ぱっと見京成杯
目につくのは1番人気、ルメールの字面。
シンザン・フェアリーと有力と目された馬を連続で飛ばしているが今回はどうか。
アライバル
中山の芝2000で、新潟2歳ステークスの2着をどう評価したものかという。ただ、陣営は距離が伸びてもいいとコメントしていましたし、この馬はハービンジャー産駒ですから、この舞台設定は問題ないのでしょう。また、マイルで切れる脚がないのもこの路線に活路を求めたという証左にほかなりません。
どうして初戦はマイルだったんでしょうね。
新馬でのコメントには「これほど前向きな気性の2歳は見たことがない」とあります。新潟2歳の前には「落ち着き」というコメントがありました。迂遠な言い回しですがそういう気性ですから長めの距離は避けたんではないでしょうか。また、足元不安という話もあります。この馬の近親にはククナもいますが、あの子も勝ち切れませんでしたね。
大きくていきっぷりがよく、走り方もダイナミックで個人的には好きですが、やっぱり、何かに差されるかなあと。あるいは精神面での成長がなければレースと関係ないところで消耗するのかもしれないと。
この辺は鞍上と厩舎に期待ですかね。栗田厩舎は2018年から安定して勝ち星を稼いでおります。2019年からは重賞にも数多く出るようになり、タイトルホルダーなどで大きいところを取りましたね。
右回りは初めてですし、ダイナミックなので中山はどうかなというのもありますし、2倍台のオッズに見合うかは分かりませんね。ただ、素質という点では抜けていそうな気もして、この馬を消すのは難しいでしょうね。
個人的に、データとかは詳しくないのですが、前走マイルを使っていた馬は全然馬券に絡まないらしいですね。
オディロン
たぶん芝でもある程度はやれると思うんですが、ここではどうでしょうね。
梅花賞にも登録しているので、どうせならそちらがいいです。近親にソロフレーズがいますからね。2200という距離でスタミナ勝負なら面白そうです。個人馬主さんですし、ここは使わない気がします。
オニャンコポン
いい名前ですね。前走のホープフルは熱発などで満足な調整ができなかったため、人気を下回る走りでした。
今回はどうでしょうかね。立て直したとしてローテがかわいそうですし、こういうことになるのは厩舎力のなさなんでしょうか。あとは馬主さんの意向が強そうですね。現役馬ではオニャンコポンしか持ってませんし、どうせならって感じにも思えます。
エイシンフラッシュ産駒は重賞で全然走りませんが、ココロノトウダイも金杯で馬券に来ましたし、こと中山の芝レースだと可能性はありますね。
切れる脚はありません。前走は熱発で調整が上手く行かなかったとは言え致命傷というわけでもなかったでしょう。現に出走していますからね。ちょっと負けすぎかもしれません。流れはちょっと悪いかな。
サンストックトン
厩舎はいいですね。鹿戸さんところは昨年、エフフォーリアで大活躍しましたし、馬も新馬戦や2戦目で有力馬と差のない競馬をしましたし、3戦目では東京で上がり最速を出しました。3着以下は常に引き離していましたし、強かったと思います。
おや、と思ったのが松岡騎手が乗るということ。そういえば横山武史騎手は騎乗停止でしたね。これは松岡ジョッキー、チャンスだと思います。鹿戸厩舎が横山武史を乗せるくらい期待している馬ですから、いいところを見せたいですね。ウインブライトのイメージもありますが、中山得意な方ですし、
血統でもワールドエースで近親にサンアップルトンがいますからね。2戦目でも走ってましたから中山でも頑張れそうです。
タイセイディバイン
関西馬ですね。キャリアは5戦と豊富。高野厩舎も重賞成績いいですから、なくもないかなと思うんですが、今回は前目の馬が多そうですし、前走逃げてますからね。輸送もあるし、ちょっと買いづらいかなと。
松若騎手もモズスーパーフレアなどで逃げ巧者なイメージありますが、若駒をぶっ飛ばせるほどは腹くくれなさそうですね。
テラフォーミング
また相沢厩舎がいますね。めちゃめちゃ重賞出てきてるイメージです。
前走は東スポ杯ですが、テンダンスに千切られてますし、鞍上も石川ジョッキーのままですから、ヤリの気配とは程遠いかなと
テンダンス
前項のテラフォーミングをちぎったのがこの馬。実績は上位ですね。輸送も一度経験していますし、関西馬ですが問題なさそうではあります。
そこまで切れる脚はないですが、スタートもいいですし、馬格もあります。ただ、内目の枠は欲しいですね。前走より人気も背負うでしょうし、和田ジョッキーも上位人気で積極的に買いたくはないです。ただ、彼が関東圏へ足を伸ばした時は結構成績いいイメージがあります。
トーセンヴァンノ
東スポ杯で考えると、やっぱりテンダンスに負けてますからね。現状、厳しそうです。
トゥーサン
怖い1頭ですね。
めっちゃ雑な比較なんですけど、テンダンスが未勝利勝ち上がったときの3着馬がセレブレイトガイズで、0,7秒差。トゥーサンは新馬戦でセレブレイトに1,3秒の差をつけています。まあまあまあもちろん馬場も場所も何もかも違うんですが、それなりの力はありそうです。重馬場で勝った牝馬ですが、キタサンブラック産駒は道悪に強いというデータもあるらしいですから、新馬戦のパフォーマンスをそのまま受け取るのはアレですが。
