見出し画像

野の花コンサート2024終わりました♪

昨日は教室の発表会でした。
記憶の新しいうちに様子を書いておこうと思います。

ーーーーーーーーーーーーー

参加される生徒さんは77歳〜82歳。

最近まで最低気温が10度に満たない日が続いたので、どうなるかなぁと心配でした。寒いと身体が固まって指が動きにくいですからね。

午前中のリハーサルはやはり寒くて、自動運転のストーブがついたり消えたりしていました。


年に一回の大イベント。少人数でお客さん無し、小さな場所で行っているとはいえ、みなさんドキドキのようです。

「昨日から胃のあたりがキューっとして(笑)」
「あれ〜私も〜」

ピアノ歴は長い人は32年、短い人でも4年。
何回経験しても発表会というものはドキドキイベントのようですね💓

いつもレッスン室にいるこの子たちを
連れてきました。全力で応援してくれます❣️


リハーサル

リハーサルで問題発生。
頭上やや右の3つのダウンライトによって鍵盤上に黒鍵の影や自分の影が濃くうつって、気になって落ち着かないという人がいました。(遠慮なく教えてくれて本当に嬉しいです!)

じゃ消しましょうね😊 パチン
ああ、この方が楽です〜 とスムーズに弾いていくことができました。

その状態でリハーサルは進んでいきましたが、ラストから2人目の方が座るなり
「なんか暗くて弾きにくい」

影が気になりませんか?と聞くと、全然思わない、という。家のピアノは真上に照明があるから明るいほうが安心するとのことです。

ではダウンライトつけましょうね😊 パチン

これは途中の何も言わなかった人たちにも確認しないとです‼️
再び集合したときもう一度座ってもらったところ、ダウンライトOFFが楽、派が2名いました。

想像するに、各お家のピアノまわりの環境と、眼の状態の関係もあるのではないでしょうか。

こういう時は小回りの利く会場と少人数の良さです。本番は好みのライトON OFFで各自存分に実力を発揮することができましたよ。


お花屋さんから花束が届きました
今年もかわいい🩷ステキです


みんなで写真撮影

みんなで写真って、終了後やり切った感と共に撮影するのが普通かなぁと思います。
でもここは普通じゃない^ ^

私を含め身体のどこかしらに痛みや問題を抱えているシニアさんたちです。始まる前の元気なうちに、みんなで集まれた喜びの笑顔で、届きたての花束を全員が抱いて撮ります。

今年は遠くに引っ越した娘の協力を得ることができなかったので、三脚にカメラのセルフタイマーで撮りました。


花束をカゴに戻して
さてさて発表会の始まりです。
ストーブも不要になりました^ ^


歌の練習  〜夏は来ぬ〜

会の最後に歌う、歌の練習から入りました。
よく歌った馴染みのある曲ですが、歌詞が堅い文語調のためちゃんと意味を知らないまま歌っているところもあります。

卯の花→白いウツギの花
忍び音→今年の初鳴きの声

などなど調べてみて初めて知ることも多く、物語のように5番まであるのにもびっくり。

解説していくと、みなさんも「へぇ〜」「ほぅ〜」

1番で卯の花、2番で玉苗(田植えの時の苗)、3番で蛍、4番でクイナと夏の季語が続き、5番でそれらが勢揃いします。
夏は来ぬ→ああ、夏が来たんだなぁ

季節の移ろいの豊かな情景と農村地帯の暮らしぶりを垣間見ることができる歌。ということでした。
こちら菊正宗ネットショップのブログで勉強させていただきました)

1.2.5番と続けて歌ってみました。
少し声が出にくいかな。
まだ身体が固まっているみたいですね。
それぞれのやり方で身体をほぐしてもらいました。

さてもう一回
おお、こんどは気持ちの良い声がお部屋に響きました。声も喉だけじゃなくて身体との連動なんですね。
身体をほぐしたことはピアノを弾く指にもきっといいはずです。

