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【蓮ノ空舞台巡礼】蓮ノ空を追いかける旅

出会いは2023年11月。ウルトラジャンプにて現在も大好評連載中の『ラブライブ!flowers*ー蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブー』の第1話がきっかけだった。読み終わった直後に爆速でLink!Like!ラブライブ!(以下「リンクラ」)のアプリを入れ、毎回のWith×Meetsを欠かさず追いかけるようになり、毎月の活動記録には彼女(スクールアイドル)たちと一緒に悩み、考え、彼女たちの成果であるFes×LIVEに心を揺さぶられる。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの日々は私の日常にも溶け込んだ。そうしてすっかり「蓮ノ空のこと好き好きクラブ」の一員となると、彼女たちが学生生活を送っている金沢もまた身近な存在として感じるようになっていた。彼女たちのことをもっと知りたい、もっと感じたい。蓮ノ空スクールアイドルクラブのスクールアイドルたちを想う心は、私を金沢の地へと突き動かした──────

格好良く書き出したのですが、「蓮ノ空」に触れ始めて4ヶ月ほど。蓮ノ空女学院のスクールアイドルたちを応援し始めて、彼女たちのことを理解したいと思った私は、これまでの「リンクラ」での活動記録やWith×Meets、カードボイスで語られてきた「金沢」に触れたいと思うようになりました。

だったら、行ってやろうじゃないか。石川県金沢市に。

ということで、これまでに「リンクラ」や「せーので!はすのそら!」(以下せーはす)で登場した「金沢」を感じ、スクールアイドルの存在を追いかけるという目的のために、3月27〜28日に石川県金沢市へ来訪させていただきました。
2日間で色んなところに行ったんですけど、主に赴いた場所としては目次の通りになります。


近江町市場

北陸新幹線で金沢駅に着いてから、一番最初に行った聖地らしい聖地です。活動記録ではDOLLCHESTRAの2人が近江町市場で複数の店舗を掛け持って働くれいかさんをお手伝いする描写がよく描かれていて(というか綴理のお気に入りだと思う)、個人的には2人のホームとまでなっているような印象があります。また、せーはすでも#27~28でもDOLLCHESTRAが「リンクラ」のカードイラストを再現するべく同様におでんを食べたり、みらくらぱーく!が海鮮丼を食した場所でもあります。駅からは真っ直ぐ一本道。バスなどを使って移動しても良いですが、歩いてもたどり着ける立地にあります。

初日はせーはすにてみらぱの2人が海鮮丼を食べに行った「近江町海鮮 丼家ひら井 いちば館店」に伺いました。活動記録の5話でもさやかがお手伝いしているお店のモデルになっていたりします。

かんかんがこなちに頼まされそうになってたお子様ランチ

開店前に着いたのですが5組くらい並んでました。初日は水曜日だったのですが、水曜は市場のお店があまり開いている日ではなかったこともあって、水曜もやってる数少ないお店でもあったんですよね。それもあって、人が多くなっていたのかもしれません。

能登極み丼を食べました。おいしかったです。

自分は菅叶和さんと同じ、瑠璃乃の出身地である能登の海鮮を使った「能登極み丼」を注文しました。色んな味が楽しめて、めっちゃ美味しかったです。来て早々、地元ならではの料理をいただけて、あの金沢に来たんだという実感が湧いてくる一品にもなりました。ちなみに、きゅうりは落とさず食べられました。

とってもおいしかったです!
またぜったいきます!ごちそうさまでした♡

食べ終わってお会計するときに、みらぱの2人がサインしていたキービジュアルのポスターの写真が出入口付近にあったので、店員さんに撮って良いですか?って聞いたら快く許可をいただきました。さらに「壺は撮らなくて大丈夫?」とも聞かれたのでこちらもパシャリ。

活動記録に出てきた壺のまんまでした

観光地というだけあってか退店する時も「良い旅を〜」「楽しんでくださいね〜」と送り出してくれました。
自分の中ではご飯食べて登場した舞台を回れればいいかなってくらいだったんですけど、来て早々料理だけではなくてこういった対応をしていただけたことは思い出に残りましたし、市場の方々も「蓮ノ空」を応援してくれているんだっていうことも伝わってきて、とても嬉しくなりました。

2日目には「近江町市場 金沢おでん いっぷくや」に行きました。ここはせーはすでDOLLCHESTRAの2人が金沢おでんを食べていたお店であり、「リンクラ」でもカードイラストのモデルとしても登場しています。

