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単推し同担拒否人格が箱推しになった話

こんにちは。箱推しです。

SUPER★DRAGONを知り、推し始めてから早くも一年が過ぎました。早過ぎる。時の流れは諸行無常とは言いますが、早過ぎる。つい一週間前にハマったんじゃなかったっけって思うくらいにSUPER★DRAGONと共にある日々は思っている以上に過ぎ去るのが早い。

前世のお話をすると、私の前界隈は二次元アイドル兼声優のオタクでした。
諸事情により同担拒否をしていて、拗らせており割と難儀な思考回路だった事は認める。接触も割と積んだし、自己顕示欲も有り、何を持って充実と言い、満たされる推し活か正直分からなかった。

そんな私を虜にし、「箱推し」にしてしまったSUPER★DRAGONとはなんぞ。

SUPER★DRAGONとは

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SUPER★DRAGONは、スターダストプロモーションの若手俳優集団EBiDANから生まれた、9人組ダンス&ボーカルユニット。スパドラと略される。
ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、Newミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが魅力。
年長4人組「ファイヤードラゴン」、年少5人組「サンダードラゴン」グループ内派生ユニットも存在し更に多様性に富んでいる。


EBiDAN界隈に足を踏み入れる原因になった某原因さん。コロナ前エビライ2020に行く気満々だった私は他のグループを勉強しようと「EBiDAN THE LIVE 2019」をBGMに課題をしていた。
音楽観が合うアーティストじゃないと長続きしないという事を経験上踏まえて映像は見ずに耳から入る判断をしたあの時の私を褒め讃えたい。
つまり音楽観がドンピシャだった。
折り紙を切りながらピクトグラムを作っていた6限の授業中に私は「SUPER★DRAGON」に出会ってしまったのだ。

メンバー紹介

スパドラは全9名の大所帯グループ。
上は22歳〜下は16歳。年齢差小学校丸々一つ離れている。吃驚。

以下ざっくりとメンバー紹介

志村玲於 (しむられお) [ダンサー]

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1999/01/29 (22歳)
スパドラ最年長。みんなのママ。
弄られ雑な扱いを受けがちだけど、みんな愛故。
趣味は紅茶。お顔やファッションもお上品で甘い。
のに、筋肉隆々が故に袖が千切られがちな人。
力強いダンスが特徴的。あのかっこいい踊り方してる人誰だろうと思ったら大体玲於くん。

古川毅 (ふるかわつよし) [ボーカル]

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2000/02/27 (21歳)
天然ボーカル。お兄ちゃんムーブが止まらない。
俳優活動も盛んに行う広告塔さん。そう。3A須永です。
リアル八頭身の彼はファッションに明るくグループ内きってのオシャレ番長さん。
また、ボーカルとしてのスキルも確かな物で、質高くテクニックで歌い上げる彼の歌声は圧巻。

ジャン海渡 (じゃんかいと) [ラッパー] 

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2000/05/04 (20歳)
日本とトルコのハーフ。巧みな日本語を使いこなす分け隔てないムードメーカーさん。
彼の存在がグループ感のセクシュアリティという概念を取り払っていると言っても過言では無い。
感覚も優れていて尚且つ努力も惜しまないとにかく取り巻く全てがクリエイティブに富んだ人。


飯島颯 (いいじまはやて) [ダンサー]

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2001/10/12 (19歳)
穏やかで優しさ溢れる優等生。タガを自らコントロールして外すタイプ。
真面目でしっかりしているけど、なんか弟感は拭えない。振られたボケにはしっかり突っ込むし、頭の中で整理をしてしっかりボケる。
彼の周りの時間は0.5秒遅れてる気がする位おっとりしているけど、ステージでは人が変わったようにダイナミックに踊り魅せてくれる人。

伊藤壮吾 (いとうそうご) [ダンサー]

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2003/02/17 (18歳)
鉄オタ"ド"ベビーフェイス。生まれ落ちた時から鉄道が好き。「おぎゃーガタンゴトン」
大好きな鉄道を仕事に繋げバラエティ番組にも多く出演している広告塔さん。
バブい見た目とは裏腹にサバサバしていて俯瞰的に物事を見るのに長けています。基本的に人に興味は無いが、狭く深く故なのかメンバーと鉄道には大きな愛を注ぐ。

田中洸希 (たなかこうき) [ボーカル・ラップ・ビートボックス]