ご挨拶

前日まで準備に追われ、挨拶はノープランでした!録画もしなかったから何を話したかなかなか思い出せません😅

そうそう、先日シニアピアノ教育の専門家の講義をオンラインで聞いた話を。
子供はゼロ出発、シニア世代はマイナス出発と心得よ。シニアは覚えても忘れるのも早い。練習すればするほどこんがらかることもある。それがデフォルトと心得よ。と。
(そうだそうだ、どっと笑い)

よくうちの孫はどんどん上達するのに私はちっともで嫌になっちゃう、という話が出ますが、それが当たり前とのことだそうですので孫や若い人と比べて落ち込むのは意味がないですよ。
(うん、うん、)

ピアノを始めたのは何のためですか?
自分が楽しむためですよね^ ^
(笑顔でうなづく)

それをみなさんで分かち合う会ですからね。
(顔が輝いたように見えました^ ^)

だいたいそんな感じだったと思います。

第1部 ソロ

自分の好きな曲を演奏します。
唱歌、外国のポップス、懐かしい歌謡曲、シャンソン、映画音楽、ポップスのリズムが難しい森山直太朗やユーミンの曲に挑戦した人もいました。

私はそれぞれの練習の過程を見てきただけに、一生懸命心込めて弾いていく様子に油断すると涙が出てしまいそう。
情景が思い浮かぶような音を目指してきた方たちは緊張の中でもしっかりと表現していました。

好きな曲というのはその方の味わいがでるものですね。

この年齢になると自身やご家族の健康問題、介護など、日常にさまざまなことがあるようです。
そんな中、ピアノを練習している時が何もかも忘れられる自分だけの幸せな時間。

事前に作った文集には多くの方々がそんなことを書かれていました。

私は「いのちの歌」を弾きました。
後日自宅で撮りYouTubeに上げる予定です。もう少しお待ちください。


休憩

ソロを弾き切った満足感と安堵から、あちこちで話が弾んでいます。

いやー、なんとか終わったねー
こういうドキドキも刺激になるよね
やっぱりピアノは続けていかなきゃだめよ
やっていこうね
ずっと頑張ろうね

そんな声が聞こえてきて嬉しくなりました。

あとで〇〇(カフェ)行く?
うん、行こう行こう
そんな話もまとまっていました(笑)

第2部 連弾

お楽しみの連弾です。
今年は生徒さん同士は1組でウェルナーの野ばらを。

私がお相手をさせていただいた曲は唱歌のふるさと、アメイジンググレース、どんぐりころころ、美しく青きドナウ、黄昏のワルツ、でした。

やっぱり連弾は楽しいです!
練習も楽しかったですね。最初の頃はどうなることやら…なのですが、だんだんと形になっていくにつれて楽しさも増し、最後には「またやりましょうね!」「次はなにをやりましょうか?」となります。

みんなで歌いましょう
〜夏は来ぬ〜

最後は歌で心を合わせ、会を締めます。
みなさん伸び伸びとした心地よい歌声でした。

伴奏しながら私も歌いました♪


メッセージカードと花束

今年もメッセージカードはkaruさん
以前の作品の中から大好きなひまわりの作品をお伝えしてポストカードにしていただきました。

光を受けてつやつやしてます

この絵を見ていると、私たちも弱いところがあってもそのままで素晴らしくて愛すべき存在、と思い出させてくれます。
ふと気持ちが沈んだりした時に励まされる絵なんです。

裏にはひとりひとりのお顔を思い浮かべながら前日にメッセージを書きました。

会場にいてくれたお花とともにお渡しして会を閉じました。


カフェでご褒美

時間の許す人だけで行きました。
そこではピアノの話というよりも、人生のためになるようなお話が多く出て、後輩の私はお姉様たちからいろいろと学ばせていただきました。

励まし励まされ、良き仲間です。
ほんと、みんな美しい。


今回もいろんな方々のご協力、応援を受け、生徒さんたちも楽しんで頑張り、無事に終了することができました。
本当に本当に感謝です。

ここまでお読みくださったみなさま、長い報告にお付き合いいただきありがとうございました!💐❤️


ここぴ




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?