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絵本とボケ
ノートには、三匹の子ブタを例に少し書いたけど絵本はボケばかりだ。桃太郎なんか序盤ででっかいフルーツが聴いたことない音にのって流れてくるボケ。それをおばあさんがつっこめばよかったのに、持ち帰るというボケ。おじいさんがつっこむかと思ったら、割ってみようか!だもん。ボケなんだよやっぱり。包丁でパカッ!オギャー!ボケじゃん。ここまでの全くだり納得できてないよ。そこまでならまだいいよ。
桃太郎と名付けました。名前にフルーツいれちゃダメだよ。そりゃ桃が目に入るけどさ。ボケなんだよこれも。どっちもつっこまない。元気に育ったら、鬼退治だもんな。鬼退治はいいよ。なんなんだよその髪型。ボケだ。で、おばあさんは桃太郎が出かける時にきびだんご持たせてさ、袋に入って見えないはずなのに、犬は、腰のきびだんごちょうだい、だ。そこで引き換え条件が鬼退治だよ。いいよ。じゃないよ。犬のくせに団子に対する価値観高いんだよ。ボケだ。続いてサルだ。サルはいいよ。団子とか好きそうだし。でもね、犬いるんだよ。ことわざ無視なんだよ。つっこむなら今だよ。サルならできたじゃん。鬼退治いこうか。うん。じゃないよ。勘弁してよ。最後はキジだ。こいつにいたっては、鳥の種類がボケなんだよ。あと、銅像のキジなんなんだよ。肩にのっちゃってるのな。飛んでよ。もういいよ。サルのサイズもイメージのふたまわり小さいし。もういいよ。で、鬼ヶ島の鬼をみんなで協力して退治だ!ここは、いいよね!小さな力でも集まれば大きな敵に立ち向かえるんだ!でもこんな文章があるんだ。
「イヌは鬼のおしりにかみつき、サルは鬼のせなかをひっかき、キジはくちばしで鬼の目をつつきました。そして桃太郎も、刀をふり回して大あばれです。」
桃太郎、冷静さのかけらもないんだよ。お供は的確な攻撃だよ。よかった連れてきて。桃太郎は刀を振り回して大暴れだもんボケだよ。ボケっていうか、病気だ。
そしたらこうだよ。
「桃太郎とイヌとサルとキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。」
取り上げたってさ。作者も、鬼目線なんだよ。ここへ来て作者がボケなんだ。あと、家に帰る時の精神状態の描写いらないよ。ここまで読んだら、白目で帰ったとは思わないもんな。最後までボケだった。これが最後かなって思ったらさ、めでたしめでたしって絵本閉じたら保育士の先生が血だらけなの。怖いよ。これはね、僕が悪い。
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