劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦 感想

※このnoteは現在公開中の劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦のネタバレを含みます

ということで、当たり前のことを忠告したのでまずは叫ばせてほしい


マジでよかった~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

あらゆるオタクが「85分で本当に足りるのか!?」という不安、ちゃんと吹き飛ばした挙句オタクの後頭部ぶち当ててきたから安心した。
とりあえず何から書いたらいいか分からないけれど言いたいことはたくさんあるんだ。

全体の感想

私はこの物語を弧爪研磨が起動した1本のゲームカセットのように思っている。ジャンルはバレーボール。
日向翔陽という友達に出会ったことでバレーボールというカセットを本格的に起動してゲームクリアを目指す、でもゲームクリアは時にはゲームオーバーよりもむなしくて「苦しいけれどこの楽しい時間が終わってほしくない」
そして、最終セットが終わって「バレーに、日向に出会えてよかった」と満足げにゲームを閉じる。そういった85分。

「まだ終わってほしくない」と思ったのは研磨と日向だけではない。映画を見ていた誰もが思ってしまったのではないだろうか。

「ずっと面白いままでいてね」

映画館だからできる今までの音圧を消した印象的な演出。でもこれは言いたい。

こっっっっっわ!!!!!マジでチビる

それでいていざ思惑通りに追い詰めたときのつまらなそうな表情、日向が再起した時の「やっぱり日向は面白い」という眼の輝き、この無音の演出があったから全部映えてくる。
やっぱり映画のいい所ってアニメでは味わえない音。ボールが跳ねる音、声援、コートを走る音も映画館では臨場感が違うし終盤の研磨視点になった時、他の音は何も聞こえなくて乱れた呼吸だけが響いたあの時間はもう…言葉では形容できないような高揚感、緊張。
静かになったコートで「たーのしー…」っていう場面も静かなコートに響く研磨の高揚感を感じられていい。
これだけで映画館で見る価値があるから何回でもゴミ捨て場通おうなオタク!!!

バレーの楽しさを教える男

黒尾鉄朗の事なんですけど本当に大好きなんでカッコつけずにもう自我全開で叫ばせて下さい(早口)

月島が「最近のバレーどう?」に対して「ごくまれに楽しい」と返した時、研磨が「バレーを教えてくれてありがとう」と言った時!!!
この男は試合に勝てなくても嬉しかったんだよな、自身が教えたもので誰かが楽しむことを喜べる純粋な男…それがあの将来に繋がるんだと思うとそこでも涙ずびずびだったし隣で一緒に見てた弟にちょっとだけ引かれた ゴメン弟こんな姉で…なんなら試合開始前から泣いてたけどな…

研磨は「その気にさせるのがうまい」って言ってたけれど黒尾は別に無理やりバレーボールをさせようとはしてなくて「自分の言葉でバレーボールが少しだけでも楽しくなればいいな」と思える男だと個人的には思ってる。
でもあんまし信用ないからやっぱり人をおちょくるのが単に上手いだけかも(シメの言葉がこれでいいんか???)

最後に

まあ原作読めば知ってるような映画で知ってる内容長々と語るのもあれだから早めに切り上げ。音駒の言いたいことは言ったので。

何回見に行っても試合の結果が変わるわけでもない
だって「もう1回がない試合」だから。
でも私たち観客は「もう1回」彼らの勇志を、バレーボールに対するひたむきな思いを見に行く事ができる。

だからお前ら、何度だって見に行こうな

だからシメの言葉がこれでいいのか???




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