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【最終1714 105位】おまるに乗った三匹の兎構築【セイムビート】【ポケモン剣盾】

【はじめに】

ミアレカイナと申します。普段はyoutubeの方でポケモン剣盾に関しての配信等を行っています。本投稿では、そちらの宣伝に近い形になりますが、セイムビートで使用したPTと立ち回り等を徹底的に細かくお伝えしていきたいと思いますので、どうか最後までよろしくお願いします。

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【本PTを構築した訳】

まず大前提として、今回の公式大会は本来の公式大会と違い、比較的エンジョイをモットーとするような大会であるためにネタパでいくかそれなりにしっかりしたPTでいくか非常に頭を悩ませた。最初ルールを見たときには、てっきり禁止伝説も使えるのかと思い、全匹ザシアンやカイオーガでPTを組むというような小学生のような発想をしたが、残念ながらそれは叶わなかった。(当たり前だが)

そこで使用可能なポケモンをリストアップしたところ、筆者の好きなエースバーンが使えるということで、エースバーンを軸にしたPTを組もうと思ったのがきっかけであった。賛否両論あるとはいえ、リベロ解禁を楽しみに待ちわびていたお気に入りの子であったので、どうにかして活躍させたいと思い視聴者の力を借りてこのようなPTを構築した。

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【使用ポケモン解説】

エースバーン(NN貰い物なのでなし)

性格 陽気

特性 リベロ

持ち物 きあいのタスキ

努力値

156(4)-168(252)-95-85-188(252)

技構成

かえんボール しねんのずつき カウンター ふいうち

エースバーン

【解説】

まず襷カウンターというベーシックながらも、本大会においては物理アタッカーが圧倒的に多いということであり、最低限の仕事はできるだろうということで採用。実際、vsエースバーンであったり、ギャラドスといったエースバーンの天敵に対しても難なく選出することができた。また、しねんのずつきに関しては天敵の一匹であるドヒドイデを粉砕させるべく導入。または、何も考えずに打ち込み怯ませて相手の行動をふさいでいくというようなチンパン作戦のために入れたが、やたら外すことが多かったため思いのほか機能はしなかった。しかしながら、このエースバーンはかえんボールがとにかく当たらなかった・・

エースバーン(NNリベラ)

性格 陽気

特性 リベロ

持ち物 いのちのたま

努力値

156(4)-168(252)-95-85-188(252)

技構成 かえんボール とびひざげり とびはねる ふいうち

エースバーン

【解説】

世界で一番メジャーなエースバーンの型。まさに教科書というべき、テンプレの中のテンプレ。しかし、結局のところこれが一番強く、一番使いやすいのもまた事実。本PTでのメインとなるダイマエースである。彼以外の子たちもダイマックスを切って攻撃するのも得意ではあるが、やはりダイジェット(s+1)、ダイナックル(A+1)をできるポケモンはこの子しかいないので、基本的にはいかに、このエースバーンでダイマックスを切り、自身の能力を高めつつ相手を制圧していくかがキーとなった。その結果、想像通りの活躍をみせ、本大会の最終戦となった試合では、宿敵ドヒドイデをとびはねる(A+2)の有効急所で見事粉砕してみせた。そもそも、本大会は準伝説がいないためランドロスやサンダーといったエースバーンにつよいポケモンが存在しないことも幸いとし、普段のポケモン対戦より通しやすかったのも勝因のひとつであると考えられる。ちなみに、NNの由来は伝説のMLBクローザーマリアノ・リベラから名付けた。

エースバーン(NN GIANTS)

性格 いじっぱり

特性 リベロ

持ち物 こだわりスカーフ

努力値

155-184(252)-95-65-97(8)-170(244)

技構成 かえんボール とびひざげり アイアンヘッド とんぼがえり

エースバーン

【解説】

エースバーンの強みはダイマックス型だけではなく、こだわりスカーフを持たせることにより、強力の技をタイプ一致で常に打てるというのが強みでもある。この子はスパイクチャレンジの時にも使用し、その反省を生かしちゃんとDL調整している。(※ただし、上記二匹は忘れている

努力値調整の意図としては、最速スカーフガブリアス(S102)を+1上回るように設定している。前回大会と同様に、スカーフを巻いてる可能性が高いポケモンのラインはガブリアスであるので、ガブリアスを上回っているのであれば問題ないと思われる。また、意地っ張りにしているので火力アップアイテム補正抜きでも、かなりの火力がでるため使い勝手も良い。そして、上記の二匹と違い、とんぼがえりを採用しているのでサイクル戦においても有利対面をとりやすいのも長所の一つである。ちなみにNNの由来はもちろんサンフランシスコ・ジャイアンツ・・ではなく、読売巨人軍からとった。

