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12.9インチiPadPro(第2世代)の今

12.9インチのiPadProで私が初めて購入したのが第2世代のWi-Fiモデルです。4年前のことだったと思います。iPadの他機種と比べてずいぶんと大きく、当時はバケモノのように感じていましたが、怖いもの見たさから思い切って購入してみたのでした(笑)

ところが案の定、使用頻度は高くなく、今日に至っています。

その12.9インチiPadPro(第2世代)は今どのような状態であるのかというお話です。お付き合いください。

なぜ使用頻度が低かったのか

私はiPadが好きで新機種が出ると手を出してしまうほうなのです。それで手元には10〜11インチのiPadが常に複数台あり、そちらを優先して使用してしまいます。

12.9が後回しになる理由はいくつかありますが、主たる理由は2つです。
・使う場所が限定される
・ソフトウェアキーボードが大きすぎる

説明が必要ですね。
これには私の身体的な事情が背景にあります。

実は、私は脳出血に伴う障害を負っており、左片麻痺で右手しか動きません。
そんな私にとってiPadは一枚の板で全ての作業を行うことができ、取り扱い易く、有難い貴重な端末です。
そうではありますが、身体的に無理なく使うことが出来なければなりません。置く場所を選びます。私はタブレット用のスタンドを複数用いて自分の使いやすい所にiPadを設置するようにしています。けれども、12.9インチはその点で不自由なのです。

加えて、文字入力をソフトウェア・キーボードで行いますが、右手だけで入力するには10〜11インチのそれが打ちやすく、というかちょうど良いのですが、12.9インチは大きすぎて使いにくいのです。

そんなこんなで、使用頻度が低くなっていました。

けれども最近、有難いことですが、ベッドサイドに腰掛けて、膝の上にiPadを置いて、無理なく使うことができるようになりました。Apple Pencil も使い易く、12.9インチの出番増となっています。

発売から4年、12.9インチiPadPro(第2世代)の置かれた状況

4年前の端末です。まず、スペックの確認です。

チップはA10X Fusion、懐かしい10.5インチiPadProと同じです。そしてiPad7がA10ですね。それよりも少し能力が上ということになります。
しかし、現行のiPadAir4がA14ですから4世代前?のチップ(M1を数に入れると5世代前ですよね)と言うことになるのでしょうか。

果たしてそのパワーはということになりますが、OSをアップデートして現在はiPadOS15Pblic Beta4で動いていますが、私の使い方の範囲内のことですが、何不自由なく動いてくれています。後でその話をいたします。

ストレージは256GBで、40GBほどが使用済みといったところです。

ほんのちょっとスローだけれども、ストレスを感じるほどではない

今秋リリース予定のiPadOS15のBeta版も順調に動きます。
どこまでアップデートに対応してくれるのか正確なことを知る由もありませんが、
かつてとは違い、iPadの進歩もいわゆる技術の果てに来ている感もしなくはないので、4年前の製品でもまだまだ長く生き延びてくれるのではないかと思っています。

注)技術の果て
Youtuberの戸田覚氏から聞いた言葉で、おおよそ以下のような事を指しています。
デジタル機器の技術的な進歩は果てしなく進むとしても、ある時点になると、おおかたの人にとってはその進歩が実用上実感しにくいものとなり、新製品への期待と需要が萎んでしまい、費用対効果の面から技術開発が止まる。そんな状況のことです。
戸田氏はスマホを例にとって説明しておられました。比較的低価格で実用上十分な能力を備えた製品が発売されるようになり、高価な新製品に多くの人が飛びついた時代は終わった、と。
そして、技術の果てを迎えるとソフトウェアの開発へとシフトすると言うのです。
iPadも同じような状況を迎えているように思われます

12.9インチiPadPro(第2世代)は今になっても十分な性能を備えています。重く負荷のかかるゲームは別でしょうが、私には不都合なことはありません。

それに。 Noteもそうですが、NotionやCraftのようなブラウザベースで動く優れたクラウドサービスが主流になり、端末にはそれほど高い能力を求める必要がなくなるのかも知れません。

そう考えると、12.9インチiPadPro(第2世代)は大切に使えば、長期使用に耐えるだろうなと思います。たとえ、OSのアップデートに対応できなくなったとしても、少なくとも現在の状態では動き続けるのですから、私にとって十分すぎる端末であり続けることでしょう。

iPadOS15には不足なく対応しています

5年前のiPadPro9.6とApplePencilの登場、そして、2年前のiOSからiPadOSへの移行は、iPadをMacPCに近づけるとともにiPadのタブレットとしての個性を際立たせることとなりました。そして今秋リリースされるiPadOS15はさまざまな機能を取り入れてさらに飛躍します。

下はApple公式サイトにあるiPadOS15のプレビューです。

Beta版ですが私の12.9インチiPadPro(第2世代)は問題なく対応しています。

動画編集アプリLumafusion3にも対応

iPadの代表的な動画編集アプリLumafusionが先月最新のVer.3へと大型アップデートしました。
かなりの機能向上が見られますが、12.9インチiPadPro(第2世代)はこれにも対応しています。

LumafusionVer.3については平岡雄太氏の動画をご覧ください。 この方はLumafusionを使ってiPadProで編集してYoutubeに動画をアップしているそうです。

もちろん対応しているとは言え、M1チップのiPadProのように快適に動くわけではありませんが、10分ほどの動画であればストレスなく十分編集可能です。

ただし、ケーブルをもちいての外部ストレージとのデータ移動に関してはlightningであることの制限があり、不可能です。もちろんOneDriveやiCloud Driveなどのクラウド・ストレージとのやりとりは問題ありません。

Apple Pencil(第1世代)も快適

一部評判が悪いのですが、私は快適に使っています。
ことに、iPadOS15になる、スクリブル機能やクイックノートなど、お絵描き以外でもApple Pencilの活躍の場が増えることでしょう。

安くて優秀なスタイラスペンがサードパーティから発売されるようになりましたが、残念ながら対応していないものもあるので注意が必要です。

液晶画面が広いのでマルチタスクが快い

IPadOS15ではマルチタスク機能が大幅に進化します。12.9インチ液晶画面がさらに生きてきます。

無理をせずに淡々と使いたい

最新のiPad Proに比べると第2世代iPadProは性能がそれなりに劣ります。ですから欲張ることなく、身の丈にあった使い方をして、長く愛用したいと思っています。

今回はここまでです。お付き合いくださり有り難うございました。








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