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2003/02/27 (18歳)
センターが似合う男。枠に囚われないマルチプレイヤーさん。
ボーカル、ラップ、ヒューマンビートボックス、ダンスとマルチにこなしつつ質は落とさないしクオリティも高い凄い人。貪欲だけど、謙虚。ファンとの繋がりを心底大切にしてくれている印象。表舞台に輝いている姿が生きているからこそセンターに立っていて欲しい。

池田彪馬 (いけだひょうま) [ボーカル]

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2003/06/02 (17歳)
美麗で妖艶。神様に愛された声帯を持っている。多分前世は神の御前で歌ってた。
「お色気モンスター」の一言で片付けるには言葉足らずな程、美しく高貴で艶やかに色々な顔を魅せてくれる人。
甘く伸びやかで繊細な歌声。滑らかで芯のあるダンス。
彼が世にいうスキルメン。

松村和哉 (まつむらともや) [ラッパー]

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2004/04/15 (17歳)
武士道漢侍。年齢詐称を疑う程達観し、広辞苑の様な語彙力が武器。
自身の強みを理解し、飲み込んだ知識を吸収して身に付けるのが上手な人だなと思います。それ故常に進化していて見ていて飽きない。
毒舌ツンデレとの事ですが、最近では(ツン)デレ甘でメンバーに絡んでいる。

柴崎楽 (しばざきらく) [ダンサー]

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2004/04/28 (16歳)
存在が芸術。蝶よ花よと愛でられる末っ子ちゃん。
芸術作品のような美しさと中性的な佇まいを持ち合わせている。物腰も柔らかく、独特の時間が流れているジブリのキャラクターみたい。
芯が細く中性的なスタイルを生かした滑らかな身体の使い方をしたかと思いきやキレよく男性的に踊ったりする。スタイルと踊り方のギャップを楽しむのも乙。


現在の個人主観でそれぞれ書かせていただいたけれど、当時は9人のお名前とお顔を一致させるのに必死でした。
多いからね、ジャンくんは初日に覚えたけれど。


お勉強編

音楽観にハマった事もあり、とりあえずMVを上から下まで片っ端に見る事にした。
最初に見たMVはこれ。

My Playlist / SUPER★DRAGON

今思えば正解に触れるのが早過ぎた気がする。
つまりドボン。こんな音楽をアイドルが歌うのかとひっくり返った。聴きまくった。
通学中、電車のホームの端から端までMy Playlistを聴きながら歩いたもんだ。

お次はこちら。

WARNING / SUPER★DRAGON

やっと9人出演のMVを見た。
上にあったからDance&Lipから見た。
またもやひっくり返った。こんな音楽をアイドルが(略)
聴きまくった。見まくった。
バタフライツイストかっこいい人が玲於くんと覚えた。
パツパツのパンツで腰振ってた人が彪馬くんと覚えた。
LipのMVがあると誰の歌声が判断できるのでとても良い。

とにかく楽曲にハマった。
元々好きなジャンルが、EDM、R&B、ハウス、ポップ、メタルロック周辺だったので様々なジャンルを攻めつつスタイルを確立しているSUPER★DRAGONさんの楽曲は感触が良かった。


第二ステップとして人物像を掴む為に「SUPER★DRAGON TV」を見始める。

初めて見たスパドラTVはこれ

SUPER★DRAGON TV#60 ビンタン島&シンガポール / 写真集撮影メイキング 

踏んだ理由はサムネが青くて綺麗だったから。
写真集撮影のメイキングだと知り、顔を覚えるには最適だと思ったので知識を吸収しては答え合わせをする。つまりスパドラTV#60のリピーター。
これを見た数日後にWARNA WARNIを購入し、後に「WARNA WARNI」を崇め奉る事になる。


選り取りみどりな御顔立ち

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そう。SUPER★DRAGONさんお顔の系統が多種多様。
爽やかイケメン、中性的イケメン、甘顔イケメン、ハーフイケメン…etc.
高級ホテルのビュッフェみたい。中華もあればイタリアンもあって、お寿司もあって、スイーツもある。みたいな。

九人九色


とにかく全員顔が整っている。

だが!わたしの乙女心を擽るタイプの顔面はいない。
勿論好きなパーツやら造形について語り始めたらキリがない位に整っていると思っている。し、ミーハー心は忘れない。

でもタイプの顔面はいなかった。

そう、一目惚れなる顔からのスタートがきれなかった。


日々お勉強を重ね、推しができるかと思いきやできず。
そもそも推しって直感とファーストインプレッションからスタートするものだったりするのに、SUPER★DRAGONの中に良い意味で「この人」っていう人が居なかった。

でも生意気ながらSUPER★DRAGONという概念を好きになってしまったので初見から二週間でオフィシャルファンクラブ AREA SDに入会する事になる。

さて、ここで難問を突きつけられる。
FCアプリが「推しメン」を選択しろと言い始めた。
「そんな残酷な事させるのかよ」と思った。だが運営は慈悲深かった!!!グループ感から箱推しが生まれることを予測済みなのか「全員」の選択欄があった!!!!!

