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982gの未熟児から14kgの4歳児に成長。


息子よ、
今朝は半ベソの中保育園に連れて行ってごめんよ。久々に出社だったから、余裕が無くて。

noteを始めたきっかけは好きなものや好きなことを記していきたかったから。記録として、趣味として、アウトプットの勉強として。

で、書きたいなと思っていたことの一つが
やっぱり育児のこと。

スーパーウーマンでもバリキャリでもない、
「普通の母」
「育児と仕事をそれなりにやっている」姿も、
誰かの役に立つことがあれば嬉しいな、なんて。

テレビで見るワーキングマザーって、
すごくバイタリティがあってキラキラしていて
めちゃくちゃ憧れると同時に、でもそんなに
アレコレ熱量注げないと思っちゃう自分もいて…

ありのままの自分でいるためにも
自分の大事を見つめるために好きを残そう。

そんな私に少しだけ、
人と違った育児の話があるとすれば
それはきっと今4歳になる息子のこと。

なぜなら、
982グラムという超低体重で生まれたから。 
予定日より3か月も早く27週で生まれた。
それはもうビックリしたし焦ったぜ。

でも、今、元気に大きくなっている。
早産の子の傾向で表れがちな
自閉症スペクトラムではあるけれど
その辺は、またおいおい。

今日私がここに残したいことは、
人間の命ってすごいということ。
生きる力って本当にすごいということ。
出産は母子ともに命がけだということ。
それでもママはムキーってなることがあるけど許してね、ということ(笑)

なぜそんなに早く生まれてしまちったのか
気になる方もいると思うので、経緯を簡単に。
(改めてちゃんと記したい)

20wの検診で「羊水がない」と言われる。
大学病院に回され「やっぱり羊水がない」と言われる。
羊水過少症というらしい。
何それ?

考えられる原因は、破水と赤ちゃんの腎機能不全。
とりあえず羊水がゼロにはならないので
破水の線が濃厚ではあったけど
破水検査でもいまいち白黒つかず。
そんなことある?

一旦自宅待機になり23wで再検査。
状況変わらず入院に。
ちなみに20w検診以降休職し
そのまま出産、育休を取得。
チームメンバーには本当助けられた。

入院後は
まずは出産後の生存率50%になる26wまで
次は80%になる28wまで
お腹にいてもらうことを目標にひたすら安静。
(※この辺りの考え方は病院によって異なる)
結果、張り止めのウテメリンの点滴をやめた直後に
陣痛がきて自然分娩で出産。
3ヶ月のNICU生活を経て今に至る。

羊水が無いと赤ちゃんは呼吸できないのだけど、
エコーで見るたび微かな羊水を求めて
お腹の中の息子は身体の向きを変えていた。

本能で生きようとしている。
すごい。
絶対産む。
その後のことはあとで考える。
それが私のすること。

ここまでの経験で
私は頭では分かっていたつもりの
人間の生命力と命の尊さを肌感で感じられた。
この経験は宝だと思っている。

最初は仕事とか色々頭をよぎることはあったけど
今目の前の命に向き合えるのは自分しかいない。
私は母だ。

私が入院中や出産後にそうだったように
きっと病院のベッドの上で妊娠の喜びと
早産・出産の不安を抱えているママが
どこかにいるはず。

声を大にして言いたい。
あなたは頑張っている!
そして赤ちゃんはもっと頑張っている!
大丈夫!

一つとして同じものがない
出産という神秘の中の、私はほんの一例だけど
少なくとも息子は今元気に生きている。

それが全て。
それでいいじゃん。

そして、こんなにこんなに愛おしい命の息子にも
「早く行くよ!今日ママ電車なんだよ!
 早く、早く、早く。いいかげんにしてー!」
と叫ぶ私(笑)

自閉症スペクトラムの息子には
まだ意味がわからないけどママ怖くて半ベソ。
しかも通常以上に「待つ」ことが大事なのに。
ごめん、ごめん。

でも愛しているよ心から!
久々の通勤電車でそう思いながら
母さんは仕事に向かっています。

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