とはいえ唯一の牝馬で参戦ですし、厩舎はすごく勢いのある吉岡厩舎。名門角居厩舎で経験を積んできた人で、デビューして14勝。2年目で27勝して重賞2つ取ってますからね。異常とも言える成績です。
面白そうなんですけど、輸送だったり、厩舎的にはダートのが得意なのかなとか、課題は色々ありますが、新馬戦からの成長もあるでしょうし、印は回してみたいですね。
個人的に、三浦ジョッキーもチャンスかなと。想定は確か、田辺騎手だったんですよね。ところが彼はコロナ関連で騎乗を見合わせている。
やっぱり厩舎としても大きいところで頑張ってくれると次も起用したいなと思うはずですし、三浦騎手もテン乗りですが関東圏、それも中山ですからね。
ニシノムネヲウツ
いいですね。私の好きなドゥラメンテ産駒です。逃げるドゥラメンテ産駒は素晴らしい。ただ、今回は捕まりそうかなと。
ハナキリ
ダートの馬ですね。森厩舎ですし芝では、しかもここでは買えませんね。
フジマサフリーダム
うーん。ちょっと買いたい材料が見当たらないですね。調教はいいらしいと聞いたのですが、それくらいかな。新馬組は相性がいいらしいんですが……
ホウオウプレミア
愛知杯のホウオウエミーズでも触れたのですが、調子のいいホウオウさんとこの有力馬ですね。
新馬・百日草では陣営が「完成は先」と奥の深い馬であることを示唆していました。京成杯という舞台で馬がどうなっているかですね。
前走の百日草はゲートを出た後ヨレちゃっていました。少頭数で東京コースというのもあり、特に問題はなさそうでしたが、今回は中山で多頭数ですからね。また、これまでの2戦ともがスロー展開だったのも気にかかります。
外枠がいいですかね。ただ、今の中山はイン差しって感じにも思えて、個人的にはこの人気の馬かなあというところはあります。
エンジンがかかるのは遅いイメージですが、いい足ですからね。消すまでには至らないかなというのも。
ルークスヘリオス
恐らく人気よりかは走るでしょうね。
エイシンフラッシュ産駒で、中川厩舎も重賞とはとんと縁遠いですが、絡むなら中山でしょう。
追い込んでくるならなくもないかなですが、単純に斤量が56まで増えますからね。大きな馬なので苦にはしないでしょうが、それでもプラス材料ではないでしょう。
鞍上もルーキー永野騎手のままでしょうか。彼、負傷していた気がしますね。うーん。ちょっと難しそうかな。
ロジハービン
うわーー、これ難しいラインです。ハービンジャー産駒ですし、国枝厩舎、ロジの久米田氏、村田牧場というのも悪くないですし、関東圏で戸崎騎手です。
前走も詰まってたけど差し切りましたからね。ちょっと保留ですかね。この馬に関しては。
ヴェールランス
テンダンスに新馬で勝ってますし、エリカ賞でも強かったですからね。能力は上位でしょう。
輸送があること、少し小柄な馬だということが気になるくらいでしょうか。テンダンスとの力関係で考えるなら、後はもうどっちがいい枠引けるかですね。
ヴェローナシチー
佐々木×団野のコンビですからね。気になります。
阪神で未勝利勝ち上がったときもロンスパ決めて上がり最速と強そうなことしてますね。輸送が控えてますが、大きい馬ですし大丈夫かなという気はします。
気にかかるのは、やっぱりシチーさんとこの馬ということでしょうか。あんまり芝で大きいところを取るイメージもないんですよね。
展開について
前に行く馬が多いですね。多頭数になりそうですし、ペースは多少なりとも上がりそうです。ドスローにはならないのでは。
後ろ過ぎても届かないのはしようがないですね。ある程度動ける馬がいいですが……ほんま難しいですね。
枠順発表前の印
◎サンストックトン
○テンダンス
▲アライバル
☆ヴェローナシチー
△トゥーサン ホウオウプレミア ヴェールランス
無印ですがオッズ次第でロジハービン
本命はここから。もう少し人気するでしょうが、この世代の有力馬といい勝負し続けているのは好感が持てます。特にホウオウプレミア、レヴァンジル、エピファニーあたりですね。で、プレミアが3人気でこの馬が人気ないならここからいくでしょうという話。
やっぱり鹿戸厩舎の期待馬でしょうし、前走で後ろからの競馬ができたのも心強いですね。3戦目はめちゃ強そうに見えました。位置を下げても問題ないでしょう。
プラス、未勝利後、横山騎手は「調子は6,7割くらいだった」ともコメント。はっきりいう人ですからそこは本当なんでしょう。今回は万全の体調で来てほしいですね。
不安点はテン乗りということ。松岡騎手、お願いします。
対抗は実績上位のここから。正直相手としては横並びなんですが、前目に行けるし、馬群も割れますし。内枠がいいですね。外なら印を下げます。
単穴は課題が多いも素質はピカイチ。
一発はメモリアルをここで達成か、佐々木厩舎のヴェローナで。
あとはトゥーサン、ホウオウ、ヴェールランスですね。
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