所沢の大学院でもリーダーシップ教育

夏休みに集中講義で所沢の人間科学研究科で,院生対象で初の「質問によるリーダーシップ」(適切な質問をするだけでリーダーシップをとれることを学ぶ)の授業を実施しました.他研究科からも熱心な院生が参加してきたりして,なかなかの盛り上がりでした.3日間で100分x7なので,時間めいっぱい使って,「目標設定→質問会議セッション→振り返り・全体共有」のセットを7回転.

 特に最初の2-3セッションで,経験豊富な人に模範ALコーチや模範メンバーになってもらうところが肝なので,学部レベルの「他者のリーダーシップ開発」修了者のうち有志を募って大役を果たしてもらいました.こういうふうに学部生が,院生対象のTAやメンターのような役目を務めると聞くと,そんなことは許されないと怒る教員や,制度の想定外だと困惑する職員さんにもときどきお目にかかるのですが,当の院生・学生たちはすぐ慣れて気にしなくなります.

 3日間のうち対面は初日だけ(写真).2日目と3日目はzoomで実施したのですが,3日間終わって成績を提出し終わったところで(←ここ肝心w),希望者ゼロも覚悟しながら事後懇親会を開催したら,熱心な参加者が居て,本キャンパスの近くの初めていく居酒屋で遅くまで語りました.来年度のこの授業に経験者として参加することまで約束してくれたので心強い限り.

 院生対象はいまは理工と人科だけなのですが,徐々に増やしていって,いずれは院の研究科をまたがって共通科目として実施できるようにするのが一つのマイルストーンです.その達成は私の後任に託すことになるでしょう.

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