店内は賑わっていました
おでんを食べました。おいしかったです。

自分は赤巻き、くるまふ、ふかし、大根を食べました。くるまふは思ったよりも大きかったのと、出汁が染み込んでいて美味しかったです。赤巻きもふかしは弾力のある食感でこれも好きになりました。
それでこれは食べてて思ったことなんですけど、熱いものってなかなかすぐ食べきれないんですよね。おでんだから熱いのは当たり前だし、自分が猫舌だっていうのもあるかもしれないですが。だからどうしてもおでんはゆっくり食べざるを得なかったのですが、1品ずつ食べてるのもあって逆にじっくり味わえました。それに2人で食べていたら自然と会話も生まれてくるんだろうなと思うと、DOLLCHESTRAの2人もゆっくりおでんを食べながらスクールアイドルのこととか学校のことを喋ってるのかなぁなんて。そう思いを馳せていたら、この2人がおでんを食べていることが凄く良いなと思いました。

で、2日目は木曜日だったので初日とは打って変わって市場のお店もほとんど開いてたんですよね。なので、凄く活気があってこれが市場か〜!って感じがしました。そこで感じたこととしては、市場って一人ではできないことなんだなと。みんながみんな、色んなお店が支え合って「市場」が成り立っているように思えて。これって綴理の考えるスクールアイドル像に少し重なりませんか?
彼女の考えるスクールアイドル像は「不完全でも熱を持ったみんなで作り上げている芸術」でした。休業日のお店が多くて閑散としていた初日、ほとんどお店が開いていて賑わいを見せていた2日目と連続して近江町市場に行ったことで、みんなで作り上げているこの様、この雰囲気が一つの店舗だけでは成立し得ない市場の雰囲気に通じるところがあると感じました。もちろん、それまで孤高の存在として扱われていた自分にみんなが「居場所」を与えてくれたという要因も大きいとは思います。ただ綴理が市場が好きな理由はきっとそれだけではなくて、みんなが関わって一つのものを成すという部分もあって、その象徴としての「市場」なのかなとも感じた次第です。行ってみて、その雰囲気を味わわないと分からなかったですね。本当に行って良かったです。

金沢蓄音器館

蓄音器館の外観

ちょっと旬なところにも行ってみたいなと思い、新たな聖地となりつつある金沢蓄音器館にも行きました。
ここは「リンクラ」のPleasure Feather 乙宗梢のカードイラストで蓮ノ休日の2人が訪れている場所になります。
梢自身のキャラクターアイコンも蓄音器で、この蓄音器館が元ネタだと思われます。

中に入ると今はなかなかお目にかかれない蓄音器が沢山ありました。今でも全国から沢山の蓄音器が寄贈されていて、展示できるように館長さん自らが修繕・修復を行っているそうです。
そしてここでは館長さんによる蓄音器の聴き比べの実演が1日3回行われていて、これに時間を合わせて行くことにしました。確か、11時、14時、16時だったかなと思います。
聴き比べでは、まず蓄音器がどういうものかの説明も受けました。蓄音機って基本的に電気を一切使ってなくて、音の原理を利用して音楽を再生しているんですよね。恥ずかしながら自分は今回初めて知ったのですが、この説明を聞いたときにそれってなんか梢みたいだなってふと思いました。機械さんって基本的に電気使っているわけですけど、そういったものを使いこなすというよりはアナログなもの、原理原則を大事にして、基礎を徹底する。そんな姿が蓄音器と重なるような気がしました。
あと、蓄音器のラッパの部分の素材によって音の響き方が変わってくるところも実演していただきました。鉄だと高音が響く感じ、紙だと低音が強調される感じで立体的にも聞こえる感じ、木だと一つ一つの音がクッキリ、ハッキリしている感じがしました。個人的には木が一番好きです。これで蓮ノ空の楽曲を聞いてみたいなと思いました。何らかの楽曲のレコード化、よろしくお願いします(?)
まあ正直こういう感覚の話は言葉で説明するのは難しいので、気になった好き好きクラブの方は行ってみてほしいですね。梢推し、蓮ノ休日推しの方は特にマストだと思います。確か4月から開催されるコラボスタンプラリーでも蓄音器館がルートに入っていたはずです。

カードイラストのところ

こういう実際に行ってみないと分からないことに関しては、行ってみるのが一番だなと改めて実感しました。特に実際に聴き比べに参加することで蓄音器がどういうものか知ることができましたし、梢先輩もさやかちゃんと一緒に行って聴き比べとかしたのかな、電気を使わない蓄音器に親近感を抱いたりしたのかなとか、さらにキャラクターについて考えるきっかけにもなりました。