ポリゴン2(NN海外産なのでなし)

性格 のんき

特性 トレース

持ち物 しんかのきせき

努力値

191(244)-100-156(252)-125-117(12)-58

技構成 ほうでん れいとうビーム スピードスワップ じこさいせい

2ポリゴン

【解説】

本PTにおいて一番重要なポジションを任されたポケモン。まず、エースバーンが苦手なポケモンである、ガブリアス、ギャラドス、ボーマンダ、カイリュー、フライゴン(?)、ドラパルトのような、強力なドラゴンタイプを中心としたポケモンをまとめて相手をすることができるだけではなく、スピードスワップをすることにより、最遅数値の素早さを相手に押し付けて後続のポケモンにつなげたり、またポリゴン2自身が突破するようにできるのが最大の強みである。また、特性をトレースにしている影響でギャラドスの威嚇や、カイリューのマルチスケイルを奪えることも可能。後者に至っては、初日の試合でカイリュー軸の方と対戦した際にその猛威を振るった。本PTでは、タイトルに記載されている通りいかにこのおまるで相手をストップさせ、かつ起点を作っていくかが最重要ともいえる。結果として、想像通りの活躍をしてくれて、見事キーパーソンならぬ、キーポケモンとして大車輪の如くPTを引っ張ってくれた。

カットロトム(NN ..ヶテ;;)

性格 おだやか

特性 ふゆう

持ち物 とつげきチョッキ

努力値

157(252)-68-127-126-170(224)-110(30)

技構成 10まんボルト リーフストーム あくのはどう ボルトチェンジ

カットロトム

【解説】

本PTにおいて最も特定のポケモンを倒すことに特化したポケモンである。本PTではエースバーン構築としているため、エースバーンが苦手とするポケモンでかつ、ポリゴン2でも型によっては厳しいポケモンを処理するために採用。その苦手なポケモンはウォッシュロトム。いわゆるこの洗濯機だが、本PTにおいても最終選考まで候補に入っていたが、この洗濯機入れると相手の洗濯機に勝てない上に、役割対象が前記のポリゴン2とかぶっているため選考漏れに。そこで、白羽の矢が立ったのはこのカットロトムである。タイプ相性でウォッシュロトムに勝てるのはもちろんのこと、特殊技をメインとするポケモンらをまとめて相手にすることができるほどの特殊耐久を確保。チョッキ抜きでも、控えめC特化のラプラスのキョダイセンリツ(130)を確定二発に耐えたりするなどといった、まさにやりすぎではともいえるぐらいの耐久力を確保。このおかげでタイプ不一致の弱点技程度なら一方的に押し切れたり、本PTの天敵でもあるドヒドイデを突破することも可能だが、C4振り程度なので確定二発にしかならないのがネック。とはいえ、基本的には水タイプのポケモン(特に水ロトム)に対して迎え撃つことができれば、この子の役目は十分であり、役割がピンポイトである故に選出頻度は少なかったものの、出した試合では確実に仕事をこなすまさに仕事人っぷりをみせつけた。NNの由来はロトムの鳴き声を逆再生すると・・

ギャラドス(NN CJクロン)

性格 いじっぱり

特性 いかく

持ち物 オボンのみ

努力値

176(44)-165(36)-127(220)-69-120-127(204)

技構成 たきのぼり とびはねる ちょうはつ りゅうのまい

ギャラドス

【解説】

本PTではエースバーン軸として、使用しているが逆にエースバーン構築で攻められた際に安心して受けられることができるポケモンが不在のため、ギャラドスを投入。使用の意図としては、エースバーンを受けつつ、自身もりゅうのまいをすることによって抜きエースとしても使用する型。メインのダイマックスエースが前述したリベラのエースバーンであるが、次点でダイマックスさせたら強いのがこのギャラドスである。努力値調整として、ステロ二回でオボンのみが発動するようにHP調整をしつつ、可能な限り物理耐久をふり、竜舞1回で最速エースバーンを抜くように調整したギャラドス。したがって、vsエースバーンを意識した型となっている。また、相手の補助技を防ぐべく、挑発も採用。これにより、エースバーンに対して強く出れるカバルドンのあくびステロループをシャットアウトさせるすることができる。が、26試合しか潜っていないというのもあるが、カバルドンと当たったのは一回であり、またアッキ怠ける型であったので警戒した割にはさほど数がいなかった。しかしながら、相手のポリゴン2に対して自己再生を防いだりすることもできたので、比較的使いやすかった。

