24時間の船旅!おがさわら丸乗船記
こんにちは
今回は縁あって小笠原父島に行ってきましたので、訪島する際に乗った船である、おがさわら丸の乗船記を書いてみようかと思います。
今後、小笠原訪問する方の不安払拭や疑問点解消の一助になれば幸いです。
乗船まで〜
・乗船券の購入
買い方は、小笠原海運のホームページに書いてあるので、それに従って買いましょう。
おがさわら丸は、東京の竹芝埠頭から出ています。首都圏の人以外は馴染みがない地名かもしれないですが、JRでいうと最寄りは浜松町。
駅を降りたら、スマホの地図とにらめっこしながら歩けば大丈夫です。
フェリーターミナルに着くと、窓口に列ができています。多分それがおがさわら丸の列です。
小笠原海運のホームページから予約した人は、事前にメールか何かで引換券をもらって印刷しているかと思いますので、それを受付で提示すると乗船券と引き換えてもらえます。
※他の手段で予約した人は、窓口が違う場合もありますので、分からなかったスタッフに聞けばいいです。
乗船券を入手したら、あとは乗船の案内があるまで待ちましょう。
フェリーターミナル内には、簡単なショップなどもあります。
いざ乗船!
時間になると、案内がありますので自分の番になったら乗船していきましょう。
船内に入るとスタッフがいるので、乗船券のQRコードを提示すればok👌
その際に何デッキ(階)が自分の部屋か、教えてもらえます。
部屋は、一等室(個室)です。上からスイート、特一等、一等なので3番目のランクの部屋ということになります。これより下は、個室ではないです。
1人だと、一等以上は追加料金がかかりますが個人的には、一等以上にして、正解だったと思っています。というのも、やはり24時間の航海の中で1番長く過ごすのは自席です。自由に動けてプライベートが保証されている方が良いです。
また、一等は人数も限られているので、トイレ(大)やシャワー室も他の利用者とバッティングして待ちになるということは、まずないと思います。(今回の往復の利用でもありませんでした)
船内で過ごす24時間
さて、東京-父島の24hの航海のはじまりです。
陸から離れてしまうと伊豆諸島の島の横を通る時にちょっと入るくらいで電波は届かないです。おがさわら丸にはWi-Fiないので、事前に映画などDLしておくか、デジタルデトックスだと思って我慢しましょう。まぁ、ちょこちょこ楽しみ方はあるので、それを以下に記していきます。
・お見送り
東京でも父島でも出発時には盛大なお見送りがありますので、出発時には甲板に出て、お見送りを見ましょう。
帰りの父島のお見送りは、船で追いかけたりしてくれてすごいです。滞在中の思い出も相まって感動ものです。
天気が良ければ、出港後はそのまましばらく、甲板で景色眺めているのも良いですよ。
・ご飯
ネットが使えない中で1番の楽しみは、やはり食事
船内に食料を調達できる箇所は何ヶ所かあります。
私の利用したところを紹介していきます。
まず、代表的なのがレストランchichijima
一般的な食堂といった感じです。
朝昼夜と決まった時間に開店します。開店する際には船内放送があります。
値段は、少々高め。味は、まあ普通かと思いますが、動いている船内で食事をするのはワクワクします。
島塩ラーメンなど、小笠原のものを使ったメニューもあります。
続いては展望ラウンジhahajima
こちらは一日中やっています。
最上階である7デッキにあり、景色が良いです。
メニューは、スイーツなどが中心ですが、パスタなどちゃんと食事できるものもあるので、レストランchichijimaの開店時間を逃した場合には重宝します。ただ、こちらは席が少ないです。
レストランchichijimaは、回転がはやく席に困ることはありませんでしたが、こちらは座る場所を探すのに一苦労。席数もそうですし、ラウンジなので食事しなくても座ってる人いたりするからしょうがないですが、、
ちなみに、展望ラウンジhahajimaのメニューはテイクアウトできるので、席空いてなかったら持ち帰って部屋でゆっくり食べればいいです。
続いて、ショップドルフィン
こちらは、簡単な売店です。おみやげや食料が売ってます。
ここで売っている、牛乳もなかが、おいしいです。
続いて自販機
まぁ、これは船ではよく見る、パンとか売っている自販機ですね。簡単なパンやお菓子であればここで買えます。
その他、普通の飲み物売ってる自販機は何ヶ所かあります。
船内は、カード類は使えないですが、自販機以外は交通系IC使えますので、乗船前にしっかりとチャージしておきましょう。最初にも書きましたが、船内の1番の楽しみは食事ですので、これらの施設は結構使うことになると思います。
・水回り
船内で気持ちよく過ごすためには水回りも重要です。もちろん、ちゃんと揃っています。
まず、シャワー室。特に時間制限などはありません。
続いてトイレ。ウォシュレットつきです。
まぁ、特筆することはないですがどちらも清潔感があるので、気持ちよく使えます。
・その他イベント
その他にも、船内イベントがあります。
まずこれ、スタッフが小笠原の講義をしてくれます。30分程度ですが、見どころなど説明してくれるので、旅行のワクワク感が増しますよ。
続いては、景色。
天気が良ければ、伊豆諸島の島々が見えますので甲板に出て楽しみましょう。
他にも、小笠原についての展示があったり、本がおいてあったりします。
とまぁ、こんな感じで、ちょくちょく楽しめるイベントがありますので、ネットが繋がらなくてもそこまで退屈することなく24hを過ごすことができました。
ちなみに、帰りは滞在中に撮った写真や動画を眺めながら過ごしているとあっという間に時間経ちます笑
多分1番の懸念点
まぁ、おがさわら丸1番の懸念点は暇なこと、、ではなくて「船酔い」ではないでしょうか。
私もグロッキーになってしまわないか乗る前はヒヤヒヤでした。ただ、薬はあまり飲みたくなかったので、酔い止めなしでおがさわら丸に挑みました。
で、結論はどうだったかと言うと、、特に酔うことはありませんでした。
まぁ、私はもともと電車やバスで酔うタイプではないというのもありますが、思っていた以上には揺れませんでした。
もちろん、太平洋を突っ切るわけなので、東京湾内に比べればゆったりとした揺れはありますし、海のコンディション次第かと思いますが、往復2回ともめちゃくちゃな揺れ方をすることはありませんでしたので、普段乗り物酔いしない人はまず大丈夫ではないかと思います。
ただ、自然相手ゆえ100%大丈夫かと言われると首を縦には触れません。おまもりとして、酔い止めを持っておくと良いです。(船内は酔い止めドロップみたいなのしか売ってないので、事前に購入必要です!)
オススメはアネロン。持続時間が長く、効果も強いので、24時間のおがさわら丸でも大丈夫です。
副作用でめちゃめちゃ眠くなるらしいですが💤
また、薬とは別に酔いにくくするために
・乗船前日はしっかり睡眠をとる
・脂っこいものを食べない
・空腹、満腹にならないようにする
・飴など定期的になめる
・あまり酔うことについて考えない
といった対策もしました。
また、伊豆諸島行などのおがさわら丸ほど長時間でない、太平洋を航行する船というのは他にもありますので、心配な人は、事前にそういう便に乗ってどんなものか試してみるのもいいかもしれません。
おわりに
今回は、小笠原に行く船、おがさわら丸について記しました。小笠原旅行をする際、島内でどのような工程を組んだとしても、2日間という大部分をおがさわら丸船内で過ごすことになります。
つまり、小笠原を楽しむためには、船内で快適に過ごすことがマストというわけです。
この記事を読んで、準備をしっかりとして、みなさんが楽しい旅行をできるよう願っています。
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