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このエアコンはスゴイ(家電雑記

ウィンドエアコンやスポットクーラーってご存じ?

「エアコン」って普通は自宅や一般的なオフィス、商業施設で壁や天井にくっついてますよね。

一般的に住宅に設置されるエアコンは「ルームエアコン」と呼ばれ、商業施設や会社事務所などに天井に付いているものは「天吊りエアコン」などと呼ばれています。
基本的に温かい空気や冷たい空気が出る「室内機」と、空気を圧縮することで温めたり冷やしたりするコンプレッサーとラジエータで構成される「室外機」と別れており、その間を「配管」とよばれる銅管で繋がれている仕組みになっています。
※室内の空気を温めたり冷やしたりするだけで換気はされていません。
(ダイキンのうるさらをのぞく)

クリーンルーム系の工場や食品工場の様な密閉空間の工場では主に天吊りエアコンが設置されているが、工業製品を作るような工場の場合、天井が高く空間も広すぎる為、そのような空調設備が無いのが相場です。
夏暑く冬寒いのは定番。
そんな工場ばかりではないかもしれないが、私が働いていた工場はそんな環境でした。
働いていたといっても高校生の夏休みバイト時代なので30年も前の話ではありますが、正直、今も変わっていません。

そんな厳しい夏の暑さをしのぐため、上記の工場などでは「スポットクーラー」というものがあります。冬は着こむか別の暖房装置を使う。

ちなみにスポットエアコンってこんな感じ

<工事できない賃貸物件>

一般家庭でエアコンのついていない物件はほとんどないと思うが、賃貸の一部の部屋によっては配管穴を開けられない場合がありますよね。
配管の穴あけ工事は出来ないが、そんな部屋にもエアコン付けたいという場合に窓用エアコンというものが選択肢として存在します。

例えば豊臣、コロナ、ハイアールなどウィンドエアコンメーカーを販売しているメーカーがある。

コロナさんのHPにウィンドエアコンの取り付け方解説ページがあるので詳細はこちらで確認して欲しい。

先述したが、通常のルームエアコンは室内機と室外機に分かれており、室内機は室内に。室外機は屋外に設置し、その間は壁の穴経由で「配管」で繋がっています。
しかし、窓用エアコンは室内機も室外機も一体化されている構造。
窓枠に専用の金具を取り付け、その中に窓用エアコン本体を取り付ける形になり、部屋から半分外に出ている部分が室外機、部屋の中に半分入ってる部分が室内機の様な感じ。

<窓用エアコンってソコソコ売れるんですよ>

窓用エアコンってホームセンターでも販売されているくらいで、結構売れるんですよ。
通常のエアコンと違い配管工事を必要としない為、電気工事士免許も不要で素人でも取り付けが出来ます。
ただ、窓枠に付けるのが重たくて面倒な部分も・・・

<今回発売になるアイリスさんの窓用エアコン凄い>

これの何が凄いのか?

①窓枠に取り付ける部分(ダクト=空気の取入れ口)のスペースが狭い!
 これ素晴らしい。
 窓枠に重たい本体を取り付けなくても良いというのは発想の転換。

②ドレンホースは?(水捨て不要だって!)
 通常、部屋の湿気を屋外に出すため「ドレンホース」というのがあり、
 通常のタイプなら配管と共に屋外へ排水するんですが、
 このエアコン内で排熱を利用して蒸発させるらしい。
 
 ちなみに「スポットエアコン」は排水タンクがあり、定期的にタンク内に
 たまった水を自分で捨てに行く必要がある。
 ※除湿器で溜まった水を捨てる感じです。

 ③換気が出来る!(通常のエアコンは換気が出来ない)
  
ダイキンの「うるさら」は換気出来るが、あれは特別。

  通常のルームエアコンは換気機能はないのです。
  しかし、このスポットエアコンには換気機能も付いているとの事で、
  中々やるなと思った。

 ④本体が移動できる
  窓枠に付ける排気パネルと本体が蛇腹パイプでつながっている為、
  多少の移動が可能に。本体の向きが変えられるって素晴らしい。
  ダクトパイプは約300~1200mmまで伸縮するらしい。

 ※疑問点あり
  
除湿モードがあるけど、これも排熱蒸発させるのかな?
  この部分はメーカーに聞かなきゃよくわからないので、私の中では
  ???となっている。

<アイリスさんの家電>

有名な話だが、大手国内メーカーの技術者がC国やK国に引き抜かれている悲しい現状に、何とか技術を国内で生かしたいという事から、優秀な国内技術者の受け入れ先になっている。
さらに経営者の「やってみなはれ」精神も相まって面白い商品があるのがこのメーカーの良いところ。
安かろう悪かろうと思われる方も多いかもしれないが、メーカーブランドだけでモノを選ぶ時代は終わってます。

<私も感じたが>

家電取扱業にいたので感じる事も多かったが、大手国内メーカーの製品は一般人はあまり使わない「便利な機能」をごちゃごちゃつけて「付加価値だ」として販売価格が上がる一方で、ユーザーはメーカーが考える「付加価値」を使いこなせない状況が多々。

ユーザーが求める「価値」との乖離が多く、メーカーの独りよがりと思えてならない製品が多かったと感じていた。

もちろん、使いこなせれば「便利」何だろうが、炊飯器の炊き方選び機能や洗濯機の洗剤別洗いコースとか、どれだけのユーザーが使っている事か?

数年前、「テレビでお絵かきが出来る」というテレビが発売されたが、その機能いるんか?誰が使うねんって思えて仕方なかった。
いう及ばず、すぐにそれらの機能は削除されていきました。
そんな機能つけても使われなかったという事。

アイリスさんの製品全てを礼賛するわけではないが、スマッシュヒットを飛ばすメーカーでもあり、良いものをソコソコの価格で提供してくる絶妙なメーカーと認識している。

ただ、数年前のアイリス製ルームエアコンは大手メーカーのOEM品だったが、修理にかかる時間やサービスサポートも微妙だったため、取り付け屋からは敬遠されていた時期もあった。
今は知らんけど。
そのあたりが改善されているといいなと思うばかりだ。

今後も様々なコト・モノについて多角的に見ていきたいと思います。サポート頂けた場合、それらのネタの足しにさせていただきたいと思います。