想像力

応援のスタンスも、善悪の判断も、倫理観も、人によって違うと思う。


だからこれまでは、自分と考えが違う人を見かけても、いちいち目くじらを立てていたらきりがないし、自分の尺度を押し付けすぎるのもよくないし、と、モヤモヤする気持ちに蓋をして、なんとかやり過ごそうとしてきた。


私は、私が、思う方法で、彼らの応援をしていこうと、そう心に決めていたんだけど。


今回のことにいたっては、もうちょっと、もうちょっとでいいから、想像力を持っていただきたいと、大声で言いたくなってしまった。果たして今その言葉を発信するタイミングなのか、真偽がどうかもわからないことに言及していいのか。すでに別の現場で入ったことのある人と、これから会えるはずだった人、チケットがそもそもない人とでは気持ちも全然違うわけで。みんながみんな前向きになれるわけでもないわけで。


いまいちど 考えてほしい その言葉 本当にいま 必要ですか



言葉にすることだけが全てじゃない。黙っていること、騒がないことが結果的に支えることにつながることもあるのに。

身内ではない人にどうこう言われても、ある程度流せるんだけど(あることないこと言われるのはしんどいし悔しいけど知らない人から見ればそう思うのも仕方ないと思える部分もある)、彼らのことをよく知っている側にモヤモヤするのはしんどいなあ。彼らのことは大好きだし、幸いにも普段仲良くしてくださっている方々は自分と似た感性を持っている方が多くてホッとするんだけど、この先また同じようなことがあったらそのたびにこうやってモヤモヤするなら自分にはオタク向いてないかもな、って。オタクを続けるなら、体の健康とともに、心の健康も保っていきたい、そのためにはモヤモヤの要因は積極的にシャットアウトしていかなければならない、見ざる言わざる聞かざるの精神を身につけねばならない。深夜にそんなことを考えていた。


とにかく今は彼らの回復を祈るばかり。ずっとずっと、何事もなく駆け抜けられますようにと祈ってきたけど、今は、どうか後遺症もなく、元気に、これまで通りの生活が送れるようになりますように、と祈ります。そして、自分にできることを粛々と行っていきたい、そう思っています。