ここで私は「箱推し」になった。
それだけ?って思うでしょう。決定打そこ?って思うでしょう。
自分でもびっくりする位に単純で明快な答えだった。

「あっ、私箱推しなんだ」って思ったら推しを絞ろうという思考が消え去った。


箱推しの概念

って難しい。

「箱推し」とはアイドルグループにおいて、特定の一人を応援するのではなくグループ全体を応援することを指します。
勘違いしやすいですが「箱推し」は、全メンバーを等しく愛しているわけではなく、好きな特定のメンバーはおらずグループ全体を応援していることを指します。

はにゃ?????

しかしその実態は博愛主義的精神である場合が多く、個よりも全を愛していることが多い。
なぜグループとして売り出されているのか?それは全体のバランスにも魅力があるからである。
またグループ全体を俯瞰して見た時に、そのグループの活動内容やコンセプト、さらにプロデューサーや事務所の方針・戦略までをも感じることができるようになる。そこに介在する何らかの要因も魅力の一つであり、箱推しの人はいわばプロデューサー的な目線で楽しんでいるともいえることだろう。

成程。と心に留めておく。所詮ネットの辞書だ。
私は自身のスタンスに茶々を入れられるのは嫌いだし、独自の視点で推している。
私は「SUPER★DRAGON」という全が好きだし、俯瞰して見た時の構図が好きだったりする。P目線って観点では前世界隈を思い出してもそうだと思う。
だが上記の勘違いしがちなそれ「全メンバーを平等に愛している」。
自分でも吃驚する位に「純度100%」でSUPER★DRAGONの個も愛してる。
じゃあDDなんですか。と片付けられるのは不快。
だって誰でも大好き。じゃないから。DDじゃないと言い張る。


でも待って。私単推し同担拒否人格ですよ。と脳内で警報が鳴り話は拗れる。
回想するとただ価値観が合う同担に出会えず、自ら閉じ篭っただけ。だが箱推し。それを好きな人全てが推し被りになる。
でもそんな思考どうでもいいくらいにSUPER★DRAGONを好きになってしまったので同担拒否という思考を捨てた。
丸くなって大人になったね。

まぁ、そんなこんなで箱推しとして新たな人格と心持ちを胸に推し事をスタートさせたのだ。


新型コロちゃんの到来

直近のイベントがあった。「IDENTIFY NINE日比谷野音BluRay発売記念イベント」だ。
当日私はトウキヨドームに居たので、「和哉さんインフルお大事に」と荒れ模様の空のダイバーシティに想いを馳せる事しか出来なかった。
凄い雨だったよね。

これに行っておけば!!!!!!!!!!!!!!
ウイルスに九龍領域を蹂躙されても正気を保てたかもしれなかった。
だがわたしはトウキヨドームで後輩グループのジュトゥブを踊り狂っていた。阿呆だ。


後日イベント後のオフショを見、ベロア生地フェチの私はこちらのアクスタを購入する事になる。タカラモノ。

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さて。SUPER★DRAGONさんの凄い所はここから。
彼等はzoomを取り入れ、インスタライブリレー龍の部屋を行い、宣言開始から僅か3ヶ月でオンラインライブを開催。逸早くデジタルに移行したのだ。本当に凄い。
更には宣言解除後現在もFC動画をYouTubeに公開するといった有能っぷり。

新規獲得は勿論。クリエイティブな強みを生かして作り上げる物で顧客の手も離さない。
なんて凄いグループなんだSUPER★DRAGON。
と最早運営を推し始める。


SUPER★DRAGONが傍に居た新生活

新生活にも慣れ始め、オンラインがちょっぴり当たり前になってきた時。
SUPER★DRAGONさんに遂に会える!!!となったのが11月の話。そうドラフェス。
表舞台の人が背負う悔しさがあるだろうに、そんな顔ひとつ見せず常に笑顔でファンに寄り添ってくれたSUPER★DRAGONさんが涙を見せてくれたあの日。
死ぬ程嬉しかったと同時になんか会えない予感がしてた。
だってなんかあの時凄く生き急いでた。

