2日目は早々から草津宿を出て足を引きずるようにして歩き、短い距離(27kmほど)ながら時間かかってようやくゴール。(時速3kmくらいでノロノロ歩いていたと思います)
東海道も後半になると、27kmという距離なら楽勝の距離ですが、当時は27kmすら厳しく、また痛みに耐えながらの鈍行となってしまいました。

2日目の宿には大浴場があったので、そこでしっかり足を揉み解しましたが、3日目にやってくる鈴鹿峠を本当に越えるかどうかでものすごく悩みました。足が痛いのに、難所である峠を越えられるのかと。結果的に3日目に起きてみると、大浴場で疲労が取れたお陰かかなり復活していたので、峠を無事に越えることができました。
それでも、亀山宿に着く直前は鈴鹿峠を越えたダメージもあってか、かなり足はパンパンになっていましたが(笑)

足の痛みは余計な体力の消耗につながる。

歩き方改善! 長距離歩いてもへっちゃらに!

この経験から、歩き方についてはよくよく調べ、冒頭の「一日一万歩歩く」サイトを見つけ、歩き方の改善を図りました。熟読し、普段から歩く癖を変えることにしました。油断すると元の歩き方に戻ってしまうので、しっかりと念入りに。

歩き方についてですが、

①踵で着地
②そのまま体重を足の指の付け根に移す

(できたら親指側に体重を移したほうが良い)
③足の指も含めて地面を蹴る

というものです。

元々こういう歩き方がすんなりできている方も多いと思いますが、日本人は(私も含めて)①の状態はできるけど、②と③が不十分という人が多いようです。いわゆる「かかと歩き」というものです。裸足で歩くときに、ドンドンと音を立ててしまう人は、この「かかと歩き」になっていますので、ご注意ください。かかと歩きで長距離歩行はできません

すると、どうでしょう。
4日目の亀山宿~四日市宿では、ノーダメージとはいかないまでも、これまでと異なり、比較的楽に歩けるようになりました。このときから加圧スパッツを導入したお陰という説もあるが、脛や踵のダメージはそのお陰だけではないはずなので、歩き方を変えたことも大きいはずです。
(実際、この時の記事を読み返しても、バテた記述がないですね)

歩き方を改善すると、案外長距離を歩くのも平気になるようです。長距離ウォーキングをやってみたい方、ぜひ歩き方の工夫をして、楽しんでみてくださいね!


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