【立ち回り】

ここまで、各ポケモンに対して細かく説明&使用した感想を述べてきたが、本章では実際にやった立ち回りについていくつか解説していく。

【基本軸1】

まず、スカーフエースバーンを初手にだしサイクルを崩していく。

後続にポリゴン2を用意し、相手の攻撃を受けつつスピードスワップ等で起点を作りつつ、突破可能であれば突破する。

最後に珠エースバーンをダイマックスさせることにより、一気に制圧する。【基本軸2】

襷エースバーンを初手に出し、まず一匹確実に仕留める。続く二番手のポケモンに対しても負荷をかけられるのであれば負荷をかける。

次点に負荷がかかっているのであれば、珠エースバーンで一気に制圧を図る。そうでなければ、ポリゴン2で受けるか、エースバーンが苦手とする特定のポケモン(上記参照)に合わせ、PTの全体を見て通りがよいと判断するポケモンを1匹(ギャラドスかカットロトム)を選出する。場合によっては、二匹採用することもあるが後述解説する。

【詳細】

基本軸1,2はいかにエースバーンで試合を決めることができるかがカギとなる。エースバーンの火力を一方的に押し付けて、相手のPTを崩壊させつつ、もう1匹控えてるエースバーンで勝負を決めるのが基本的な戦い方である。また、今回使っているエースバーン3匹とも火力に特化したアタッカーとして構成されているので、本来のランクマッチではある程度大切に立ち回ることも大事とされているが、基本的に複数匹選出しているため雑に立ち回っても構わないのもある種の強みである。ポケモンバトルにおいてこの考え方は邪道であるが、しかし数値と数で圧倒することも今回のセイムビートにおいては重要な戦い方であると筆者は考えている。したがって、いかに特定のポケモンを何匹狩れるかが今回の大会において明暗を分けたのはと推測する。

【例外】

【vsエースバーン軸】

相手に3匹以上のエースバーンがいる場合、こちらがやることは初手に襷エースバーン、次点にポリゴン2、そしてギャラドスを選出する。

選出の意図として、まず襷エースバーンのカウンターで仕留めていく。一見安直に見えるが、セイムビートのおかげで同じ型が複数存在してもおかしくないという点から、型が豊富なエースバーンと対峙した際に迷いがでる。具体的には初手からエースバーンが出てきた際に、スカーフを警戒するのはもちろんだが、初手ダイマ戦術をやってくるエースバーンもいるため、カウンター1点読みをすることは極めて難しいと考える。また、一般論としてエースバーンvsエースバーンが対面した際に、型が判別されてない&襷ではなき限りダイマックスを切るか、交換をするかの二択になるが、今回のルール上エースバーンを受けられるポケモンが限りなく少ないことにより、前者の立ち回りをしてくることが多い。そこにカウンターがささるわけである。その後に、ギャラドスで竜舞展開をし制圧するかポリゴン2であればスピードスワップ→ダイマックスで強引に突破を図る。

【vsウォッシュロトム、トゲキッス等】

PTの通りを確認し、カットロトムから展開するべきか、襷orスカーフエースバーンから展開するかを把握する。本大会の場合であれば、まずスカーフエースバーンを展開し、後続のカットロトムやポリゴン2につなげるという立ち回りが多かった。基本的には、サイクル戦となりこのPTにおいてスカーフエースバーンとカットロトムでとんぼがえりとボルトチェンジを繰り返す、いわゆる"とんボルチェン"が勝敗を分けたといっても過言ではない。そこから、ポリゴン2で受け、ほうでん等で状態異常を狙い隙を作り、一気に攻めて制圧を図る。ダイマックスの優先度は特にないが、とびひざげりやアイアンヘッドを覚えているエースバーンの方がダイマックス技の追加効果の恩恵を受けられるので、基本的にはエースバーンでダイマックスを切るようにする。