春ツの九龍が中止になった通知を受けた時と気持ちの持ちようは違っていたけど、だろうなって冷静に咀嚼した。
せめて席だけは知りたかったなーーーー。

対面リアルライブの苦悩

3月付近周囲が対面を再開し始め、来るかな?と思ったらキタ!
「NEO CYBER CITY -ネオサイバーシティ-」

まじで困った。
今まではカメラ越しに切り替わる映像を有難く享受し、それぞれの曲のポイント毎に推しを設け凝視する。といった感じで楽しんでいた。
それはその人がカメラに抜かれないと意味が無い。

だがリアルライブは自分の目で見なきゃいけない。し、
好きなポイントを自分の目で見れる。
これまでのオタク人生で一番目ん玉が足りないと思った日だった。

付き添わせた友人に「あんたは忙しくて見てないだろうけど松村さん舌ペロしたり、指さししたり結構サービスするのね」
と言われ半狂乱になった。そんなの見てねぇ。知らねぇ。

ダンス経験者の性なのか、歌っている人やモニターより踊っている人やフォーメーションを必死になって記憶していた。
配信アーカイブって便利なサービスだな。

強欲なので、全員のセルフマルチカメラと俯瞰カメラをしたい。各部10公演やって欲しい。全部合わせたら帝劇の公演数位あるウケるごめんなさい。


2度目で双眼鏡を持って入り、MC中は永遠に双眼鏡を覗き見えもしない銀髪になった颯くんのつむじを探した。
けど、虚しくなった。双眼鏡を覗くのって今までと変わらないじゃんと思った。
次のライブで私はもう双眼鏡は持っていかないと思う。


寿命と充実した人生

当初鍵垢で壁打ちをしていた私に「絵垢作れば?」と言った友人に感謝したい。
公開垢でお友達を作ることでコンテンツに縛られていたかったので、半ば強制力を持たせる為にアカウントを作ったと言っても過言ではない。
それくらい好きであり続けたい出会いだったので。


ピースを埋めてくれるのは、最終的に貴方達なんです。
僕らには貴方達がいないと活動していく意味は無いし、自分達善がりにやっていくつもりは全く無い。
己の限界、究極を突き詰めて行くべき。それが皆に見せる姿勢だと思っているし、それが僕達のスタイルだから。
その姿に、モチベーションが上がったなとか元気を貰ったなとか。そういう皆さんの反応を見て僕らも救われています。

いつでも僕らの音楽が、皆さんの一瞬の救いになればいいなと思っています。これからも僕ら、誇れる存在でありたいなと思います。

古川毅が紡いでくれた言葉がこれまで耐えてきた憤りや未来への不安を取り払ってくれた気がした。

独り善がりに一方通行に気持ちを大きくさせなくていいよ。って投げてくれている気がした。

私の元推しは恐らくオタクが嫌いだった。言葉で明確に感謝なんてされた事がなかった。
それでも良かったから、ただ気持ちを抱えているだけでいいと思っていたけれど、どうやらそうしなくてもいいらしい。

彼等は、前進しながらも振り返って「着いてきてるかー?」って手を振ってくれている。
SUPER★DRAGONさんとファンとの関係は一体感があって強固で暖かい。けどなんか儚い。
彼等は離れる物を必死に追わない。何時しかのインスタライブで言っていた「スパドラに戻ってくるから」が多分全てなんだと思う。
絶対的自信。振るいかざさない執着にしがみつきたくなる。Mかな。

SUPER★DRAGONさんの想い描く未来の原動力はオタクには計り知れないけど、それを動かすちょっとしたピースになっているって言葉にして伝えてくれた。
これだけで充分で、愛せる意味になったと思った。


今のスタンスではしがないオタクの存在なんて認識しなくていいと思っている。それでもいつか透明な板なんて無くてもお話出来る時が来たなら「貴方達のお陰で毎日が楽しい」と伝えたい。生きる糧とか言い方は沢山あるけど、抽象的でも素直に毎日が楽しい事を伝えたい。


好きになれて良かった。箱推しで良かった。
私は今とっても幸せです。

ありがとうSUPER★DRAGON。



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