第二回7日間メルマガダイジェスト。7日間メルマガの中から、各日一本ずつ選んだものです。

一日目から…リコーダーの話

おそらく、みなさん一度は吹いたことがあるであろうリコーダー。僕はこのリコーダーというものが好きでした。吹くだけで音が鳴る。そして、穴をルールに従い押さえれば音階を作れる。そして、分解できる。なにより、掴みやすくて初期装備の武器としては及第点だ。

男子としては、この後半二つが意外と重要だったりする。演奏などどうでもいいのだ。「決闘したい!」という気持ちがリンクしたもの同士、リコーダーを交わすことが出来る。その決闘に負けたものは脳天にリコーダーを振り降ろされ「痛い!」という音色を奏でる。リコーダーはそう言う楽器だ。そう、打楽器だ。

まぁ、それは初めてリコーダーに触れた時の一時期の話であって、結局のところ演奏する事も結構楽しくなってくる。それが一変するのが、アルトリコーダーの登場だ。普通のリコーダーよりふた周りくらい大きい。お弁当としての機能もあるんじゃなかろうかという大きさだ。

頭の部分に白米をパンパンに詰め、穴を吸ってみるとおかずが出てくる。何が出るかは吸ってからのお楽しみだ。白滝が詰められている時は、吸い出す時に内臓を吸ってる感覚に陥る事で、またひとつ大人の階段を登る。登った先は行き止まりだぞ!早く帰ってこい!

で、アルトリコーダーになると音の出し方がまるで違うんですよね。髭の長い無口の仙人に八万払ってマスターしたあの指の動きを「もう忘れろ!」と言われても、こっちはそれが染み付いてるし、実際染みが付いてるんです。醤油の。きっと仙人が冷奴に豪快にかけてたときのやつだ…そう思いながらアルトリコーダーを吹いてましたが、まったく覚えられませんでした。

二日目から…教育テレビの話

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