【vsカイリュー、ガブリアス、ボーマンダ軸】

本PTを使用していると初手からカイリュー、ガブリアス、ボーマンダといった強力なドラゴンタイプいわゆる600族を平気に出してくるので、そこにいきなり初手からポリゴン2を投げることにより一気にこちら側が有利に運ぶことができる。カイリューであれば、マルチスケイルを頂き、ガブリアスならさめはだ、ボーマンダなら威嚇といったようにどれもポリゴン2に与えてはいけない犯罪的な特性を一時的に取得することができるので、その隙に四倍弱点を突いて勝つのが最適解。ちなみに、これをカイリュー軸の方にやると遅延行為されたのは内緒で。残りのポケモンは対面性が強い襷エースバーンや、ギャラドス、相手の残りのポケモンから鑑みてカットロトムもあり。

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【最終結果】

最終結果は、タイトルと下記の画像の通り105位で終えることができた。

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全体的に運も味方にしてくれたおかげもあるが、セイムビート開催当日に好みのポケセン店員のお姉さんと再会したから・・(以下自重)とはいえ、それでも筆者が想定していたシナリオ通りに事が進むケースが非常に多かったため、1600安定期に入ってからは一気に勝ち上がれることができた。その中でもエースバーンの強さはもちろんのことだが、やはりポリゴン2とカットロトムこの二匹の存在が大きかったと思われる。特にポリゴン2に関しては、相手を幾度もなく氷漬けにしたり、戦闘不能になってもスピードスワップをやっていたりと簡単にはやられない大きな壁となってくれたことが多い。そのおかげで、一気に制圧したり逆転を図ることもできた。しかし、なんといってもこのPTの主役はエースバーンの3匹である。それぞれ個性豊かで型も違うが、いずれもそれぞれの魅力と強みを最大限見せつけ、そしてそれぞれ技を盛大に外してくれた。流石に初日にかえんボールを二連続で外し、しねんのずつきはまず当たらないし、とびひざげりで自身の膝を割って死にかけるような姿を見たときは頭を抱えたが、翌日三匹ともしっかり活躍してくれて、特に偶然視聴者との対戦があった際、最後膝を二連発当てたら勝ちという状態であったが、前科持ちということで非常に不安だったが、しっかり決めて見事勝利に導いてくれたので、そこは素直に感謝しかなかった。襷エースバーンはダイマックスのボーマンダや、エースバーンを沈め、スカーフエースバーンは上から一方的に殴り、場合によってはダイマックスしてダイマックス技の恩恵を受けて立ち回り、そして珠エースバーンの圧倒的超火力で沈めていく姿は配信しながらやはりほれぼれした。強すぎるあまり、エースバーンというポケモンはヘイトも集めることも多く、ボロクソいいわれてかわいそうな部分もあるが、そういわれても仕方のない性能をしていると改めて痛感させられた。(ちなみに筆者はインキャポケモンが超嫌いなので、ドヒドイデやピクシーに対してのヘイトスピーチは2時間ぶっ通しで言える)

【最後に】

最終的に、セイムビートにおいて最適解のPTはなんだったのかと考察すると、1700程度の実力の者が結論づけると、強力な同種ポケモン3匹+それらを苦手とするポケモンを補うという本PTで使用した構築のベースが最適解であるとする。やはり、強力なポケモンを複数匹使えるだけではなく、複数のポケモンに対し同じ持ち物が使えるという点から、幅広く対応することができるPTを完成することができる。一般的には相性補完という概念もあるが、実際問題同種複数ポケモンvs複数ポケモンなしとの対戦であっては、筆者が相性補完という存在をガン無視できるポケモンであるエースバーンを使用していたとはいえ、その概念を覆す力やポテンシャルを感じた。また、一般的なPTであればある程度型が見当がつくものの、同種複数ポケモンを使用しているからこそ、型の判別に苦労し相手に択を一方的に押し付けることもできるのも強みといえる。

以上のことから、相性補完をガン無視してひたすら制圧できるエースバーンを複数匹使用し、残りはその苦手なポケモンで固めることが得策であると考える。ただし、禁止伝説や準伝説が使用できるのであればまた違った答えになる。(実現するのはなかなか面倒だが、ザシアン6匹は絶望的なので)

とはいえ、本大会は普通のルールではできないことを楽しむことが最優先といえるので、好きなポケモンたちが活躍すればそれだけで十分であるし、対戦相手の愛のあるPTを見ると心も温まるので、非常に平和な大会であった。

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【宣伝】

ここまで読んでくれてありがとうございました!日ごろは色違い狙いや、ランクマ配信はもとい、定期的にフレ戦も募集しているのでぜひチャンネル登録して遊びにきてください!




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