主計町茶屋街

蓄音器館から少し歩くと橋が見えるんですよね。この橋の手前一帯が主計町茶屋街になります。

このまま遠くへ川沿い下って行けるとこまで

ここで流れている川こそが『眩耀夜行』のモチーフとされている灯籠流しが行われる浅野川になります。
少し薄暗くなってきた空を背に、ライトアップされた橋を眺めつつ『眩耀夜行』を聴きながら歩いていたら、凄くエモかったです(語彙力)
残念ながら2023年は灯籠流しが中止だったようなので今年は是非開催されてほしいですし、スリブの2人から灯籠流しを見に行った話がWith×Meetsで聞ければ良いなと思っています。

また他にもこの辺りは活動記録の背景として使われていたり、せーはすでもDOLLCHESTRAの2人が映え映え写真を取っていたところでもあります。
街並みが凄く映える場所でした。

もう少し遅い時期に行っていれば桜が見られたかも
DOLLCHESTRAが撮影していた暗がり坂

ひがし茶屋街

橋を渡って右手側がひがし茶屋街のエリアになります。駅からも比較的近い場所でお店も多いということもあって、観光客がかなり多かったです。
せーはすでもDOLLCHESTRAの2人がジャンプしていたところですね。また活動記録で言うと、12話で沙知先輩の「いいや?このままじゃ認められないんだぜ!」の一言から103期生が竜胆祭を宣伝するビラ配りをしていた場所になります。確かにこの辺りは本当に行き交う人が多くて、ビラ配りをするにはうってつけの場所になっていました。

ひがし茶屋街の様子

ひがし茶屋街では大正時代をモチーフとしている喫茶店「大正浪漫喫茶 金魚庵」に行きました。店内のインテリアには蓄音器やレトロな照明があったり、前述した活動記録12話で103期生3人が着ているような和装メイドの格好の店員さんが応対してくれるなど、まさに大正時代にタイムスリップした感が味わえました。

メロンソーダとプディングをいただきました。おいしかったです。

卯辰山

今回の舞台巡礼の旅で一番行きたかったところになります。どうしても、あの夕焼け空と卯辰山公園見晴らし台の景色を自分の目で見てみたくてこの旅行を計画したまであります。なので、何としても自分が金沢にいる間は天気が崩れないで欲しくて祈るばかりだったのですが、運良く晴れてくれました。

行き方は色々あると思うのですが、自分はひがし茶屋街の辺りから市内のレンタサイクルを使って行きました。今回の旅行では天気に恵まれたこともあって、基本的に自転車を使って移動できたのはかなり助かりました。

ただ、山を自転車で登るのはめっっっっちゃしんどかったです……。レンタサイクルは電動アシスト自転車なのですが、アシストのパワーを最大にしないととても登れるような道ではなく…。たまたま借りた自転車のバッテリー残量が少なかったこともあったので、結構ヒヤヒヤしながら自転車を漕いでました。おそらくあの夕暮れ時のタイミングで行ってるとしたらバスは終わっているはず(土日は15時のバスがあるけど平日は13時が最終)なので、少なくとも行き帰りのどちらかは歩いているわけで、(こんな坂道をあの6人は上り下りしてんの…?)って思ったらスクールアイドルすげえわって感心してしまいました。徒歩では上り下りできない己の体力不足を痛感……。

この風景が見たくてここに来たんだ

ただ、ここに辿り着いてみると本当に感動させられました。キービジュアルと同じアングルで見てたら彼女たちがベンチの前にいるようにも感じました。登り切った達成感もありましたし、同じ風景を見ているんだという面でも感慨深かったです。好き好きクラブの人も多く訪れていました。

グリルオーツカ

初日は主に東山の辺りを回っていたのですが、2日目には片町の方へ。せーはす#27でスリーズブーケがハントンライスを食べていたグリルオーツカにも行きました。
自分がお店に入った時は外まで並んでいなかったものの店内は結構混んでいて、お店を出た頃にはもうめちゃくちゃ並んでたので割と良いタイミングで入れたのかなと思っています。
店内に案内されたのですが、なんか凄く見覚えのあるアングルの席に案内されたんですよね。んー?と記憶を辿ってみたんですけど、しばらくして「あれ?ここまさにスリブの2人がハントンライス食べてたテーブルじゃね?」って気付きました。

