ひとりベトナム旅②
私は自分の人生の終わりを覚悟し、終点までそのまま静かに乗っていました。
降りるとき、ダメもとでバスの運転手にホテルの名前を見せると、
ココマッスグ、トチュウ、ミギ!(ベトナム語)
と言われました。
ベトナム語分からないけど多分そう言ってた、あれは。
その時すでに夜の23時。
真っ暗闇の中、とりあえず真っすぐ歩いているとバイクたちがホイホイ寄ってきて、
ホラ、オクッテアゲルヨ!(ベトナム語)
と叫んできました。
ベトナム語分からないけど多分そう言ってた、あれは。
淡々と書いてるけど非常に怖かった。
ホイホイバイクたちにNO!と言い続けながらまっすぐまっすぐ歩く。
すると、顔のほりが深い夫婦が歩いているのを見つけた。
さっきとは別の。
期待しすぎないように、
英語、話せますか?と英語を話せない私が聞くと、
「Yes! We can!」
どっかで聞いたことのあるフレーズだなと切羽詰まった状況でニヤついてしまったよね。
まじ!WiFiか携帯貸して!オバマ!
と興奮気味に聞くと、なんとホテルまで連れていってもらうことに。
まじで助かった…
どこから湧いてくるのか分からない英語で彼らと話しながら、ホテルまで歩きました。
ホテルは私の予想よりはるかに遠いところにあって、絶対一人ではたどり着かなかった。
話を聞くと、彼らはアルメニアから来た旅行客で、夜のお散歩デートをしていた夫婦。
テンキューテンキュー死ぬほど言いました。
日本とアルメニアの交流なんて世界規模で他にないんじゃないかと興奮しながら沢山話しました。
私は無事にホテルに着き、彼らとハグでバイバイ。
そして着いたホテル!
Huong Giang Hotel Resort & Spa という四つ星ホテルでした。
ウウウウウ!!
あそこでホイホイバイクに付いていかなくてよかった!
私は死なずにすみました。
そういえば夜ご飯食べてなかった。
謎の緑色の球体さえ愛しい。
ちなみに皮が固すぎて食べれなかったのでバナナを食べて寝ました。
初日おつかれ…
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