神席引いたわ爆発するやばいやばい…って思ってたら注文してたハントンライスが着弾。

ハントンライスを食べました。おいしかったです。

初めて食べたんですけど、めっちゃ美味しかったです。とりあえずと思って頼んだ普通サイズじゃなくて大盛りでも良かったなと後悔するくらいにもっと味わいたいくらい絶品でした。ケチャップライスに卵ってだけでも美味しいのに、さらにタルタルソースと魚のフライもちゃんとマッチしているんですよね。花帆ちゃんが舌を鳴らすのにも頷けるくらいでした。

快くサインも撮影させていただきました

にし茶屋街

グリルオーツカから少し歩いて犀川を超えた先、せーはす#28・30にてスリーズブーケとみらくらぱーく!の2人が映え写真を撮っていた(後者は尾行) にし茶屋街にも行きました。にし茶屋街は前述の主計町茶屋街、ひがし茶屋街と並んで金沢の三大茶屋街として知られています。
ただ意外なことに、「リンクラ」でのカードイラストや活動記録などではまだこの辺りの風景は出てきていないはずなんですよね。見どころはある場所だったので、今後に期待したいです。

みらぱが隠れていた休憩所
うふふ♡

ただやっぱりせーはす効果もあってか、スリブが行っていた忍者武器ミュージアムには蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんが集まってました。

忍者武器ミュージアムの外観

1階が売店と手裏剣体験スペースになっていて、2階に忍者が使っていた武器の展示などが行われています。手裏剣体験は混んでいることもあるので、とりあえず2階で先に展示を見てました。

中央上部やや左側に例の武器があります

2階には花宮初奈さんが筋トレをチラつかせていた例の武器が展示されていました。すると、ミュージアムの方のご好意もあって実際に武器を持たせてもらうことに。たまたまミュージアム内を回っていた行きずりの方々に花帆さんの寝そべりも貸していただいたうえで、武器を持った写真を撮っていただきました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

2階の展示を一通り見た後には、スリブがやっていた手裏剣体験もやってみました。よく目にするあの平形手裏剣は意外とうまく投げられたんですけど、棒手裏剣は投げ方から難しくてなかなか当たらなかったです。いつかまたリベンジしたいですね。

ミュージアムの方には優しく手裏剣の投げ方を教えていただきました。「お兄さんも"とある動画"を見てお越しになったんですか?」なんて言われてしまって、「アッ…ハイ…」と返すばかりだったのですが、その当日対応してくれた方がスリブの手裏剣体験の対応もしていたらしく(なのでせーはすに映っているということ)、こぼれ話もしてくださりました。ガチで羨ましいです。

あとは、賞味期限6分モナカで有名な甘納豆かわむらの最中も食べました。せーはす#28でスリブの2人も食べてましたね。この回で2人が最中を食べていたベンチは手前じゃなくて奥の方なので要注意。

右の石標が目印です
モナカを食べました。おいしかったです。

スリブの2人がそれぞれ食べていたバニラアイスと抹茶アイスのモナカを両方注文。2人が食べてたことを理由に調子に乗って2つ買ったんですけど、買った後に賞味期限6分しかないことに気付いて結構急いで食べてました。でもハントンライス食べた後のデザートとしてはちょうど良くて、美味しくいただきました。

イオンシネマフォーラス金沢

右上のエアコンの位置なんかが同じ

2日目の夜は蓮華祭があったので、どうせなら応援上映に参加できないものかなと思っていたところ、見事当たったので金沢で初めての応援上映に参加しました。またここは活動記録18話にて慈がスクリーンを貸し切って初めての生配信を見返したところでもあり、行った当時としてはかなりタイムリーな舞台でもありました。活動記録の背景と本当にそのまんまで、そういった金沢を感じられる場所で蓮華祭を見られて嬉しかったです。
蓮華祭の感想については別記事で書いています。


というわけで、行って見た金沢は、本当に素晴らしいところでした。「ここ活動記録で見たことある!」「あ!これはせーはすに出てきたやつだ!」みたいな感じで、終始テンション上がりながら街を散策していました。でもそれは蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが金沢の街に溶け込んで、受け入れられているからこそ、そう思えるんですよね。彼女たちが経験したことの一部を追体験できたのが楽しかったし、実際に同じところに行ったり、同じことをしてみた結果得られた気付きなんかも多くて、さらに「蓮ノ空」への解像度が上がったように感じました。また、行く先々で蓮ノ空のこと好き好きクラブの者とわかるや否や、丁寧に対応していただいたお店の方にも感謝しかありません。本当にありがとうございました。

金沢をはじめとする北陸は1月に起こった地震の影響が残っていたりもしていますが、こういった観光でまた貢献できればいいなとも思いました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。



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